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せいゆう丸釣行記

2017-04-10 05:45:00

昨日いつものように半額ハンティングした後堀切峠から日向灘を観察しますと、一昨日までの荒れた海況とうって変わったベタ凪ぎの海になってて、ここまで凪ぐとはチョイと想像できませんでしたね。

 

風・波ともほとんど無くて、実に釣りに適したお天気でしたが、海の中は上りの激流でした。

 

 

 

7時に出港してとりあえず潟に着けてみましたが、軽い上り潮で魚影があったもののお魚が反応してくれず、すぐに諦めて南に下る。

 

しばらく沖に出られなかったのであちこち探索しながら沖の瀬を目指したけど、今までの砂漠のような海中の様子にチョイとばかり変化を感じましたよ。

 

僅かでしたがポイントの岩礁の潮上にお魚が着いているのが確認出来て、水温も潟では17度越す程度でしたが、沖に向かうに連れ20度に近づいて来ました。

 

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途中あちこちでイカリを打って仕掛けを落としたり、イカリを打たずショットガンでサビキを落としたりしましたがスカだったので、最終目的地の沖の瀬に舵を切って進めると、船足がどんどん遅くなって上りの激流に遭遇してしまいました。

 

先日海で拾ったイカリのかかり具合と、船首に装備したシフトの扱い具合を確かめるためにも丁度良い位の流れではありましたが、釣りをするには相当厳しいと思われる時速2kmの潮だったので判断が揺らいだけど、とりあえず沖の瀬に着けることを決断しました。

 

 

 

 

沖の瀬に到着するとかなりの数のアジが居付いていて、イカリを投入すると期待通りにバッチリ海底の砂を噛んでピタリとポイントに着けることができましたが、とにかく潮が早くて仕掛けが流されてどうにもならない状態でしたが、お魚の活性がものすごく高くて次第に釣れ始め、そのうち天秤仕掛けで入れパクモードに突入してしもた。

 

昨日の夜に自分の住んでる自治会の会計監査をしなきゃいけなかったので、午後1時30分の早上がりをさせてもらったが、それでもしばらくはお刺身・塩焼き・フライ・南蛮などが楽しめるくらいのデカアジが釣れちゃいました。

 

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3月からこちらにかけてド貧漁を繰り返してたので、昨日の豊漁は素直に嬉しかったですわ。

 

海の中もようやく春を迎えかけてるのかも知れませんね。

 

 

 

今日はもう荒天になって雨が降りお休みになりましたが、早ければ水曜日頃から出られると良いかなあと思っております。

 

 

 

操船技術の解説の続きは明日にしますね。


2017-04-09 03:53:00

自宅前に桜の木が数本植えてありますが、せっかく咲き始めた桜の花が大粒の雨で随分と地面に落ちてしまい、ちょっぴり寂しい昨日でありました。

 

 

 

雨が強くてほとんど作業が出来ない状態でしたので、1日中キャビンの中で過ごしておりました。

 

そんな時に役立つのが週刊誌でありまして、唯一購入してるのが週間文春なんですが、他の週刊誌はほとんど購入したことないですね。

 

それにしてもあの会社の記者は良く調べてますなあ。

 

政治ネタから芸能ゴシップまで、そりゃ詳しい情報が満載ですが、投稿記事の池上彰さんの 「そこからですか?」 は雑学知識を得るのに助かっております。

 

「土屋の口車」 も理屈っぽくて面白いし、 「パンタレイ・パングロス」 だったっけ?、これも面白い。

 

なぜかこの年になって週刊誌を購読する習慣がついてしまいましたなあ。

 

それはサラリーを卒業して自由人になり、いつの間にか時間がゆっくりと流れるようになったからなのかも知れませんね。

 

適度に働き適度に休み、好きなことはするけど嫌なことは避けて通るという、充実した理想的な生活が出来るようになったからかも知れませんが、残念ながら経済的に年中ピーピーしているのがたまにキズであります。

 

 

 

さてと操船技術の解説に入りますが、今日は目指すポイントが決まったらどういう操作が必要なのか、解説いたします。

 

 

 

自分は毎日沖に出るから地図が頭の中に染み付いておりまして、向かうべきポイントへの大体の方角が分かっているため特別な操作はいたしません。

 

一旦自船と目的地が画面の両端にギリギリ入るまで縮尺を縮めて、目的地にだいたい向かって走り、自船が画面の半分のところまで移動したら縮尺を広げるという作業を繰り返し、最後にはこのような縮尺まで拡大することになります。

 

 

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これは自船が港の中に居ますが、画面サイズは縦200m 横300m位になるのかな?

