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せいゆう丸釣行記
自分は山崎町に住んでおりますが、昨日は自治会の総会がありまして、議長を拝命してましたので漁をお休みしてました。
お若い方達は委任状でほとんど出席されないし、集まってくるのは高齢者ばかりで、総会ではなくほとんど敬老会のようでしたね。
ということでネタが無いので魚探のお話しをしましょうかね。
魚探はGPSと一緒になったGPS魚探が一般的かも知れませんが、自分は独立した魚探を備えております。
GPS魚探は画面が大きくても魚探が画面を分断するからあまり好みじゃなくて、GPSはGPS、魚探は魚探で操作してます。
このお写真は自分が使っているのと同じフルノのFCV-620という機種なんですが、かなりスグレモノであります。
2画面になってまして、左が50キロヘルツで右が200キロヘルツの周波数での画面であります。
周波数の違いがどうなるかと申しますと、探知波の広がりが変わってまして、50キロヘルツは広く200キロヘルツは真下を映し出しております。
このような広がりの違いがありまして、その結果の魚探画面がこれ。
左が50キロヘルツで右が200キロヘルツの画面なんですが、自分の場合群れの正確な位置を把握するのに使い分けております。
ポイントに到着して注視するのが50キロヘルツのほうの画面なんですが、こちらにチラチラ魚影が映りだしたら200キロヘルツのほうに目を移し、魚影が出るか出ないかを確認します。
もし200キロヘルツに魚影が映されなかったらお船は魚群の端付近を通過して、真ん中あたりではなかったことになります。
残念ながら群れがお船の右側にいたのか、それとも左側にいたのかは判断できませんが、Uターンして進路を少しずらして後戻りすれば良いだけなんですが、その時はGPSの画面を見ながらうまく操船しなければなりません。
Uターンして200キロヘルツに魚影が出たら群れの中心に近い場所を通過したことになりますが、大事なのはここからでありまして、はやる心を抑えながら格子状に船を進めて、群れの範囲と中心部を把握することがとても重要になります。
つまりGPS画面と魚探画面を両方見ながら魚影の範囲と中心部をGPS画面にイメージして、イベントマークを打ち込んだりしてGPS画面に記憶させたりしても良いでしょう。
あとは群れの中心部と思われる位置に船を進め、お船の流れる方向と反対方向に70メートルくらい上流側に進んでイカリを打てば、中心部より20メートル位上流側にピタリとお船を着けられるという寸法であります。
その時点で魚影が出てなければロープを少しずつ出してやると、お船が中心部に近づくにつれて50キロヘルツの画面にチラチラ写り始めるはずだから、そこでロープを縛ってやれば魚群の上流側に上手く着けられたことになります。
上の図面はGPSをイメージした手書きの漁場マップにお絵かきしたものですが、紫の点々がアジの群れで潮は矢印の通り南(下)から北(上)方向に流れてまして、Cの位置よりさらに20m位上流側に着けられたら最高なんです。
その時点ではお船の下にはお魚はいないけれど、それで丁度良いのであります。
潮の流れがある訳ですから仕掛けを落とすと当然潮下に流れて行きますので、群れの上流付近に針の付いた餌がプラプラすることになるんですなあ。
そのうちに餌の匂いにおびき寄せられて上流側にお魚が移動してくるから、仕掛けを落としてすぐに喰ってこなくても大丈夫なんですわ。
2~3投目でお魚が喰ってきたら最高の位置取りが出来たことになりますわよ。
こんな感じでアジが釣れ始めたら船長のお仕事はもう終わりでありまして、あとはキャビンの中で週間文春を読みながら昼寝する時間に突入できる訳であります。
今日・明日と荒天で漁はお休みになると思いますが、とりあえず夜明けの焼肉を楽しんで何をするか考えましょうかね。
自由人は超ボンビーだけど、このへんの自由さが心地よいですよね。
一度自由人になったならばいすゞエルフの小日向さんじゃないけど、 「もう戻れない、戻れない!」 のであります。