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せいゆう丸釣行記

2017-12-17 03:57:00

昨日は土曜日とあってお馴染みのサラリー諸氏でしたが、さあ今日は美味しいお刺身獲ってやるぞと、そりゃ鼻息も荒くやる気満々でせいゆう丸に乗り込んで来られましたが、自分は一昨日の悪夢から未だ覚めずに気分は落ち込んでおりました。

 

あれだけ駈けずり回ってアジ1匹も釣れないなんだから、西風が強まる予報ではお昼くらいまで釣りが出来れば良い感じなので、探索する時間が無いのでウロウロ出来ず一発でアジの居場所を突き止めねばならなかった。

 

そこで昨日は思い切って最近足を運んでいなかった場所に行ってみることにしました。

 

 

 

一昨日漁友のMA氏がそこで豊漁したとの情報を貰ってたのと、今日の市場がお休みの関係でセミプロのお方達も多分来ないであろうと思い、本当に久しぶりに訪ねてみました。

 

ただ、最近の傾向として2日続けてお魚が同じポイントに居着いていたことがなく、もしスカだったら完璧な坊主になるリスクを伴ってましたが、結果としては久しぶりのデカアジの入れパクを楽しめました。

 

 

 

出港は7時30分丁度で、レンタルボートのスズキくん出港準備が忙しくて時間を食い、概ね予定通りの出港時間となりました。

 

平日の爺っちゃま達の時は何故か予定時間より30分は早く出港することになっちまうけど、土日のサラリー諸氏の時はゆっくりと準備できるから少しは心に余裕がありますがね。

 

目標のポイントに向かって走っていると突然後ろのドアのガラスを 「ドンドン」 と叩く音がしたので慌ててエンジン回転を落としギヤをニュートラルにして後ろを見ると、同窓の浜ちゃんがルアーでお魚と格闘されておられた。

 

走っている間にルアーを流してサワラを狙っていたんだね。

 

上手に取り込んだのは良型のヤナギクラスのサワラでありました。

 

 

 

それから再度ポイントに向かいながら潮の情報のあれこれを入手していたら、どうやら潮の色が上りなのと水温が一昨日より1度上昇してるので、夜のうちに上り潮が入ってきてたことに気が付きました。

 

途中〃の各ポイントの上を通過しながら探索すると、一昨日には見られなかったアジと思しき活発な魚影反応が有り、イカリを打たずにショットガンでサビキを落とすと、針外れで釣り上げは出来なかったけど間違いなくアジの群れと判断。

 

とりあえず目的のポイントに行くも船が通過した途端群れが散ったので、先ほどの場所に戻ってイカリをドボン。

 

すると嬉しいことに1投目から竿先にアジ特有のプルプルの振動が伝わり、上がってきたのはお腹に卵をたっぷり蓄えてるであろうデカアジでありました。

 

 

 

その後も順調に釣れ続けてたけど、次第に風向きが変わり船の位置がズレて魚影がかなり薄くなったし、お刺身楽しめる程度に十分釣れたので、西風が強くならないうちに潟に移動しましょうということになりました。

 

 

潟に到着するとスズキくん含めて3隻のプレジャーボートが着けておられたが、またしても潮と真逆な場所に皆さん着けておられたので、楽々ベストポジションに位置取りすることに成功。

 

マサバもいたけどデカゴマサバがほとんどでしたが、中には40cmくらいのデカチンアジも釣れたりして、クーラーボックスは結構賑やかなものになりました。

 

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それにしても一昨日のお方達には気の毒な釣果となってしまいました。

 

 

 

さあてと、今日は西風が半端なく吹く予報なので、お休みして掃除や整備をしたいと思います。


2017-12-16 02:17:00

探して探して探しまくったけど、結局アジは1匹も釣れませんでした。

 

 

 

ここ最近は2日続けてアジが同じ場所に居着いてたことがなく、昨日釣れたので今日行ってみると見事にもぬけの殻状態になっていて、初めっから探し回らなきゃいけないから随分厄介なんですが、それをコツコツやらないとお魚は絶対に釣れないですね。

 

