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せいゆう丸釣行記

2017-04-20 03:10:00

最近はスマホという便利な小道具で、いつでもどこでも色んなサイトが見られるそうだが、自分は相変わらず壊れかけのガラケーしか使ってません。

 

よって情報収集は、自宅のパソコンでこうしてパチパチしながら短時間にしなきゃいけないので、タイムリーに情報キャッチ出来ないのが現状でございます。

 

特にスパコン予想の風の向きと強さに付いては毎朝パソコンに食い入るように見てますが、時間とともに予想は刻一刻変化するようで、予想が変化して肩透かしを喰らうこともありますが、ほぼ合ってる感じがいたします。

 

昨日は予想通りの強い西風に悩まされました。

 

 

 

出港は少し早くなって午前7時。

 

夜なか中吹き巻いてた西風が取れることなく、港の横の別荘に植えてあるワシントニアパームの大きな葉っぱがザーザーとたなびいておりました。

 

こんな時は潟でしか釣りにならないので、とりあえずいつものポイントにお船を着けてみるとバッチリ魚影が出てましたが、上の流れと下の流れが逆のようでありました。

 

お船を走らせている間にずっと気掛かりだったのは水温の低下でありまして、一昨日より1度以上下がっておりました。

 

一昨日実にお久しぶりの釣果に恵まれた訳ですが、急激な水温低下はお魚の口を閉ざしてしまいがちでして、予想通り仕掛けを落としても前日のようにパクパク喰ってきませんでした。

 

特にハリスがチト太かったり、針のチモトに大きめな発光玉などが付いている仕掛けには見たフリもされず、竿先がピクリともしませんでしたね。

 

こんな口を使わない時のために、1本針の細めで小さな針だけのシンプルな吹流しを用意しておくと良いかもね。

 

 

 

結局数匹のアジが釣れただけで時間だけが過ぎて行ったのですが、西風がああも強いとどうにもなりませんでしたが、しばらくすると少し緩んで来た気配があったので、チョイと沖の瀬に向かうことに。

 

 

 

沖の瀬にはお友達の漁師が先に来てましたがあまりパットしている風ではなかったので、やはり全体的に潟寄りは良くないと判断して、風がさらに緩んで来たので思い切ってもっと沖に行くことを決断しました。

 

深場の沖に到着するとグチャグチャの尖った波が色んな方向からやって来てるものだから、お船はドッタンバッタンして体の置き場が無い感じでしたが、幸いなことにお魚は沢山いらっしゃいましてサビキにパクパク喰って来てくれて、お刺身楽しめる程度にチョロっと釣れちゃいました。

 

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潮の流れがほとんど無かったのでイサキさんにはご登場頂けませんでしたが、アジの他にチダイやメジナも混じってくれて、楽しいひと時を味わえましたよ。

 

でもそのうちに南風が強くなってきまして、とりあえずお刺身確保できたこともあって、かなり早めの上がりにしました。

 

 

 

帰宅すると徘徊業務と称して毎日2回散歩で体を鍛えておられる 「レレレのおじさん」 からメールが来てまして、 「波に揺られて腰が痛いけど、今からお魚持って居酒屋に突入だあ!」 と、随分お元気なご様子でしたが、美味しいお魚釣るとそんな2次的なお楽しみもできますわね。

 

 

 

さあて今日は風がほとんど無い予報でしたので、激流の気配が無ければ一直線に沖に行って、美味しいお魚をとっ捕まえてきましょうかね。


2017-04-19 03:16:00

経験した者じゃないと分かりませんが、船酔いはキツいよね。

 

昨日船酔いが発生して船首で真っ青な顔をして寝ておられたが、しばらくしたら突然戻ってきてゾンビのように復活されてた。

 

しばらくして風向きが変わりお船の位置がズレたため、イカリの打ち換え作業をして後ろに戻ってきたらそのお方のお姿が無い。

 

もしやとキャビンの中を覗くと、いつの間にか我がベッドに伸びて倒れてるではないか。

 