 

重要なのは自船の周りに表される円でありまして、直径100m 半径50mに設定してあります。

 

後日イカリの打ち方の解説する時に出てきますが、この円が凄く重要な目印になります。

 

慣れれば自分が一番やりやすい縮尺画面が決まりますので、GPSとにらめっこして慣れるしかありませんが、最終的にはこの縮尺に収まると思います。

 

 

 

次に初めて、若しくはまだ慣れてないお方はどうするかなんですが、目的地への航行機能を使うと良いと思います。

 

リモコンに目的地を入力するボタンがありますので、番号を入力して実行ボタンを押すと方向が示され、距離や到達時間まで表示してくれるから便利ですよ。

 

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これは普段自分が愛用しているホンデックスのリモコンなんですが、 「目的地呼出」 のボタンを押すと番号の入力を促す画面が出てきます。

 

 

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リモコンのキーを押して 「252」 と入力して実行キーを押すと、こんな感じになります。

 

 

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港の中から 252番 を指定して航行機能を使うと、このように赤い真っ直ぐな線が示され、この通りに走って行けば良いのですが、障害物のないところでこの機能を使わないと、信じて真っ直ぐ走ってしまうと確実に磯や防波堤にぶち当たることになるから気をつけてね。

 

でも自船が移動すると、移動した場所から常に目的地への方向を示す別の白いベクトル線が示されるから、障害物を避けながら目的地に向かうことになります。

 

 

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赤い数字は目的地の緯度・経度と、目的地までの距離が示されますし、その時の速度での到達時間まで親切に教えてくれますよ。

 

これで、とりあえず目的地航行機能を使ってポイントに向かえるようになりますね。

 

ちなみに自分が所有、または管理してるお船のGPSデータの番号は全部共通だから、どこに行けばよいのか分からなかったら電話で聞いて下されば、その時の潮や風などの条件を考慮して最適と思われるポイントの番号を伝えますので、まったく心配ないですよ。

 

また、GPSの画面とまったく同じイメージの漁場マップを準備してるから、現地に着いてからそれを読んで理解して最適な場所にお船を着けられたら、お刺身程度のお魚が釣れるかもよ。

 

 

 

 

 

次回はいよいよイカリを打つ段階に入ってきますので、イカリを打ってポイントにピシャリと船を着けることに不安を持っておられるお方は必見かもよ。

 

 

おりょりょ、うだうだ書いてたらいつの間にか出立時間になりましたが、今日は久しぶりに沖に出られるかも知れませんねえ。

 

 


2017-04-08 04:08:00

今の季節を菜種梅雨というのでしょうが、それにしてもグズグズ雨が降りますなあ。

 

南風が吹き込みますので海も当然シケておりまして、当然のことながら沖に出るのを阻まれております。

 

3月中旬頃から海が荒れる日が多くなり、今月も3分の1にさしかかろうとしているのに、海に出られる日がほとんどありませんね。

 

借金完全ゼロだし、超ローコスト生活を会得できているので耐乏生活に慣れているのが自分の最大の強みでありますが、せめて月末の水道光熱費くらいは稼いでおかないと、我が家のメルケル首相の機嫌が悪くなりそうなのが唯一の懸念材料であります。

 

 

 

で、菜種梅雨のこの時期何をしているかと言いますと、外に出らずにキャビンの中で出来るお仕事しております。

 

あちこちから取り寄せた艤装品を分解して注油して組み直したり、GPSのデータ保管作業や別のGPSにデータ移行させたりと、マリンショップ的仕事で結構忙しい毎日を送っていますね。

 

艤装品の分解作業をしますと、自分が今まで知らなかった構造が分かるようになるので随分と勉強になるし、元のように組み上げるスキルをアップするのに役立ちます。

 

 

 