そう言えば近頃プレジャーボートの釣り師が沖に出てくる姿を見かけないが、多分行けども行けども坊主を繰り返した結果、こたつに入ってみかん食べながらワイドショーを見ていた方が良いということになっているのでしょうねえ。

 

毎日沖に出ている自分でもお魚の居場所を突き止めるのにもの凄く苦労しているくらいだから、たまにやって来られて昔釣れたことのある場所で仕掛け落として餌撒いても、そりゃ釣れる訳がないですわな。

 

今年は間違いなく全体的にお魚が少なく、潟周辺は定置網の設置が甚大な影響を及ぼしていると思っております。

 

そしてこの時期水温が日に日に下がっていくので、お魚がそれに適応するのに一生懸命で、餌を食べるどころではないのかも知れませんね。

 

 

 

で、昨日は穏やかな表現だった予報に反して北風がずっと吹いてて、尖った波が船を激しく揺さぶるが、それでも走りに走って魚影を探すもののもぬけの殻状態か、魚影があってもポカーンとして口を使わないかの様でして、デカゴマサバにチダイにデカニベしか釣れずに、目的のアジの姿を1匹も見ることが出来ず撃沈の1日になりました。

 

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漁師の友達の情報では鵜戸沖まで行ってやっと市場に出される程度釣れたみたいだが、最近の宮崎の市場の魚価暴落でほとんど収入にならないと、ひどく嘆いておられてました。

 

漁友のMA氏は久しぶりにある場所でデカアジを結構釣ったみたいですが、近くにおられたセミプロさん達は1匹もアジを釣ることなく失意の帰港となったそうで、こりゃこの先どんな風になるのか本当に心配ですね。

 

 

 

さあて冷蔵庫の中の半額物がそろそろ少なくなってきたので、半額ハンティングしながら内海に向かうことにしますが、日曜日は西風がかなり強まるみたいなので、沖には行けないし潟周辺が全く釣れてないから、結果は目に見えてるということで敢えてお休みにいたします。

 

釣れないと分かってて船を出すのはとても心が痛みますからね。


2017-12-14 16:16:00

先日、例の三半規管が壊れた冒険王から、彼の船外機のプロペラのブレードを曲げてしまった話を聞かされましたが、どうやら先の台風22号の流木処理に担ぎ出されて、港の中の浅い場所で海底にペラを衝突させてグチャグチャになったそうな。

 

大体が宮崎弁で言ういわゆる 「ぼっけもん」 的人物なんだが、 「よし、俺がやってやる。」 みたいに勇んで乗り込んだものの、結局高価なプロペラを駄目にしたようだ。

 

でもまあ、このお方はド干潮の時でも構わずズンズン行き来するから年に何度かはプロペラ潰しておられてて、特に珍しいことではない。

 

ただホイホイとプロペラを交換出来る裕福なお方なら全く気にならないだろうが、ステンレス製なら7~8万円でアルミ製でも2~3万円はするので、どっちも自分宅の家賃よりはるかに高いのでおいそれと交換なんか出来ないのであります。

 

 

 

ではプロペラのブレードが曲がると何故いけないかと申しますと、プロペラが高回転しているのでバランスが崩れてシャフトに異常な力と振動が加わり、結果としてドライブの部分を壊してしまうからです。

 

どれくらいの高回転かと言うと、普段使用するエンジンの回転数は4,000回転辺りまでと思いますが(中には無意味に飛ばしたくて6,000回転近くまで上げたいおバカな船長さんもいらっしゃるが)、船外機のギヤ比(減速比)は概ね2.0前後だから14インチのプロペラのブレードの先端では時速132km/hのスピードで水を掻いてることになります。

 

空中でその速度で回っても特に問題は無さそうですが、水は空気の密度が1000倍あるから、それぞれ3枚のブレードにかかる力がとんでもなく違ってくるから、シャフトを支持してるベアリングに凄まじい偏った力が加わり、結果ドライブ部分をお釈迦にしてしまうのですわ。

 

 

 

で、曲がってしまったペラの修復を 「困った時の吉園さん」 に依頼して元に戻してもらった。

 