イカリ打ち換えのチョイとした時間だったが、ゾンビ君にやられちゃいました。

 

 

酔ってキツいのに 「ベッドを明け渡しなさい」 とも言えず、デッキと運転席を行ったり来たりしていたが、まあ時間の経つのがやたら遅くて、当然昼寝が出来なかったので家に帰ったら寝不足でバタンキューでありました。

 

 

 

ところで昨日は、久しぶり大好きな潟でアジが幾らか釣れたのが嬉しいニュースでありました。

 

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この魚探の映像はほとんどカタクチイワシの魚影なんだけど、結構この中にデカアジが混じっているんだわ。

 

しかもイシガキダイが2匹釣れたので、ようやく潟にも春が来たのかも知れませんね。

 

 

 

昨日は上り潮が少し速かった上、午後になると南風が強く吹き始め、イカリが掛からなくなったので早上がりしましたが、あちらこちらにアジの魚影が出るようになったのは嬉しい限りでありますなあ。

 

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潮と風がキツくなければ、今日は沖の瀬に掛かってイサキのデカバンを釣ってみたいものだね。

 

 


2017-04-18 03:55:00

うだうだ書いてたら操船技術の解説も10回になりましたね。

 

今朝はチト寝坊したので簡単にイカリについて書いてみます。

 

 

 

マキ・シャカ船はイカリを打つことがないそうだが、かかり釣りで餌釣りのお船はイカリを打つのが基本であります。

 

そのイカリの種類はかなりあるようですが、普段自分が使っているのはこれ。

 

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5本の爪にブレードが付いていて、砂地にガッチリ掛かるけど、ある程度の岩礁地帯にも対応できます。

 

漁師イカリも使ったことあるけど、一旦岩に掛かってしまったらどうにもこうにも外れなくて、ロープを切る羽目になったこともあり、現在は使っておりません。

 

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アジ釣り主体の釣りの場合、砂地にいかにガッチリ掛けるかが重要なポイントなんですが、砂地にかけるだけならこのようなダンフォース型イカリが良いのかもしれませんが、岩に掛かると漁師イカリと同様に外れなくなってしまいます。

 

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これからイサキ釣りの機会が増えてくると岩礁地帯にイカリを打つことが多くなりますが、そんな時には鉄製のなまくらイカリに変えて簡単に回収できるようにしますが、やはり岩礁地帯でのイカリ打ちはリスクを伴いますね。

 

ですからチェーンを使いこのように細い紐を結いて頭から回収するようにしてますが、それでも年に1個はなくすかも知れません。

 

 

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以外と回収出来るケースとして、浮きにロープを結わえてほったらかしにしてると、翌日あたりに外れていることもあります。

 

エンジンの力でどれだけ引っ張っても外れなかったイカリが、波の力でユサユサされているうちにポコリと外れることもあるようです。

 

 

 

今日は西風でどれだけ波が落ちてるかが問題ですが、落ちていれば沖に出てみましょうかね。

 


2017-04-17 02:48:00

自分は山崎町に住んでおりますが、昨日は自治会の総会がありまして、議長を拝命してましたので漁をお休みしてました。

 

お若い方達は委任状でほとんど出席されないし、集まってくるのは高齢者ばかりで、総会ではなくほとんど敬老会のようでしたね。

 

 

 

ということでネタが無いので魚探のお話しをしましょうかね。

 

 

 

魚探はGPSと一緒になったGPS魚探が一般的かも知れませんが、自分は独立した魚探を備えております。

 

GPS魚探は画面が大きくても魚探が画面を分断するからあまり好みじゃなくて、GPSはGPS、魚探は魚探で操作してます。

 

 

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このお写真は自分が使っているのと同じフルノのFCV-620という機種なんですが、かなりスグレモノであります。

 

2画面になってまして、左が50キロヘルツで右が200キロヘルツの周波数での画面であります。

 

