中国のシェアサイクル大手であるオフォ(ofo)の日本法人であるOFO JAPANは2018年3月28日から、和歌山県和歌山市でシェアサイクルサービスを開始すると発表した。同社が国内でサービスを提供するのは今回が初めて。2018年3月27日に同市とのシェアサイクル事業に関する協定を締結し、詳細を発表する予定だという。

 オフォは2017年8月に、ICT関連商材の製造・流通・販売の事業を手掛けるソフトバンク コマース&サービス(ソフトバンク C&S)と国内事業について協業し、2017年9月以降、東京と大阪からサービスを開始すると発表していた。しかし、これらの地域でまだサービスを始めていない。「提携を解消してはいないが、具体的な協業内容について検討している段階」とOFO JAPANは説明する。和歌山市でのサービスにも、ソフトバンク C&Sは関係していない。

 オフォは現在、世界21カ国・250都市で事業を展開している。オフォの自転車にはGPSと連動した鍵が付けられており、専用のスマートフォンアプリから「利用可能な自転車の検索」「解錠」「利用後の支払い」などが可能だ。