 

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 これがペラの曲がってしまったブレードの先端部分です。

 

 

 

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こんな感じでひん曲がってしまった。

 

 

 

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割れないようにガスで温めて金づちですこしずつ元に戻していきます。

 

 

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曲がってた角度がキツくて一部クラックが入ってしまいましたが、メタルパテでカバーして完成です。

 

 

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これで元のペラに戻りましたが、避難港は川の中にあるので水深が浅く、干潮の時には水深が数十センチしかない所もあります。

 

船外機はチルトアップできるので余程のド干潮で無ければ出入りできますが、航路を間違えたりチルトアップを怠ったりすると川底の石やドックのスロープのコンクリートにプロペラを衝突させて、ものすごいことになっちまうから気を付けましょうねえ。

 

 

 

さてと、今日・明日は凪ぎのようなので、美味しいお刺身求めてお魚を探しにそろそろ出立しましょうかね 。


2017-12-14 02:21:00
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自分はまだまだ経験が深いわけではないけど、それでも毎日沖に出てると次第に分かってくることもありまして、釣りってのは結果だけであって 「きっと何々なはず」 と軽々に口にされるお方は経験が浅いのだなあと、すぐに分かるようになりますね。

 

早い話、昨日釣れたから今日も釣れるはず的な考えは一切通用しませんで、一晩で状況が一変するのが海なのであります。

 

自分がしょっちゅう 「多分釣れないよ。」 と口走るのは、 「釣れることもあるかも知れないが、当然釣れないこともあるからね。」 の意味であります。

 

お魚が釣れないと 「今日の海は何かおかしいなあ?」 とボヤく船長さんがたまにいらっしゃいますが、釣れないのが当たり前と思ってる自分にとって何がおかしいのか全く理解出来ないけど、人様の予想というものは大体において海に対する根拠の無い希望的観測にしか過ぎず、彼らに於いては 釣れない = おかしい という意味であることが、最近になってようやく掴めるようになりました。

 

 

 

毎日沖に出てると、希望的観測が全くの無意味であることを毎日のように思い知らされるから、自然と 「多分釣れないよ。」 というネガティブな言葉になっちまうのかも知れないが、それでも執念でお刺身程度のお魚をあまねく全員に楽しんでもらいたい気持ちは揺らぐことはありません。

 

昨日もそんな1日でありました。

 

 

 

出港は7時30分ちょい前で、スズキくんの準備もあったのでバタバタしてて、ろくに朝の挨拶も出来ないまま沖に船を進めて行きました。

 

お船の場合自動車と違って準備が色々ありまして、乗り込んでキーをひねってスタートという訳にはいきませんで、しかも船齢40年近くの老船なものだからひとつでも手順を間違えてやり残した作業がありでもすると、それこそ引き返さなければならなくなったりして大迷惑を掛けてしまうので、朝の準備の時は無愛想にバタバタしているのであります。

 

で、一昨日それなりに釣れた潟を探索してみるも全くのもぬけの殻状態になっておりまして、イカリを入れる価値が無いほどの状態でしたが、西風がまだ吹いていたので仕方なくイカリをドボン。

 

案の定全然お魚が喰って来る状況には無く、そのうち風が落ちてきたのでチョイと沖の青物のポイントに行ってみることに。

 

 

 

青物のポイントはアジ子が居るにはいたけど、潮がまるで動いてなかったからか喰いっ気がさっぱり無くて、アジ子を釣るのに一苦労でありましたが、プルプルさせてると結構良い型のブリが喰って来てくれた。

 

ブリは走り回るから他のお方の仕掛けを巻き込んで逃走を図った模様だが、最後はあえなくタモの中にジャストイン!