周波数の違いがどうなるかと申しますと、探知波の広がりが変わってまして、50キロヘルツは広く200キロヘルツは真下を映し出しております。

 

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このような広がりの違いがありまして、その結果の魚探画面がこれ。

 

 

 

 

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左が50キロヘルツで右が200キロヘルツの画面なんですが、自分の場合群れの正確な位置を把握するのに使い分けております。

 

 

ポイントに到着して注視するのが50キロヘルツのほうの画面なんですが、こちらにチラチラ魚影が映りだしたら200キロヘルツのほうに目を移し、魚影が出るか出ないかを確認します。

 

もし200キロヘルツに魚影が映されなかったらお船は魚群の端付近を通過して、真ん中あたりではなかったことになります。

 

残念ながら群れがお船の右側にいたのか、それとも左側にいたのかは判断できませんが、Uターンして進路を少しずらして後戻りすれば良いだけなんですが、その時はGPSの画面を見ながらうまく操船しなければなりません。

 

Uターンして200キロヘルツに魚影が出たら群れの中心に近い場所を通過したことになりますが、大事なのはここからでありまして、はやる心を抑えながら格子状に船を進めて、群れの範囲と中心部を把握することがとても重要になります。

 

つまりGPS画面と魚探画面を両方見ながら魚影の範囲と中心部をGPS画面にイメージして、イベントマークを打ち込んだりしてGPS画面に記憶させたりしても良いでしょう。

 

あとは群れの中心部と思われる位置に船を進め、お船の流れる方向と反対方向に70メートルくらい上流側に進んでイカリを打てば、中心部より20メートル位上流側にピタリとお船を着けられるという寸法であります。

 

その時点で魚影が出てなければロープを少しずつ出してやると、お船が中心部に近づくにつれて50キロヘルツの画面にチラチラ写り始めるはずだから、そこでロープを縛ってやれば魚群の上流側に上手く着けられたことになります。

 

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上の図面はGPSをイメージした手書きの漁場マップにお絵かきしたものですが、紫の点々がアジの群れで潮は矢印の通り南(下)から北(上)方向に流れてまして、Cの位置よりさらに20m位上流側に着けられたら最高なんです。

 

 

その時点ではお船の下にはお魚はいないけれど、それで丁度良いのであります。

 

潮の流れがある訳ですから仕掛けを落とすと当然潮下に流れて行きますので、群れの上流付近に針の付いた餌がプラプラすることになるんですなあ。

 

そのうちに餌の匂いにおびき寄せられて上流側にお魚が移動してくるから、仕掛けを落としてすぐに喰ってこなくても大丈夫なんですわ。

 

2~3投目でお魚が喰ってきたら最高の位置取りが出来たことになりますわよ。

 

 

 

こんな感じでアジが釣れ始めたら船長のお仕事はもう終わりでありまして、あとはキャビンの中で週間文春を読みながら昼寝する時間に突入できる訳であります。

 

 

 

今日・明日と荒天で漁はお休みになると思いますが、とりあえず夜明けの焼肉を楽しんで何をするか考えましょうかね。

 

自由人は超ボンビーだけど、このへんの自由さが心地よいですよね。

 

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一度自由人になったならばいすゞエルフの小日向さんじゃないけど、 「もう戻れない、戻れない!」 のであります。

 


2017-04-16 03:20:00

本来自分がやらなきゃいけない漁に関する統計を、何故かお馴染みタコ釣り名人さんがしてくれてた。

 

お話しによると、3月の出船率が49パーセントで5割を切ってて、そのうち沖に出られて比較的釣れた日は確か30パーセントを割り込んでたとおっしゃってた。

 

 

 

そうなのよ、3月はものすごく辛かったのよ。

 

水温が15度台の日が多く、潟にはお魚が全く居ない砂漠状態だったし、お友達の漁師が鵜戸沖や立石沖まで足を伸ばしてやっと市場に出す程度だったので、貧漁は仕方ないと言えば仕方なかったが、竿先が1度もプルルとしなかったこともあったので、本当に気の毒な日もありましたなあ。

