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せいゆう丸釣行記

2017-04-16 03:20:00

本来自分がやらなきゃいけない漁に関する統計を、何故かお馴染みタコ釣り名人さんがしてくれてた。

 

お話しによると、3月の出船率が49パーセントで5割を切ってて、そのうち沖に出られて比較的釣れた日は確か30パーセントを割り込んでたとおっしゃってた。

 

 

 

そうなのよ、3月はものすごく辛かったのよ。

 

水温が15度台の日が多く、潟にはお魚が全く居ない砂漠状態だったし、お友達の漁師が鵜戸沖や立石沖まで足を伸ばしてやっと市場に出す程度だったので、貧漁は仕方ないと言えば仕方なかったが、竿先が1度もプルルとしなかったこともあったので、本当に気の毒な日もありましたなあ。

 

でも陸は例年より桜の開花が遅かった今年ですが、海では南から暖かい潮が割と早めに来てくれて、時々黒潮の激流に悩まされることもありますが、潮がトロリと流れる日にはアジ・サバ・イサキ・チダイなどが活発に喰って来るようになりましたよ。

 

昨日も春の南風に悩まされながら、アジの数釣りを楽しめたようです。

 

 

 

昨日のスパコン予想では南風が午前中から吹く予想でしたが、それは確かに違わぬ情報と実感できまして、朝から南風が強く吹いておりました。

 

ただ南風と南西の風では大きく状況が変わるものなんですが、南西の風だと沖に行けば行くほど遠い日南方面から発生した波が押し寄せるからかなり高い波になりますが、潟寄りになると方向的に鵜戸からこっち側の磯場からしか波が発生しないので、船に到達する距離が短いから急に大人しくなりますね。

 

でも南の風になるともうどうにもなりませんで、はるか遠くの南の方から作られた太った大きな波があっと言う間に押し寄せてくるから、キャビンで昼寝してても風向きにはいつも神経尖らせております。

 

これホントだよ。

 

 

 

昨日も深い沖の瀬に向かって船を走らせましたが、南西からの風波がだんだん大きくなったのでUターンしていつもの沖の瀬に戻ると、次第に穏やかになってきました。

 

実はヨットの達人さんからの情報で、魚影が結構出ててアジが釣れてるとのことだったので、沖から迷わずUターンして戻る決断が出来ましたけど、それがなかったら沖で揺れに耐えながら竿を出していたかもね。

 

ヨットの達人さんの船の近くを探索すると確かに大きなアジの群れが魚探に映ってて、達人さんのお船の竿が曲がってる。

 

入念に探索して群れの中心と思しきポイントを特定し、その上流側約20メートル辺りにお船を泊めて釣りを開始しましたが、1投毎にお魚がぶら下がってくる感じで、口切れによるバラシも結構多かったようだがまずまずの釣果になったようです。

 

 

 

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チョロっとお刺身楽しめる程度でしたが、面白かったかも。

 

 

 

本当は深い沖の瀬でデカイイサキ混じりの釣りがしたかったけど、無理をせずにアジ中心の漁に切り替えて正解だったと思います。

 

 

あれほどの大きな群れになると競争心が沸くからか活性が一気に上がり、アジの数を稼ぐのにはサビキが圧倒的に有利になるのですが、サビキだとイサキが釣れる確立がすごく落ちるので、ある程度アジを確保したら敢えて天秤にする方が魚種を増やすのには役立ちそうです。

 

 

でも結局一昨日と同じようにお昼前で完全に南風に変わったので、躊躇せずに帰港して早上がりとなりました。

 

 

 

それから昨日は帰港後の操船レッスンの依頼が2件ありましたが、あいにく大潮のド干潮で入出港できないからお断りせざるを得ませんでしたが、それでもGPSに慣れる目的で小1時間せいゆう丸のGPSを弄りまわしておられたが、そんな取り組みは大歓迎ですね。

 

とにかく自分は1日4人しかお相手出来ないので、免許を持っておられる方は自力で沖に行ってお魚を捕まえてちょうだいな。

 

自分特製の海底地形図に全ポイントを打ち込んでる漁場全体の図面と、各ポイントの特徴を記した漁場マップと、GPSの画面が理解できるようになると、必ずお魚釣りを自力で楽しめるようになりますわよ。

 

慣れるまではせいゆう丸の隣にイカリを打って竿出せば、何かしら釣れると思いますがね。

 

 

 

辛かった冬の海が終わり、いよいよトビウオの子供がほヨチヨチと飛翔する季節となりました。

 

今年こそ自力の操船と漁に挑戦してみましょうや。

 

色々な種類の倶楽部艇を今後増やしていくから楽しみに、それまでにどんどん練習積んで腕を磨いてくださいな。