ああそうだ、シフトレバーを船首にも配置しましたが、結局こんな感じになりました。

 

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不格好ではありますが、これで抜錨する時に船首と操舵室の間を行ったり来たりしなくて済むので、かなり楽になりますわ。

 

上の黒いレバーが前進後進のシフトで、下の赤いレバーがスロットルなんですが、激流の沖の浅い瀬でイカリがガッチリ掛かった時の抜錨は恐怖の一言に尽きるのですが、これでスピードコントロールしてウインチに無理させることなくイカリを抜くことが出来そうです。

 

 

 

 

今日も特にネタがないので、操船技術の解説を書くことにします。

 

 

 

いよいよ沖に出て次の行動はポイントへの移動であります。

 

ところが、新品のGPSをマリンショップから購入して取り付けてもらって、いざスイッチ入れても海は真っ青の画面で何も無い状態だから、それこそポイント探しから始めないといけませんが、あの広大な海の中のポイントを探すといってもそう簡単に出来る話ではありませんで、最初はお知り合いとかお友達にデータを貰って入力してその場所に行ってみるしか方法が無いのが現状であります。

 

貰ったデータは大概1つのポイントに1点の場合がほとんどで、言わば 「だいたいあの辺」 的な情報でしかないから、何度行っても釣果に結びつくことは無いでしょうねえ。

 

GPSの画面を見せてもらえればそのお方の釣りの達人具合が分かるもので、長年毎日のように沖に出て探索を繰り返されて来られたお方の画面は凄まじいものがありますよ。

 

その画面と頭の中の地図が完全に合致してるし、過去の事象から積み上げられた経験則が刷り込まれているから、いつも安定的にお魚を捕まえることができるのです。

 

 

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このお写真は沖の瀬の一つですが、上り潮に強い場所でシーズンになるとアホみたいにデカアジがお越しになります。

 

赤い数字の524番とピンクの266番の間が瀬の頂上付近で、潮が緩い時には690番辺りにアジが付き、潮が少し速いと黄色の285番よりまだ南側に付くとか、潮が東側の沖目から来る時はピンクの数字の267番や244番を探すと居る場合があるとか、この画面は僅か100メートル四方なんですがかなり濃い情報が詰まっております。

 

自分が所有しているお船のGPSには、機種が違えど全てこれと同じ情報が入力されてるので、 「今日の潮だったら690番に行ってみたら?」 と、こちらから電話で案内出来るから、航行機能を使い最短距離で690番に到着できる訳であります。

 

 

 

明日は航行機能の使い方や、潮の流れをどうやって判断するかなど、GPS画面の写真を中心に解説します。

 

 


2017-04-07 03:05:00

春の海は荒れますねえ。

 

堀切峠から毎日海の様子を伺ってますが、昨日は南東からの尖った風波が押し寄せておりました。

 

気象庁発表では1.5mの波高らしいが、同じ1.5mでもうねりと風波とではとんでもなく状況が違っておりまして、小型船舶では風波にはまったく歯が立たず、じっと我慢するしかないのですねえ。

 

沖に出て釣りができるかどうかの判断は漁船を観察するのが一番でありまして、荒れて来そうな海況の時には漁師はまず出ないから、彼らに習って我慢してたら間違うことは無いですね。

 

お魚を捕まえる上で本職の彼らは自分たちのお船より遥かに波に耐える漁船で沖に出ますが、それでも荒れる時には絶対に沖に出ないようです。

 

多分無理して沖に出てもしんどいだけで、大した漁にならないことを知っておられるからでしょうね。

 

 

 

ところでジュニアくんと同様に、近々倶楽部艇になるであろうお船のお写真を撮ってまいりました。

 

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先日ちょっと紹介したヤマハのU23という和船なんですが、エンジンを換装したりあれこれ艤装を施して、お魚をとっ捕まえるのに特化したお船に仕上げる計画であります。

 

2~3人でちょっこっと沖に出て遊ぶのにちょうど良い手軽なサイズだから、この夏活躍しそうだね。

 

向こう1週間はお天気悪くてお休みが続くと思うから、雨が降らなきゃ今日から色々と楽しい作業をしたいと思います。

 

 

 

さてと、操船技術の解説に入りますが、港を出た後に注意を要することに水深の把握があります。

 

