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せいゆう丸釣行記
昨日の午前4時に橋の下の天然ドックに到着して、暗い中ライトを照らしての防水工事となりました。
干潮時間が4時半頃だったので明るくなってからでも作業は出来たのだけど、樹脂の硬化時間の関係で潮が上がって船尾が海水に浸った時に剥がれてしまうことを懸念して、出来るだけ早めの作業としました。
FRPの表面を乾燥させるガスバーナーやサンドペーパーやFRP修理キットなど、用意周到に準備してたので割と早く外側の作業を終えることが出来、念のため内側から水中ボンドで塞いで作業終了。
作業を終えて少し明るくなったので、船中の運転席兼台所でネギと玉子のシンプルなチャーハンと即席の味噌汁を作って食べたが、仕事が終わった後だったので本当に美味しかったなあ。
食べたあとはキャビンのベッドにゴロリと横になって、タブレットでラジコを聞きながらウツラウツラと極上のお昼寝?タイム。
そうしてウトウトしているとエンジン音が聞こえて何艘も船が出て行く様子だったが、北風が9時過ぎから出るはずだからそのうち帰ってくるだろうと思ってたら、案の定昼前には皆さんお帰りになっていらした。
天気予報とかスパコン予想など気象に関する情報はいくらでもあるのに、それらを活用せずに無駄なことをおやりになっているようだけど、まあ事故にならないうちに帰って来たので良しとしましょうかね。(笑)
そんでもって防水工事が終わり昼寝もできたので、前日に続きゼファーボートに搭載予定の5馬力船外機の整備に取り掛かることにしました。
昨日も書いたけど長年放置していたのでキャブレターの中に残っていた混合ガソリンが腐り、キャブレターの針より細い通路を塞いでアイドリングが出来ない状態だったので、初めて買った 「キャブクリーン」 とやらを使ってみました。
再度キャブレターをばらして、強い洗浄力で溶けるといけないのでゴムの部分を全部外して、穴という穴にキャブクリーンを吹きかけてしばらく待つと、茶色く濁った液体が穴からタラリと出てきた。
そうなんですよ、あれだけニカワのように付着して穴を詰まらせてた腐ったガソリンのカスが、一発で溶けて除去出来たのであります。
「ケミカルの力恐るべし」 なんですが、残ったキャブクリーンはエンジンの汚れた表面を綺麗にするのに使えそうですわ。
ただゴム製品にかかると劣化して駄目にしてしまうらしいから、そのあたり注意が必要ですわな。
そして再度船外機にキャブを取り付けてエンジン始動してみたら、何事もなかったようにエンジンがかかって安定してアイドリングしておりました。
冷却水が通ってないのでオーバーヒートになるといけないからごく短い時間の試運転でしたが、自分は2サイクルガソリンエンジンのシンプルさと排気ガスの臭いが大好きなものだから、ずっとかけたまま見ていたかったですがね。(笑)
船外機については目処が立ったのであとはインペラのリペアキットが送って来るのを待つだけだから、今日は親宅に行ってゼファーボートの修理でもしておきますわ。
今日も北風が強い予報だったので沖行きはお休みしますわね。
明日から2~3日は風と波は大丈夫なようにあるけど、果たしてお魚が居るかが問題ですなあ。
「あれ、少し船が右に傾いてないかい?」
朝ごはん食べて少し明るくなって出港の準備を始めたら、なんとなく船がいつもと違うことに気がついた。
岸壁に上がって船を真後ろから見てみると、確かに船の喫水線が若干右に傾いているのが確認できたのでエンジンルームを開けて見てみると 「うぎゃー、水が溜まっとる!」
そうなんですよ、昨日の夕方の点検ではなんともなかったエンジンルームの右舷側に結構大量の海水が侵入してて、それで右側に傾いていたものと判明して、早速手動ポンプで海水を汲み出すことにしました。
ひと晩でこれだけ右舷側に水が侵入するとしたら右舷の後ろの角からしか考えられないので、水を汲み上げてライトを照らしてエンジンルームの角の部分を確認してみると、 「コンコン」 てな感じで海水が湧き出ておりました。
という訳で昨日の沖行きは急遽中止しまして、早速橋の下の天然ドックに移動して修理の準備を始めることにしました。
ところが昨日の潮はお昼の干潮があまり潮が引かないので船尾を台座に乗せるところまでで終わりまして、残りの時間はゴムボートに搭載する予定の5馬力の船外機の整備と修理をしておりました。
この5馬力の船外機は以前宮崎港でキス釣りしてた頃に使ってたやつですが、その後使用する機会がなかったので無造作に草むらに放置してブルーシートを被せただけにしてたから随分傷んでおりました。