 

でも陸は例年より桜の開花が遅かった今年ですが、海では南から暖かい潮が割と早めに来てくれて、時々黒潮の激流に悩まされることもありますが、潮がトロリと流れる日にはアジ・サバ・イサキ・チダイなどが活発に喰って来るようになりましたよ。

 

昨日も春の南風に悩まされながら、アジの数釣りを楽しめたようです。

 

 

 

昨日のスパコン予想では南風が午前中から吹く予想でしたが、それは確かに違わぬ情報と実感できまして、朝から南風が強く吹いておりました。

 

ただ南風と南西の風では大きく状況が変わるものなんですが、南西の風だと沖に行けば行くほど遠い日南方面から発生した波が押し寄せるからかなり高い波になりますが、潟寄りになると方向的に鵜戸からこっち側の磯場からしか波が発生しないので、船に到達する距離が短いから急に大人しくなりますね。

 

でも南の風になるともうどうにもなりませんで、はるか遠くの南の方から作られた太った大きな波があっと言う間に押し寄せてくるから、キャビンで昼寝してても風向きにはいつも神経尖らせております。

 

これホントだよ。

 

 

 

昨日も深い沖の瀬に向かって船を走らせましたが、南西からの風波がだんだん大きくなったのでUターンしていつもの沖の瀬に戻ると、次第に穏やかになってきました。

 

実はヨットの達人さんからの情報で、魚影が結構出ててアジが釣れてるとのことだったので、沖から迷わずUターンして戻る決断が出来ましたけど、それがなかったら沖で揺れに耐えながら竿を出していたかもね。

 

ヨットの達人さんの船の近くを探索すると確かに大きなアジの群れが魚探に映ってて、達人さんのお船の竿が曲がってる。

 

入念に探索して群れの中心と思しきポイントを特定し、その上流側約20メートル辺りにお船を泊めて釣りを開始しましたが、1投毎にお魚がぶら下がってくる感じで、口切れによるバラシも結構多かったようだがまずまずの釣果になったようです。

 

 

 

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チョロっとお刺身楽しめる程度でしたが、面白かったかも。

 

 

 

本当は深い沖の瀬でデカイイサキ混じりの釣りがしたかったけど、無理をせずにアジ中心の漁に切り替えて正解だったと思います。

 

 

あれほどの大きな群れになると競争心が沸くからか活性が一気に上がり、アジの数を稼ぐのにはサビキが圧倒的に有利になるのですが、サビキだとイサキが釣れる確立がすごく落ちるので、ある程度アジを確保したら敢えて天秤にする方が魚種を増やすのには役立ちそうです。

 

 

でも結局一昨日と同じようにお昼前で完全に南風に変わったので、躊躇せずに帰港して早上がりとなりました。

 

 

 

それから昨日は帰港後の操船レッスンの依頼が2件ありましたが、あいにく大潮のド干潮で入出港できないからお断りせざるを得ませんでしたが、それでもGPSに慣れる目的で小1時間せいゆう丸のGPSを弄りまわしておられたが、そんな取り組みは大歓迎ですね。

 

とにかく自分は1日4人しかお相手出来ないので、免許を持っておられる方は自力で沖に行ってお魚を捕まえてちょうだいな。

 

自分特製の海底地形図に全ポイントを打ち込んでる漁場全体の図面と、各ポイントの特徴を記した漁場マップと、GPSの画面が理解できるようになると、必ずお魚釣りを自力で楽しめるようになりますわよ。

 

慣れるまではせいゆう丸の隣にイカリを打って竿出せば、何かしら釣れると思いますがね。

 

 

 

辛かった冬の海が終わり、いよいよトビウオの子供がほヨチヨチと飛翔する季節となりました。

 

今年こそ自力の操船と漁に挑戦してみましょうや。

 

色々な種類の倶楽部艇を今後増やしていくから楽しみに、それまでにどんどん練習積んで腕を磨いてくださいな。

 

 

 

 

 


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