我が母港である避難港は川の中にあるから、基本水深が浅くて大潮の干潮には帰港できないことが今までにありましたが、県が去年航路と港内を浚渫してくれたので、よほどのド干潮でなければ大体入港できるようになりました。

 

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このお写真は去年の今の頃の港の中と橋の下の干潮時に撮影したものですが、もう完全に航路や港の用をなしてない状態でした。

 

 

それまでは途中の漁港で下船してもらい潮が上がるまで待機したり、橋の下にお船を一晩泊めたりと、色々難儀なことがありましたが、今ではそれが随分と改善されました。

 

それでも水深が60cmを切ることもあり、常にプロペラが海底に当たる危険をはらんでいますので、入出港の時にはチルトアップする習慣を身につけて、ペラを損傷させないようにしないといけませんね。

 

ペラは船外機で3万円前後、ディーゼル船内外機艇で8万円前後しますので、ちょっとした不注意が多額の出費を招くことになりますので、是非頭に入れておくべきです。

 

ちなみに時々登場する三半規管の壊れた冒険王さんは、そんなこと考え無しに出入りされ海底と衝突させることがしょっちゅうで、年間1~2枚のペラを交換されてるようだが、そのうちギヤポックスまでイカレてしまうかもなあ。

 

水深を気にする必要のない港では関係ないお話ですが、避難港での入出港では必ず魚探のスイッチ入れて水深を確認しながら少しチルトアップして走行するのが基本であります。

 

 

 

港の中では基本的にスローで走行し右側通行であることを免許をお持ちの方であればご存知と思いますが、これは絶対に守らなければなりません。

 

プレジャーボートに対する漁師の目はかなり厳しくて、本人さん達は結構な速度で出入りしてるけど、ボートが少しでも速度を上げて泊めてある漁船の横を通過しようものなら、大目玉食らうことになります。

 

法律的な問題は別にして、彼らは海や港は自分たちのためにあると考えていらっしゃることを、こちらが理解しなきゃいけないのですね。

 

あちらは職業でこちらは遊びだから、1歩控えて行動するようにしなきゃ、無用のトラブルを引き起こす羽目になっちゃいますわよ。

 

狭い水路で漁船と出くわした時は、一旦ギヤを抜いて船足止めて漁船の動きを見極めることが一番でありまして、やり過ごして動き始めるのが良いでしょう。

 

 

 

それから内海港で言えば白灯台を曲がり沖に出て行く時には、灯台の防波堤にある程度近寄って曲がるようにします。

 

防波堤で釣りしている時もあるから注意は必要ですが、近回りして入港してくるお船もいるから、視界が開けるまで注意しながら速度を上げずに回るようにしなきゃいけませんね。

 

 

 

ようやく港を出て沖に出て行くところまで解説しましたが、明日は漁場に向けて走る時に重要なポイントについてお話しますが、 「早くイカリの打ち方の解説してちょうだいな。」 のメールも頂きましたが、順を追って解説しないと書き漏れがあるといけませんので、もうちょいでその部分に到達すると思うので、もう少々お待ちくださいな。

 

 


2017-04-06 03:51:00

昨日はおばのお葬式に参列しましたが、1日がかりでありました。

 

94才の老衰でしたから見方によってはお祝いみたいなんでしょうが、遺族にとっては辛い別れなんでしょうねえ。

 

いつかは自分もそんな時を迎えるのでしょうが、できることならそんな事を考えずに毎日沖に出てお魚追っかける楽しい毎日を送れればなあと、身勝手な考えで毎日を過ごしております。

 

 

 

という訳で、完全にネタ切れに陥っておりますので、今日も操船技術の解説をしたいと思いますが、その前にこのお写真。

 

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このお方、免許もってらして昨日娘さん2人と一緒に潟でイカ釣りされてたそうですが、釣果は残念ながらイカ1ハイとエソだけだったそうですが、自由気ままにお魚釣ったりクルージングしたりして楽しまれたそうです。

 

自分がそうだったのですが、子供達との思い出は海での遊びが強烈に残っておりまして、お若いお父さん達は是非〃ご家族と一緒に海に繰り出すと良いと思いますね。

 

 

