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2017-10-13 17:48:00

生鮮食品の配達サービス「アマゾンフレッシュ」に続き、外食配達サービス「アマゾンレストラン」の展開にも力を注ぐアマゾンが、外食業界でオンライン注文システムを提供するOlo’sと提携して事業を推進することがわかった。

Olo’sの創業者でCEOのノア・グラス氏は「アマゾンと共同することで、Olo’sを利用する外食業界の顧客基盤に新たな配達チャンネルを提供し、飛躍的な販売増加に貢献できることに感激している」と語り、アマゾンレストランの統括マネージャー、ガス・ロペス氏は「この統合によって、Olo’sのデジタル・オーダー・テクノロジーの影響力が強まり、アマゾンの外食ネットワークが急成長を続ける。アマゾンレストランは新たなレストランをスムーズに打ち出すことができ、アマゾンプライム会員に新たな選択肢とスピーディーな配達サービスを提供できる」と語った。

アマゾンレストランと統合されるOlo’sのAPI(アプリケーションプログラムインターフェース)「レイルズ」は、タブレットにインストールすることなく様々な環境からの注文を可能にするもので、外食経営者が自店のメニューを第三者市場で販売し、売上を加速することを支援する。アマゾンレストランからの注文は、既存のPOSシステムと統合され、確認の手間や待ち時間を削減し、手作業によるエラーの可能性を低減する。

Olo’sのテクノロジーにより、レストランは「ディスパッチ」や「レイルズ」を通した配達サービスの他、電話やPC、携帯、アプリ、アマゾンの提供する「アレクサ」を搭載したデバイスなどから注文を受けて、店頭受取やカーブサイド・ピックアップを提供することができるようになる。

Olo’sは現在200超のブランド・4万店舗にわたるレストランネットワークを保有し、デジタル注文と配達サービスを提供。2005年にフューチャーフォンのテキストメッセージで注文を行う技術からスタートし、現在は6000万人の消費者が、アップルビーズ、チリズ、チポトレ、デニーズ、ファイブガイズバーガーズ&フライズ、ジャンバジュース、ヌードルズ&カンパニー、レッドロビン、シェイクシャック、ウイングストップといったレストランブランドの注文にOlo’sを利用している。

 

※2017年9月26日 Meatingplace.com