 

 

 

ところが魚影はあるけどアジ子が口を使わなくなったので落とし込み釣法が成立しなくなり、沖に行くか南に下るか、迷った末に沖のアジとチダイのポイントに行く決断をしたが、結果的にはこれが失敗でありました。

 

何故かカンパチが天秤に喰って来て、いわゆる 「出会い頭の交通事故的釣果」 に喜んでおられたが、結局沖で釣れたのはその1匹とゴマサバ数匹だけで、ほとんど坊主の状態が午後まで続く極めて苦しい展開となっちまった。

 

そこで最後の最後と覚悟を決めて大きく南に移動してアジ釣り場に移動することにしましたが、ここは最近全くお魚が寄り付いておらず、セミプロのお方達も見放しておられて誰も近ごろ釣りをしていないのでずいぶん不安があったけど、坊主状態とあってはそんなことを言っている場合ではないのであります。

 

 

ダメ元の探索でありましたが意外にも大きなアジと思しき魚影がボワリと出たのでイカリをドボンとして仕掛けを落としてみると、アジ特有のアタリがあって綺麗なキラキラした今日初めてのデカアジの魚体が遂に船中に取り込まれたのであります。

 

執念が実った瞬間でありました。

 

 

 

ところがその辺から風が南になって、下り潮で南風という船が安定しない最悪の状態になり、船が群れから外れて続けて喰わないからロープワークしたり、エンジン掛けて少し移動させたりと、あの手この手で群れの中心に持って行こうとするけど、自然の力には敵わず直ぐにずれて釣れなくなるし、喰いが浅かったからかとにかく針外れが多くて仕方なかったなあ。

 

それでもアジのお刺身が一切れ楽しめるくらいは釣れたから良かったけど、昨日もほとんど釣れない情報ばかりだったので、運が良かった方なのかも知れないね。

 

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今日は北の風が結構強く吹く予想になってたので昨日から中止を決めて修理・整備を行いますが、今日もまた 「困った時の吉園さん」 のお力をもらうことになりそうだわ。

 

こういう卓越した技術の持ち主が近くに居てくださるから、安心して沖に出られるのは実に有難いことであります。


2017-12-13 03:06:00

昨日の読みとしては西風が10時頃には次第に収まって、沖のアジ・チダイのポイントに行けるであろうと踏んでおりましたが、強烈な真西の風が帰港する時間まで続いてくれて、結局潟にずっと張り付くしかありませんでした。

 

 

 

出港は7時30分で、ゆっくりと船を進めていくとどなた様も出て行かれる気配が無い。

 

いつもの延縄の漁船は出て行かれたようだが、遊漁船やプレジャーボートは1隻も出ていく様子がなかったですね。

 

潟からとりあえず始めましょうということで潟を探索すると、潮が止まっていた関係かお魚はあちらこちらに散在するものの、ピタッと同じ場所に留まっておらず、いつの間にかフッと居なくなる感じでありました。

 

イカリを掛けて様子を見てると魚影はあるけど喰わない現象が起こってまして、やはり水温が18度台と低い上に潮がほとんど動かないと食欲がめっきり落ちてしまうようです。

 

 

 

しばらくすると西風が強烈に吹き始め沖に行くどころじゃなくなり、昨日の出港は失敗だったかもと思い始めましたが、 「たまにポツポツ釣れるから、ここで良いですよ。」 と有難いお言葉に甘えて最後まで居続けました。

 

昨日の皆さんは一人遊びがお上手な方ばかりで、ずっと静かに黙々と釣りをされてたから何が起こっていたのか分かりませんでしたが、終わってしまえばデカアジやデカゴマサバやイシダイにイシガキダイまで釣られておられて、実に美味そうなお魚がクーラーボックスの中に収まっておりました。

 

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不思議だったのは釣り名手のMさんがいつになく不振を極めておられたが、どうやら棚が深過ぎたみたいだね。

 

何個もアミ籠を無くしたと言っておられたから、多分総じて棚が深かったものと思われます。

 

磯釣り出身で釣りセンス抜群のMさんのことだから、次回はその辺りを修正されて来られるでしょうから、次の釣行時が実に楽しみであります。

 

 

 

さてさて、今日は物凄く寒いようで釣りをするような状況には思えませんが、そもそも釣りがあまり好きでない自分には釣りをされてると言うより、ほとんど修行か拷問にしか見えないけど、本人さん達は寒くても面白いのでしょうかねえ。

 

寒いけどボチボチ出立することにしますわ。


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