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せいゆう丸釣行記
昨日は1年振りにお顔を拝見したK氏と一緒でありました。
農業経営されてるのでお休みがなかなか取れずに満を持してのご登場でしたので、自分もちょいとばかり緊張しちょりました。
というのも、いつも釣れない自分のお船だからあまり考えなくても良いのでしょうが、それでも1年振りとなれば少しはお魚を釣って持って帰ってもらいたいけど、ここ数日釣果が下がり気味なのと、長い期間潮が動かないことがどうしても頭から離れない。
餌釣りの場合お魚の食欲に依存する釣り方だから、お腹が減らなければ餌を口にすることなく、潮次第では完全坊主も有り得る。
マキ・シャカの釣果を拝見すると、潮とか水温とかまるで関係なく毎日超高級魚ばかりがバカスカ釣れてるから、これからの船釣りは全てマキ・シャカに移行すると思うけど、長年竿先をジッと見ながらの静かな釣りに慣れてる自分の場合、確実に釣れる釣法なんだろうと分かってはいるけど、ずっと手を動かし続ける忙しい釣りはとてもじゃないが出来ないんだわ。
従って自分は相も変わらず自然に身を任せる超ローテクな餌釣りしかできず、その日の潮の具合で釣果が決まるのが現実なんですなあ。
ここら辺りがハイテクな道具(アイテム?タックル?)を駆使することによって釣果がどうにでもなり、毎日釣れまくる釣り方に凌駕されちゃったのかも知れませんね。
そろそら察しはついてると思うけど、前置きが長い時はあまり釣れなかった時でありまして、ハイそうです、昨日は見事に撃沈でありました。
出港はいつもの6時30分でしたが、赤灯台を過ぎて外海に出ても波がまるで無くて湖の中を航行しているようでした。
ポイントに向かう途中船足は全く変わらず、潮がまるで動いていないのが分かり坊主の文字が頭をチラつく。
沖の磯場に到着してイカリを打って仕掛けを投入すると、錘が要らないくらいに真下に落ちていくので、ますます坊主の文字が頭の中で大きくなる。
それでもサバでも喰ってくれればと暫く待つが、竿先がピクリともしない。
3時間くらい我慢していたがさすがに辛抱できずに久しぶりの瀬変わりを試みたが、結果的にはこれが良かったのかも。
2kmほど離れた場所に久しぶりに来てみたが、サバの合間にイサキがパラパラ喰って来てくれて、どうにかこうにか一晩のお刺身楽しめる程度にやっとこさ釣れまして、坊主は回避出来ましたわ。
それにしても、潮などの自然環境次第で釣果が左右されるこの餌釣りというローテクな行為には、あらかじめの答えが用意されてないから面白いと言えば面白いが、スマホ世代やファブリーズ世代にはまず受け入れられることはないでしょうなあ。
さてと今日もスズキくんが出撃するから準備せにゃならないので、そろそろ内海に向けて出立しますわ。
昨日はホントにキツかった。
とにかく潮が全く動かず、10号の錘でも真下に落ちて行く位の潮止りで、まるで釣りになりませんでした。
これだけ長い日数潮が動かないのは経験したことなくて、この先どうなるのだろうかと、不安を通り越して恐ろしくなりますわ。
昨日も6時30分の出港でしたが、沖の磯場に向かう途中完全なベタ凪ぎでしかも潮が動いてないため船速が全く変わらず、ほとんど大きな湖を航行しているような感覚でしたなあ。