まずは冷却水を汲み上げるウオーターポンプから点検することに。
こうやって足の部分を抜くと、ウオーターポンプが見えてきます。
ここがウオーターポンプの部分になりますが、外側のケースに塩がメチャメチャ付着してて内部を開けて見るのが怖いくらいでありました。
案の定インペラ(ゴム製の羽根車)は破れかかってたし、冷却水を導く通路は塩がビッチリ詰まってたので、使ってた頃はほとんど冷却水を汲み上げてなかったはずです。
こちらがインペラが収まるハウジングですが、こちらも水の通り道を塩が塞いでおりました。
もうこりゃ部品を注文しないとどうにもならないので、インペラのリベアキットをタブレットからネットで注文しましたが、現場から部品注文できるなんて、本当に便利な世の中になったものですねえ。
次にキャブレターが腐った燃料で詰まっているはずだと考え、キャブレターを外すことにしました。
これが外したキャブレターですが、メインジェットとニードルジェットを清掃してみたら案の定腐った燃料で詰まり気味。
電気プラグを抜いてシリンダー内に燃料を直接注入してくランキングすると、瞬間的に勢いよく爆発して回転してたので、電気系統には異常ないと判断でき、あとはキャブレター内部の詰まりを解消してやらねばならぬ。
と、ここまでが昨日の作業内容でありますが、今日は夜明けとともに砂地のドックに入りFRPを積層して船尾の角の部分を修復して海水漏れを止める作業と、キャブレターの詰まりを解消する専用のキャブクリンという溶剤を購入してきたので、それにキャブを浸して汚れを除去する予定です。
あとはインペラリペアキットが数日したら届くでしょうから、それを組み込んで試運転ということになります。
もうこうなると自分が何屋さんなのか分からなくなりますが、北の風が強く吹く明日まで沖行きをお休みして、明後日から本業の海のガイド業を始める予定であります。
お魚が戻って来てくれてるかが心配なのであります。
さあて干潮時間に近づいて来てるので、書くのをやめて内海に出立しますわね。
昨日は土曜日で波1mの予想だったからか、出船した釣り船が多くて入りたかったポイントに付けられず、しかも予想に反して午前中は北風が割と強かったので小波がバチャバチャしてて、あまり幸先良くない展開となりました。
それでも不本意なポイントにイカリをドボンしてとりあえず付けてみると、5分も経たないうちに3kgクラスのマダイが第1投目に喰って来てくれて、まずはひと安心。
ところがアジの群れがどこを探してもなかったり、あっても小さすぎて話にならず、多分海底付近の潮が動いてなかったからなんでしょうが、あちこちでイカリをドボンしてみるもアジは1匹も釣れなんだ。
北風が出てたので沖にこそ行きませんでしたが、北限から南限までくまなく探しまくったけど、残念ながら最初のマダイ以降はほとんど何も釣れませんでした。
「これが秋まっ盛りの海かいな?」 と思ってしまうけど、これが現実なんでしょうねえ。
マキ・シャカの遊魚船では 「青物のシーズン真っ只中!予約受付中!」 と声高らかにブログ等で集客しようとするフレーズを見かけるが、黒潮の蛇行が続いているうえ巾着船団や定置網でお魚を一網打尽に捕獲するのが許される現状では、青物どころかアジすら今までのように釣れなくなってるのが現実だと思う。
「アジ釣りってこんなに難しかったですかねえ?」 と、昨日も釣友のSI氏と語ったが、今までのように当たり前にお魚が釣れ無くなってるのは間違いなさそうです。
釣ったお魚を市場に卸すために船を出してる、いわゆるセミプロの皆さんの姿をここ最近あまり見かけなくなりましたので、 「釣れないし、釣れても魚価が極端に値下がりしてお金にならない。」 という苦しい現状が垣間見えますがね。
さあて沖に出られるのも今日までで、明日と明後日は豊後水道からの北風が吹く予想になってるから、早めにお休み決定にしました。
これだけ釣れなくなった海で、わざわざ風が強く状況が厳しい日にガイドする訳にはいきませんので、早めの決断とさせていただきました。
ということで、今日と明日はせいゆう丸とまつかさ丸とゼファーボートの整備等に、お休みの時間を費やすことにしますわね。
本当に海のガイドのお仕事も楽ではありませんねえ。
釣れるお魚が少なくなると、悩みが倍増しますわ。(笑)
昨日は親のご用でお休みにしましたが、朝のうちに結構北風が吹いていたようです。
昨日も夜明けとともに行動して、まずはまつかさ丸の整備から。
