インフォメーション

2011-03-22 22:21:00
3月21日、1個150元の日本産「寿桃」(お年寄りの誕生祝いに使われる桃)が上海でいつものように売り出された。この白桃は味が非常によく、産地も震災被災地ではなく、従来通り入荷されて、お年寄りの誕生日プレゼントとして上海の人々に喜ばれているとのことだ。(編集YS)

 「人民網日本語版」2011年3月22日

2011-03-22 13:38:00
東日本大震災による原発事故を受けて、政府は日本から輸入されるすべての食品を対
象に放射性物質の量を抽出検査する。これまでは生鮮食品や野菜、水産物など一部に
限られていた。さらに品質管理当局は3C(コンシューマエレクトロニクス、コミュ
ニケーション、コンピューター)製品や機械、玩具などにも対象範囲を広げる意向を
固めており、具体化されれば日台貿易に広範な影響が及びそうだ。(台湾版編集長・
高田英俊)
http://news.nna.jp/free/news/20110322twd002A.html

2011-03-22 13:37:00
東日本大震災が香港の日本食業界に深刻な打撃を与えているようだ。食材の供給減少
に伴う仕入れコストの値上がりに加え、放射線問題が大々的に取り上げられたことで
客足が遠のき、飲食店経営に二重の重圧となっている。外食産業の従業員が加入する
労働組合「飲食業職工総会」は20日、「大量解雇にもつながりかねない」として政府
と関連業界に状況改善策の速やかな実施を求める声明を発表した。(香港・華南版編
集長・安部田和宏)
http://news.nna.jp/free/news/20110322hkd002A.html

2011-03-22 13:32:00

マルハニチロホールディングスのプレスリリース発表によると、
エビとカニ(加工された食品も含む)を年1回以上食べる割合を事前調査で確認
したところ、全体(事前調査回答者1778名)では、エビを年1回以上食べる
割合は95・3%、カニを年1回以上食べる割合は87・5%、エビとカニの両
方を年1回以上食べる割合は86・2%という結果となったそうです。

エビとカニの両方を年1回以上食べる割合を男女別、エリア別に見ると、男女別
では、男性87・8%、女性84・6%エリア別では北海道・東北86・2%、
関東86・1%、中部87・5%、近畿86・4%、中国・四国・九州85・0%という結果になったそうです。


このプレスリリースに関する詳しい内容はこちらをご参照下さい。
http://www.maruha-nichiro.co.jp/news/


2011-03-19 23:16:00

今回も「マ-ケティングの定義」の続きを説明しよう。

 

マ-ケティングの定義⑩

 

(3)1970年代(節約時代)

① 日本万博開催

 1970年(昭和45年)は、3月15日から9月13日までの6ケ月間、大阪府吹田市の千里丘陵で、日本万国博覧会(Japan World Exposition Osaka 1970)が開催された。この博覧会は、略して「万博(EXPO70)」とも呼ばれ、「人類の進歩と調和」がテ-マで世界から77ケ国参加して、入場者は621万人(外国人170万人)であった。

 日本人にとって、当時はまだまだ海外旅行はビジネスが中心であったが、この「万博」は、格好の海外の国々に触れる絶好の場で、海外旅行ブ-ムのきっかけになった。さらに、海外の料理を味わうことができて、新しい味覚を知ったのであった。

 

② ニクソン・ショック

 1971年(昭和46年)は、8月15日にアメリカ合衆国のニクソン大統領が、突如として「金とドルの交換一時停止、輸入品に対する一律10%の課徴金等」を発表した。世にいう「ニクソン・ショック」である。

 この結果、東京株式市場は暴落し、為替市場は固定相場が守り切れず、8月28日より円は変動相場制に移行した。円安を利用して対米輸出によって成長してきた日本経済は深刻な不況になり、長期にわたって高度成長に終止符が打たれた。

 

③ オイルショック

 1970年代は、何といっても第4次中東戦争を契機にした、オイルショックによる物価の高騰が、マ-ケティングの思想を覆してしまった。メ-カ-も何の手の打ちようがなく、ただ流されるままであった。トイレットペ-パ-のように物不足が喧伝され、混乱と大衆消費社会が一挙に崩壊してしまった。

 

④ 節約は美徳

 「消費は美徳」というように、テレビ・コマ-シャルに踊らされていた人々は、「節約は美徳」に転換していったが、物を買いたくても、狂乱物価では何も手が出ないのが真実の姿であり、耐久消費財の物あまり時代となった。

 

⑤ ささやかな楽しみ

流通サービス業関係は、ファ-ストフ-ド、コンビニエンスストア、持ち帰り弁当の登場と、ファミリ-・レストランのロ-ドサイド化なとといったように、ささやかな楽しみが外食を発展させた。

 

⑥ 自然志向、健康志向

 経済は低成長時代になり、企業は減量経営化をはかり危機を脱したが、貿易摩擦は拡大され、反公害、反工業志向も生まれたり、自然環境保護、消費者保護などが問題化されたり、自然志向、健康志向も一段と進み、企業の社会への対応が必要になってきた。

 

⑦ 生産技術のレベルアップ

 2度にわたるオイルショックは、わが国の生産技術のレベルを高める結果となり、家庭電器、自動車、メカトロニクスなど世界のリ-ダ-役にしてしまった。

 