沖の磯場に到着すると潮が動かないからどの方角に流れるのか分からず、とりあえず適当にイカリを投下したがそのうち南風に変わったのでイカリを打ち直し、結局最後まで同じ位置をキープすることができました。
経験的なことなのですが、沖の磯場ではウロチョロせずに過去に実績のあった場所でジッと待つのが最終的には結果を残せるのでありますが、釣れない時間が長いとどうしても場所を変えたくなるけど、そこは我慢ゞなのであります。
残念ながら昨日はシマアジが姿を見せてくれず、長いことその綺麗な姿で喜ばせてもらったけど、そろそろ終わりに近づいたのかも知れませんね。
納竿まで我慢の釣りを余儀なくされましたが、釣り座と棚の取り方で多少の差が出てしまいましたが、それでも何とかお刺身一晩楽しめる程度は確保出来ましたわ。
イサキと言えば、日南の立石付近で毎年爆釣されている日南在住のI氏に今年の様子を伺ったら、やはり黒潮がまるで来なくて今年はさっぱり釣れなかったそうな。
I氏は自分のお船を日南の油津港に所有されているけど、何故かあちこちの遊魚船にも乗られる面白いお方なのですが、今年は日南で釣れないから串間まで行ってるともおっしゃってた。
黒潮の蛇行の影響は大きいね。
そんな悪条件の中でも、マキ・シャカのお船だけはクーラーに入りきれないくらい毎日爆釣してみたいなので、自分も流行に乗って本格的にマキ・シャカに挑戦しようかな。
いやいや、昨日発売された文藝春秋を読まないといけないから、とりあえず読み終わるまでやめときますわ。
今年は凪ぎで雨があまり降らないから連日沖に出てますが、14日は自動車の免許更新が来てるのでお休みして、終わったら午後には橋の下の天然ドックで修理や整備を行いたいと思います。
北部九州の災害は凄まじかったんだね。
未だに被害の全状況が把握できてないみたいで、行方不明者も確定できてない状況らしい。
福岡県朝倉市周辺での豪雨でひょとすると50人近くが犠牲になってる可能性もあるようで、集中豪雨の恐ろしさがひしひしと伝わってきますね。
朝倉市のお隣の東峰村小石原地区には、小石原焼という日用陶器で有名な窯元が沢山存在していますが、山あいに建てられた木造の建物ばかりだから、かなりの被害に会ってるのじゃないかな?
自分は幼い頃福岡に住んでたけど、親が小石原焼が大好きだったので何度も連れて行かれた覚えがありまして、被害に会った映像を見ると心が痛みますなあ。
南部九州はおかげで今のところ大きな災害が発生していないけど、今後台風の季節になるから油断はならないね。
さてさて、昨日も沖に出られましたが、暑いのが苦手なメル友のレレレのおじさんに一昨日 「最近涼しくて数は少ないけどシマアジがまだ釣れてるよ。」 と悪魔の囁きのようなメールを送ったら、 「行くう!」 と、パクリと喰って来てくれた。
梅雨時期らしく、最近ベタベタ凪ぎの海況が続いてて。波がほとんど無いから随分と走りやすいけど、相変わらず潮は動いていませんでした。
それでもデカいゴマサバを中心に時々ポツリポツリ釣れる感じでしたが、そのうちイサキやシマアジも少し混じる程度に釣れ始め、とりあえず一晩のお刺身が楽しめる程度には釣れてくれましたわ。
レレレのおじさんは昨夜が居酒屋の定休日だったので、今夜シマアジやイサキのお刺身を肴に、シルバー悪友数人とでワイガヤするそうな。
イサキは一頃に比べるとお腹が小さくなってきたみたいで、そろそろ放卵終えてシーズンが終わっちゃうのかな?