先日、前進・後進のシフトが上手くいかなくなってたのであれこれ調整をしてたら、結局ドライブのシフトレバーが空回りしていることが判明して、少し太めのボルト・ナットに交換して締め直したらあっさり問題解決しました。
次にせいゆう丸のバッテリーの充電や船底の水抜きなどの整備を終えて、10時頃親のご用で田野に向かう。
午前中に親のご用を済ませて、午後からは衝動買いしてしまったゼファーのインフレータブルボート(ゴムボート)を親宅の車庫で広げて空気を入れてみました。
本当に衝動買いだったので空気が入った状態を見ずに購入したのですが、空気を規定値にきっかり入れてみると、40年前に使ってたインフレータブルボートとはまるで別物の姿がそこにありました。
とにかくエアチューブがでかく、硬くて強度が凄いのであります。
そしてチューブの継ぎ目が接着剤ではなく熱溶接で繋いでいるので、エアー漏れは皆無のようであります。
本体の素材がハイパロンという厚めの丈夫な素材で出来ていて本体のチューブ経が極端に太いのに加え、両サイドのチューブの下側に硬いゴムに囲まれたエアーキールが設置されてるので、カタマラン的な構造となって走行時は床面が水面から離れるらしく、走行抵抗が少なく浮力が抜群なうえ、横流れさせた時にキールが抵抗になって風で流されにくい特性があるようです。
定員は4人となってますが、キス釣りするなら3人は問題なく大丈夫そうであります。
エンジンはマックス20馬力程度の船外機を取り付けられて30ノットで滑走出来るみたいだが、持ち運びの重量とパワーのバランスを両立を考えて5馬力をチョイスした(在庫の船外機がたまたま5馬力だった)ので、果たしてどんな走りになるのか楽しみなんだけど、艤装やエンジンの整備や船検を受けるための手続きなど、海に繰り出すまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
特に船外機は、キャブレターの分解清掃やウオーターポンプのインペラ交換やドライブのギヤーオイル交換など、沢山いじらなくてはならない箇所があるので結構時間がかかりそうだけど、どうせそのうち青北(北東からの強風)が吹き始めて長くお休みせざるを得なくなるだろうから、その時にじっくりと腰を据えて取り組めば良いのであります。
幸いなことに自由人にはたっぷりな時間があるから、毎日お忙しい方のように時間がなくて整備を業者などに任せることをしなくて良いので、まあ部品代がチョコっとかかる程度でお金を使わず楽しい時間を送れますわな。(笑)
ただですねえ、ゼファーは重たいんだわ。
艇体の強度が半端ないので、それこそ水害の時の救助艇にでも使えそうな奴なんですが、艇体だけで50kgもありとにかく重たい。
畳んで折り畳むのも一苦労で、自家用車の荷台に乗せるのがこれまた大変なんですわ。
船外機を抱えるのが軽く感じるくらいでして、折り畳んでも嵩がもの凄くあるので自家用車の荷台がすぐに一杯になり、他の荷物が載せられない事態になりそうです。
還暦を過ぎた初老のおっちゃんが、おもちゃを与えられた子供のように久し振りにワクワクしておりますが、自分は本当にお船が好きなんでしょうなあ。(笑)
荒天で沖に出られない時、門川・大堂津・南郷などの穏やかな内湾でキス釣りが出来るというにわかな展開に自分自身が驚いておりますが、良い意味で人生何が起こるか分からないものですねえ。
さあてと、今日と明日は比較的穏やかな日になりそうなのでいつものようにアジのお刺身を確保すべく探しまくりますが、今の時期は実りの秋とか収穫の秋とか言われるけど、まさかこんなにお魚が少なくなるとは数年前まで思いもよりませんでしたなあ。
聞いた話では最近定置網に巨大なGT(ロウニンアジ)が捕獲されたらしいが、明らかに宮崎の海が熱帯化していると思われます。
いくらトランプ大統領がフェイクだと言い張っても、地球温暖化現象は確実に進行しているのであります。
午前1時過ぎに早く目が覚めてしまったので、仕方なくこのブログをチマチマ書いていたらPCがフリーズして突然文章がぶっ飛んでしまい、再び同じ文章を書く意欲が沸かなかったのでお写真でけアップしますわ。
あちこち探してようやくこれだけの釣果となりましたが、家に帰ったらお腹を出したりしなきゃいけないので、釣るとしたらこのくらいが丁度良いかもなあ。
今日は親父の病院の日で沖行きはお休みにしましたが、スパコン予想によると土曜日と日曜日は大丈夫みたいだけど、月曜日と火曜日は北風予報になってたのでチョイと怪しい感じがいたします。
GPVやWINDYなどのスパコン予想で天候を確認して、また別の日に計画すると良いかもです。