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2017-10-22 13:02:00

パキスタンによる日本産食品の輸入規制撤廃

平成29年10月13日

    1. 今般,パキスタン政府から我が国政府に対し,東京電力福島第一原発事故を受けたパキスタンによる日本産食品の輸入規制の撤廃に関する通知がありました。
    2. パキスタンは,同国に輸入される日本産食品に対して放射線物質に係るサンプル検査を実施していましたが,今般の通知により,当該規制が撤廃されたことが確認されました。
 

 


2017-10-22 13:00:00

米国農務省は、10月12日(現地時間)、2017/18年度の6回目の世界及び主要国の穀物・大豆に関す
る需給見通しを発表しました。その概要は以下のとおりです。
-2017/18年度の穀物の生産量は消費量を下回り、大豆の生産量は消費量を上回る見込み-

1.世界の穀物全体の需給の概要(見込み)
(1)生産量
25億5,434万トン(対前年度比 2.1%減)
(2)消費量
25億7,235万トン(対前年度比 0.1%減)
(3)期末在庫量
6億3,891万トン(対前年度比 2.7%減)
(4)期末在庫率
24.8%(対前年度差 0.7ポイント減)

《主な品目別の動向》
〈小麦〉
 生産量は、ロシアで冬小麦の単収が上昇、春小麦の作柄も極めて良好であることから史上最高、イン
ド、EU等でも増加するものの、米国で冬小麦の収穫面積が記録的な低水準となること、デュラム小麦・
春小麦が大平原北部の厳しい乾燥により減少、豪州では東部で乾燥、カナダでも主産地の乾燥により減
少が見込まれること等から、世界全体では前年度を下回る見込み。また、消費量は、中国、カナダ等で
減少するものの、ロシア、インド等で増加が見込まれることから前年度を上回る見込み。世界全体の生
産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
(1)生産量
7億5,119万トン(対前年度比 0.4%減)
・インド、ロシア、EU等で増加、米国、豪州、カナダ等で減少
(前月に比べ、インド、EU等で上方修正)
(2)消費量
7億3,963万トン(対前年度比 0.1%増)
・ロシア、インド等で増加、中国、カナダ等で減少
(3)期末在庫量
2億6,813万トン(対前年度比 4.5%増)
・中国、ロシア等で増加、米国、豪州等で減少
(4)期末在庫率
36.3%(対前年度差 1.5ポイント増)

〈とうもろこし〉
 生産量は、米国、南アフリカ、中国、ブラジル等で減少が見込まれることから、世界全体では前年度
を下回る見込み。また、消費量は、中国、米国等で増加が見込まれることから前年度を上回る見込み。
世界全体の生産量は消費量を下回り、期末在庫率は前年度より低下。
(1)生産量
10億3,880万トン(対前年度比 3.4%減)
・米国、南アフリカ、中国、ブラジル等で減少
(前月に比べ、米国等で上方修正)
(2)消費量
10億6,483万トン(対前年度比  0.2%増)
・中国、米国等で増加
(前月に比べ、中国等で上方修正)
(3)期末在庫量
2億96万トン(対前年度比 11.5%減)
・中国等で減少
(前月に比べ、中国等で下方修正)
(4)期末在庫率
18.9%(対前年度差 2.5ポイント減)

〈米(精米)〉
 生産量は、米国で作付期にアーカンソー州北東部及びミズーリ州南東部で洪水が発生、また、カリフ
ォルニア州では土壌水分が過剰であったことにより収穫面積の減少が見込まれること等から、世界全体
では前年度を下回る見込み。また、消費量は、米国、タイ等で減少が見込まれることから前年度を下回
る見込み。世界全体の生産量は消費量を上回り、期末在庫率は前年度より上昇。
(1)生産量
4億8,380万トン(対前年度比 0.7%減)
(2)消費量
4億8,048万トン(対前年度比 0.1%減)
(3)期末在庫量
1億4,152万トン(対前年度比 2.4%増)
・中国等で増加
(前月に比べ、中国等で上方修正)
(4)期末在庫率
29.5%(対前年度差 0.7ポイント増)