今年は黒潮が来ないまま、夏の海が終わっちまうのかも知れないなあ。
今日も雨の確率高くなくて波も無さそうなので、沖の磯場に行ってみましょうかね。
「船長、スズキくん空いてます?」
はたはた君を送り出す準備をしてた頃、JR九州のK氏からお電話貰った。
どうやら遠く江戸からお知り合いが来られたようで、急遽マキ・シャカさせたいとのことだったので、急いで準備を整えておいた。
自分が先に沖に出たので、どこをどう漂流してマキ・シャカしてたのか知らないけど、夕方メールが入ってて、K量販店で計測してもらたら、80cmピッタリだったそうな。
他にもこれより少し小振りなマダイやヒラソウダカツオ等釣って帰って来てたが、なにせ土砂降りの最中だったのでこの写真撮るのが精一杯でありました。
K氏はこれまで連敗記録を重ね続けてこられ、最近多少自信喪失気味でありましたが、昨日ばかりはドヤ顔で、幾分胸を張っておられた姿が実に印象的でしたなあ。
昨日はベテラン揃いだったので安心しておられましたが、やはり潮が動かない。
一昨日よりもさらに動かなくなって、仕掛けは終日真下に落ちてイサキの活性がやたら悪かったですね。
出港はいつものように午前6時30分。
はたはた君が5時過ぎに出て行ったがバタバタと送り出して、それからゆっくりと出港の準備をしながら、カラスとトンビと野良猫にご飯を食べさせる。
この時間になると彼らは餌を貰えるのを知っててやって来て、トンビは電柱の上からジッとこちらの様子を伺ってるし、カラスはすぐ近くに来て 「ギャーギャー」 と餌の催促するし、野良猫はカラスと威嚇しあいながら近づいてくる。
お魚の腹わた等の残飯を堤防の先端に置いてやると、すぐにトンビが飛来して急降下して足で掴まえて飛び去って行くが、降下する時の翼の格好は、まるで第二次世界大戦中ドイツ軍のユンカーススツーカ急降下爆撃機の逆ガル的形状を彷彿とさせますがね。
写真は借り物ですが、急降下するときはこんな感じで翼を折りたたんでます。
そしてこれが急降下爆撃機のユンカース・スツーカの逆ガル形状の翼であります。
胴体から出た翼が一旦下方に下がり、それから角度をつけて跳ね上がるのですが、トンビの写真と比べて何となく似てませんか?
話が脱線してしまいましたが、こんな感じで皆さんが来られるまで、動物とゆったり・まったりした時間を過ごすのが大好きであります。
さてと、昨日も相変わらず潮が動かず、ますますイサキの活性が悪かったのでありますが、よそのお船の動きを見ていると多分どこも釣れてないという事が分かりますね。
自分がポイントに着けた時には、ムルギ瀬周辺には結構な数の遊漁船やプレジャーボートが来てましたが、そのうちウロウロし始めて昼前にはほとんど全部居なくなりましたなあ。
釣れない時間が長くなるとどうしても別の場所に移動する気持ちが出て来るものですが、毎日来てると分かるのだけどお魚の喰いっ気には波がありまして、どうやら休憩タイムがあるみたいで、ご飯を食べたあと体育館の裏でタバコを一服しているのか知らんが、とにかく暫く何も喰わない時間帯があるけど、必ずその後に喰いッ気が出てきますがね。
そこら辺がアジ釣りと沖磯の釣りの基本的な違いなのであります。
昨日もでかいゴマサバが多かったけど、イサキやメジナやシマアジやヒラソウダカツオが混じってくれて、お刺身が一晩程度楽しめる程度には釣れたみたいです。
面白かったのは同窓の浜ちゃんが納竿間際に、 「これ、最後の1投ね。」 と言って下ろした仕掛けにアタリがあったけど残念ながら針外れしてしまったのがよほど悔しかったのか、 「もう1回いい?」 と子供のような目で訴えるものだから、仕方なくエンジンかけずに待ち、再度仕掛けを下ろしたら4匹目のシマアジが釣れちゃって、それはそれはたいそう喜んでおりました。
ゴマサバはとにかくデカイから身の量が半端ないので、食べ方を工夫したら素晴らしい食材になりますわよ。
バターとかオリーブオイルなどでソテーしてやると、身に少し足りない脂肪分を補ってやれるから、たいそう美味しく頂けます。
それから塩ゆでとか酒蒸しにした時には、マヨネーズが合いますね。
当然、定番の味噌煮・竜田揚げ・干物でも美味しく頂けるけど、釣れる量が量だけに食べきるのに時間がかかりそうであります。
先に出て行ったはたはた君は、昼過ぎまで自分達の近くで釣ってましたが、その後場所を変えて執念でイサキを釣っていたみたいで、帰りが遅かったので取材出来なかったけど、自分たちと同じくらいは釣れてたようです。
梅雨の末期ということですが、幸いにも大雨で災害が起きることは今のところ無いみたいですけど、今日も気を緩めず天気予報をよく確認して沖に出るようにしますわ。