⑧ 断絶の時代

 ドラッカ-の「断絶の時代」、レビットの「マ-ケティング発想法」「発展のマ-ケティング」、ロスチャイルドの「経営戦略発想法」などが紹介され、消費者志向の経営戦略やマ-ケティング戦略が本格的に議論されるようになった。

 

⑨ 小売業の動向

 1970年代に入ると、総合ス-パ-は、売場面積を拡大して、25003000坪の規模が出現した。また各地で提携や合併が積極的に行われ、第1次流通再編成時代となった。

 総合ス-パ-の躍進ぶりはすざましく、1972年(昭和47年)には、ついに小売業に占めるセルフサ-ビス店のシェアが、百貨店を上回って、ダイエ-が三越の売上高を抜き、小売業のトップの座についた。

 コンビニエンスストアは、1972年(昭和47年)に「マイショップ」が実験店を開始したことが報ぜられて、次々と新規の出店が行われた。

1973年(昭和48年)のオイル・ショックは、物不足を呼び、国民生活は混乱に陥った。1974年(昭和49年)には総合ス-パ-「便乗値上げ阻止」の声明を発表し、価格凍結や値下げを実施した。

 1978年(昭和53年)に大規模店舗法が成立し、実質的に総合ス-パ-の出店許可制となり、自治体単位で大中型店の進出阻止や出店凍結宣言が相次いだ。この結果、総合ス-パ-は、新しい成長路線の模索を行った。

 

⑩ フ-ドビジネスの動向

 1970年代は、海外企業が続々登場し、外食元年の年になった。1970年(昭和45年)は「ウインピ-」「シチュ-・ケトル」「KFC」。

1971年(昭和46年)は「ミスタ-・ド-ナツ」「マクドナルド」「ダンキン・ド-ナツ」「トニ-・ロ-マ」、1972年(昭和47年)は「A&W」、1973年(昭和48年)は「ピザハット」「ピザイン」「アンナミラ-ズ」「シェ-キ-ズ」「ウインナ-ワールド」「31アイスクリ-ム」、1974年(昭和49年)は「バ-ガ-・シェフ」「デニ-ズ」などが開店しファ-ストフ-ドという言葉がもたらされた。

一方、わが国の企業も、新たなチェ-ンが誕生した。1971年(昭和46年)は「ドムドム」「すかいら-く」、1972年(昭和47年)は「モスバ-ガ-」「ジロ-」「ロッテリア」、

1973年(昭和48年):「サイゼリア」「サンテオレ」、1974年(昭和49年)は本格的なロ-ドサイド・レストラン時代に突入、1976年(昭和51年)は「ほっかほっか亭」、1977年(昭和52年)は「肉のハナマサ」が開店した。

 

⑪ サ-ビス業の動向

 1970年(昭和45年)は、航空機ではジャンボ747型が導入、東名高速道路が開通し、交通革命が起こった。この年代は、ホテル業界では、海外企業との提携が活発に行われた。

 1975年(昭和50年)には、新幹線は岡山~博多間が開業し、東京~博多間が全通し、新たな交通網が形成され、レジャ-新時代を迎え、ヤマト運輸の小口貨物の翌日配達が可能になり、いよいよ宅配便時代の到来となった。

 

⑫ フランチャイズ・ビジネスの動向

 「フランチャイズ・ビジネス」は、第2次のブ-ムになった。ビジネス種類としては、建材、ス-パ-マ-ケット、ミニス-パ-、カ-用品、ファッション雑貨、紳士服、婦人服、ジ-ンズ、アイスクリ-ム、リビング・インテリア、日曜大工、コンビニエンスストア、靴、ギフト、ベ-カリ-、メガネ、持ち帰り寿司、持ち帰り弁当、コ-ヒ-専門店、和食、牛丼、ステ-キ、焼肉、ピザ、大衆食堂、ホテル、ブックレンタル、ヘア-ケア、ハウスクリ-ニング、居酒屋、カレ-、ピザ、たこ焼き、クレ-プ、自動車防錆、リネンサブライ、全身美容、ホテル、ミニュチュア・ゴルフコ-ス、エスティック、学習塾、軽印刷、フラワ-リ-ス、オフィスコ-ヒ-サ-ビス、DPEなど多岐にわたるビジネスが展開された。

 特に、コンビニエンスストアは、「ブルマ-ト」「セイコ-マ-ト」「ファミリ-マート」「ロ-ソン」「セブン-イレブン」などが展開を始め、コンビニエンス時代が始まった。

海外と提携した企業もフランチャイズ化を始めた。チェ-ンとしては、「ケンタッキ-・フライド・チキン」「ミスタ-・ド-ナツ」「ダンキン・ド-ナツ」「ニッポンレンタカ-サ-ビス」「ジ-バ-ト」「ディリ-クィ-ン」「ホリデイイン」「サ-ビスマスタ-」「31アイスクリ-ム」など、積極的な店舗開発が行われた。

 

【問い合せ先】

E-mail

kisihiro@mva.biglobe.ne.jp

H  P

http://w.w.w.kishida-consul.jp

 


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