2.世界の大豆需給の概要(見込み)
 生産量は、米国で史上最高の収穫面積、中国でも収穫面積の拡大により増加するものの、ブラジル等
で減少が見込まれることから、世界全体では前年度を下回る見込み。また、消費量は、中国等で増加が
見込まれることから史上最高となる見込み。世界全体の生産量は消費量を上回るものの、期末在庫率は
前年度より低下。
(1)生産量
3億4,788万トン(対前年度比 1.0%減)
・米国等で増加、ブラジル等で減少
(2)消費量
3億4,437万トン(対前年度比 4.3%増)
・中国等で増加
(3)期末在庫量
9,605万トン(対前年度比 1.3%増)
・米国等で増加、ブラジル等で減少
(4)期末在庫率
27.9%(対前年度差 0.8ポイント減)

「米国農務省穀物等需給報告」はこちらから
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_usda/index.html



2017-10-13 17:48:00

生鮮食品の配達サービス「アマゾンフレッシュ」に続き、外食配達サービス「アマゾンレストラン」の展開にも力を注ぐアマゾンが、外食業界でオンライン注文システムを提供するOlo’sと提携して事業を推進することがわかった。

Olo’sの創業者でCEOのノア・グラス氏は「アマゾンと共同することで、Olo’sを利用する外食業界の顧客基盤に新たな配達チャンネルを提供し、飛躍的な販売増加に貢献できることに感激している」と語り、アマゾンレストランの統括マネージャー、ガス・ロペス氏は「この統合によって、Olo’sのデジタル・オーダー・テクノロジーの影響力が強まり、アマゾンの外食ネットワークが急成長を続ける。アマゾンレストランは新たなレストランをスムーズに打ち出すことができ、アマゾンプライム会員に新たな選択肢とスピーディーな配達サービスを提供できる」と語った。

アマゾンレストランと統合されるOlo’sのAPI(アプリケーションプログラムインターフェース)「レイルズ」は、タブレットにインストールすることなく様々な環境からの注文を可能にするもので、外食経営者が自店のメニューを第三者市場で販売し、売上を加速することを支援する。アマゾンレストランからの注文は、既存のPOSシステムと統合され、確認の手間や待ち時間を削減し、手作業によるエラーの可能性を低減する。

Olo’sのテクノロジーにより、レストランは「ディスパッチ」や「レイルズ」を通した配達サービスの他、電話やPC、携帯、アプリ、アマゾンの提供する「アレクサ」を搭載したデバイスなどから注文を受けて、店頭受取やカーブサイド・ピックアップを提供することができるようになる。

Olo’sは現在200超のブランド・4万店舗にわたるレストランネットワークを保有し、デジタル注文と配達サービスを提供。2005年にフューチャーフォンのテキストメッセージで注文を行う技術からスタートし、現在は6000万人の消費者が、アップルビーズ、チリズ、チポトレ、デニーズ、ファイブガイズバーガーズ&フライズ、ジャンバジュース、ヌードルズ&カンパニー、レッドロビン、シェイクシャック、ウイングストップといったレストランブランドの注文にOlo’sを利用している。

 

※2017年9月26日 Meatingplace.com


2017-10-08 22:34:00

「体に良い」はもう古い。米ファストフード業界で驚きの変化

shimizu20170925

 

アメリカの国民食とも言える「ハンバーガー」ですが、消費の中心がミレニアル世代に移るとともに、その業界に変化が起こっているようです。無料メルマガ『顧客を喜ばせる世界の成功企業最新戦略紹介』の著者で米国ビジネスモデルコンサルタントの清水ひろゆきさんは、現在支持されているのは「こだわりを美味しさに設定した店」だとし、今人気を集める3つのハンバーガーショップの特徴を専門家目線で分析するとともに、そこから学べる「日本のビジネスが次世代を取り込む方法」を考察しています。

本場アメリカのハンバーガーに見る進化形戦略

今、マクドナルドの人気復活と共に日本ではアメリカ以上にバーガーブームが食のトレンドを引っ張る勢いとなっています。

19世紀初頭からアメリカのレストランで提供されていたハンバーグをパンに挟んで販売した「ハンバーガー」は、3種の具材「ピクルス」「オニオン」「レタス」にケチャップやマスタードなどを加味したものが定番化し、ファストフードの代表格となりました。その後、1971年には米ファストフードの最大手マクドナルドが、本場アメリカのハンバーガーとして日本上陸を果たしたのです。

当時は独特の酸味を持つピクルス(アメリカのソウルフード)にアレルギーを示した日本人でしたが、ここにきて改めてハンバーガーの旨さに目覚めてきたようです。一体、何がきっかけとなって今日のバーガーブームが始まったのでしょうか?