これからのお話はほとんどのお方にとっては興味のない内容だと思いますので読み飛ばして頂いて結構なんですが、今後自力で船に乗って沖に出て行き、お魚と格闘してみたい方にとっては参考になることがあるかも知れませんので、少しでも読んでもらえると嬉しいですなあ。

 

 

 

今日はエンジン掛けていよいよ港を出て、沖に向かって進むあたりのお話をしますわ。

 

 

 

係留しているロープを解きスローでシフトをバックに入れてゆっくりと後進して離岸しますが、その時注意しなければならないのが係留ロープの巻き込みであります。

 

港の中にはロープが沢山張り巡らせてありまして、特に注意を要するのは干潮で風が吹いてる時です。

 

水深が浅い港では特に要注意でありまして、自分がお船を泊めている避難港の水深は、大潮の干潮時になると数十センチまで潮が引きますので、ロープが浅い所に張られた状況になります。

 

さらに風が吹いてお船が風下に流されるとロープが張り、いよいよペラに巻き込む恐れが出てきます。

 

 

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これはボルボのデュオプロップにロープが巻き付いた写真のようですが、もうこうなると上架してペラを外して取り除くしかないですね。

 

自分の場合シングルペラだから、静かな港の中でしたら船から身を乗り出してペラを外して取り除くことが可能ですが、沖では絶対に不可能であります。

 

ロープを巻きつけても港の中だったら 「助けてくれー」 にはなりませんが、出鼻をくじかれた感じで何か嫌ですがね。

 

慌てずドライブをチルトアップしてロープを外してやれば良いのですが、係留ロープはだいたい張ってあるので場合によってはチルトアップ出来ないこともありますので、その時は岸に上がってロープを解いて緩めてやればオッケーです。

 

それでもエンジンの力で巻き込んだ訳だから固くキツく締まってて、ちっとやそっとでは中々外れないものですよ。

 

ですから巻き込まないように船尾から観察してロープの具合を事前に良く確認し、相棒が居れば後進の時に見てもらうと安心ですね。

 

 

 

さあて気を取り直して前進にシフトしていよいよ港を出て行きますが、この時にも注意しなければならない重要なことがあります。

 

 

 

港の入口は波の侵入を妨げるため極力狭めてありますよね。

 

そしてほとんどの場合、港を出た直後に左右どちらかに直角に曲がることになります。

 

それは波が来る方向に出入口を設けたらまともに港の中に波が入って来るからそれを防止するための措置なんですが、そのため岸壁で視界が遮られて入港してくる別のお船が全然確認出来ないことが多いのですなあ。

 

ですから大事なのは頭の中にいつも 「船が入ってくるかも知れない」 と焼き付けておくことですね。

 

お船には残念ながらブレーキが付いてないので、避けるか後進に入れて船足を止めるかしか方法はないのですが、いきなりよそのお船とぶつかりそうになるとパニックになって、だいたい何も出来ないのが当たり前です。

 

一刻も早く沖に行ってお魚釣りたいという、はやる気持ちは解りますが、ここは事故防止のため港の出入り口ではスローよりもっとスローでエントリーしましょうね。

 

せいゆう丸はスローで進むと信じられないくらいのろいから心配ないですが、船外機艇や高速艇になるとスローでもかなりの船足になってるから、港を出る時には前進とニュートラルをチョコチョコ繰り返しながらくれぐれも慎重に動かしてくださいな。

 

港で観察してるとお構いなしに 「グワーーー」 と勢い良く出入りする元気なお船を見かけますが、そんな何も考えてないアンポンタンな船長が操船する船と遭遇しない事を切に願うけど、こればっかりはどうにもならないので、こちらが身構えるしかないのですよ。

 

一度離岸して船同士ぶつかると、自動車事故と違いどちらかが止まっていても同じ過失になるから忘れないでくださいな。

 

 

 

あれれ、そろそろ港に行かなきゃならない時刻になったので書くのを止めて出立しますが、解説が長々になってなかなか港から出て行けませんね。

 

 

 

向こう一週間は荒天のために沖に出られそうもないので、橋の下の天然ドッグで修理・整備するか、新たなお船造りなどやること沢山あるので頑張らないといけないね。

 

 


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