それは、日本人が、アメリカンバーガーの本場の味である、ジューシーなビーフパティと「ピクルス」「オニオン」「レタス」が醸し出す酸味、シャキシャキ感のアンサンブルに美味しさを感じ始めたからに相違ありません。

3つの具材がファストフードハンバーガーを進化させた?

アメリカのハンバーガーの二大勢力は、世界最大のハンバーガー企業マクドナルド(1937年創業)と超大型のハンバーガーで知られるマクドナルド最大のライバル企業バーガーキング(1953年創業)です。

バーガーキングは、ワッパー(Whopper=とてつもなく大きい)を売りに、炙り焼きした香ばしいクォーターパウンド(約113グラム)のビーフにジューシーなトマトとシャキシャキのレタスとパリパリしたピクルス、更にさらしたホワイトオニオンをケチャップとクリーミーマヨネーズで旨みを倍増させ、美味しさを訴求しています。

かたやマクドナルドは、ファストフード独特のシーズニングをほどこした、あとを引くビーフの味にケチャップとマスタードが絡まり、酸っぱいピクルスと刻まれたオニオン、カットレタスが無性に食べたくなる旨さをかき立てます。

この二大勢力に、レストランのシェフがベストバーガーと評価する第三の勢力の(作り置きしない)ファストフードとも言えるイン&アウトバーガーが出現。

同社は1948年カリフォルニア州ボールドウィンパーク創業と老舗ながら現在同州を中心に300店舗を超える店舗を展開し、2017年にはハンバーガーブランドランキングで第2位(1位はフランチャイズ店舗が多いファイブガイズ)を獲得します。

イン&アウトが2大勢力に対抗できたのは、食材の鮮度を重視する地元密着の戦略を戦術化できたからです。

●イン&アウトの美味しさを生み出す戦術とは?

  • ピクルスは注文すれば入れてくれる(代わりに酢漬けハラペーニョ=青唐辛子取り放題)
  • 冷蔵で運ばれたオニオンをスライスかグリル調理
  • 冷蔵レタスは手でもぐ
  • 一切つなぎを使っていない冷蔵100%メイドインアメリカのビーフ
  • 冷蔵トマトはスライス使用
  • 1948年創業から一切変わらない特製ソースをグリドルでトーストしたバウンズにスプレッド

ファストフードのハンバーガーは、イン&アウトの出現により本場アメリカンバーガーの3つの具材「ピクルス」「オニオン」「レタス」をカスタマイズすることで、より美味しくバージョンアップさせる進化を遂げたのです。

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2017-10-08 22:30:00

2017/10/03(火)

農業ベンチャー、青森産リンゴ9トン輸出へ

タイで販売開始するギフトボックス(日本農業インコーポレイテッド提供)

タイで販売開始するギフトボックス(日本農業インコーポレイテッド提供)

日本産農産物の輸出事業を手掛ける日本農業インコーポレイテッド(東京都品川区)は1日、10月からタイ向けに青森県産のリンゴ9トンを輸出すると発表した。今期のタイ向けのリンゴ輸出額で1億円を目指す。

青研(青森県弘前市)の「トキ」と「弘前ふじ」を輸出する。小玉を中心に、10月中旬から国内のスーパーマーケット約50店で販売する。

同社はタイで日本産の低価格リンゴの拡販を目指し、地場の果物輸入販売大手ワチャモン・フードと提携。今年3月に「どすこい」ブランドと銘打った青森県産リンゴの販売を開始した。葉を取らずに栽培する「葉とらずリンゴ」を採用することで生産コストを削減したほか、従来販売されている日本産リンゴと比べて2割ほどサイズを縮小し、価格を約3分の1の1個70バーツ(約240円)以下に設定した。

日本農業インコーポレイテッドの担当者によると、当初は通年での販売を考えていたが、外国産の低価格リンゴの競争力が想定より高かったことから計画を変更。青森県産リンゴの旬である10~4月での販売を決めた。

タイでは日本産リンゴの約7割が贈答品市場に流れていることから、同市場の開拓も目指す。年末の贈答品需要の取り込みに向け、「ギフトボックス」(3個入り300バーツ~)を新たに売り込んでいく方針だ。

日本農業インコーポレイテッドは昨年11月設立。日本産農産物の輸出促進に向けて、生産や物流、販売の支援事業を展開している。タイのほか、香港向けにマスカットと桃、インドネシア向けにリンゴを輸出している。


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