Welcome
Information
せいゆう丸釣行記
時化明けで良かった試しはないが、昨日もあんまり良くなかった。
しかも南寄りの風が次第に強まり、とんがった波が来始めたので黄金の瀬を早々に引き上げ、潟寄りに移動。
粘って粘って午後3時までに船中写真の釣果となりました。
石鯛やチヌやメジナにイサキにアジが釣れちゃいまして、しばらくはお魚三昧でありましょう。
今日は何か天候が定まらずやきもきしておりますが、とりあえず内海に向かってみることにいたします。
突然ですが、再エネ賦課金ってご存知ですよね。
再生可能エネルギーのコストを国民が負担する「賦課金」のことだそうで、他の発電よりコストがかかるからその分の差額を国民が払うシステムなんだそうな。
2015年度の単価は電力1kWhあたり1.58円に決まり、2014年度の0.75円から2倍以上に拡大したらしい。
しかも毎年太陽光発電が増えてくるので、ますますその単価が上がるのは必至らしい。
昨日九州電力から届いた電気料金請求書を見て驚いた。
600円を超えていたのであります。倍以上の負担増だ。おい、ちょっと待てよ。冗談じゃないぞ。
どう考えて納得できない・・・。
そこで暇なものでちょっと調べてみた。
再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)というのがあるそうで、よくは知らないが再エネで発電された電気は販売される金額よりはるかに高い値段で、一切合切電力会社が買い取らねばならないそうだ。
大まかだが1kwあたり40円で買い取って、23円で売っている。
その差額の17円を国民が負担しなきゃいかんそうだ。
このままの条件でソーラーが増え続けると、ひょとすると使用電気料金より賦課金のほうが高くなるかもと試算するサイトもあった。
冗談じゃないよ。再エネに投資できる方々は濡れ手に粟状態なんだろうか。
ところが知り合いにその辺を聞いてみると、世の中うまいことで来ているそうで、いろいろな名目の税金等で利益を持っていかれて、当初考えていたより結構厳しいそうな。
しかし借金せずに設備をできるようなVIPの方々はかなり利潤を上げているとも聞いた。
この制度の下では競争も需給バランスも何も存在しないようでして、そういえば山の奥の空き地や農地がソーラーパネルで風景が一変している地域もある。
請求書の600円がそのような方々に貢がせられていると思うと、何となく気が重くなりますなあ。
買取制度の見直しが進められているらしいが、経産省あたりでCO2排出のことや原子力神話のことも含めて将来を見据えた長期ビジョンで検討しているものと信じたいが、どう考えてもそれら濡れ手に粟の方々に加担されることはごめん被りたいのだ。
我々一般庶民に解決できる方法はただ一つ、電気を使わんければいい。非現実的だが。
自分宅のように冷凍庫や冷蔵庫が5台も座っていると電気使わずにはおられんけど、そのうち自家発電して高い電気を買わんで済むように精一杯頭を使うつもりであります。
電気を作って売るんじゃなく、電気を自分で作って自分で使う。自給自足・地産地消が自分の理想なのであります。
実は自分には秘策がありまして、田舎に引っ込んだ時には早速トライするつもりであります。
安いことに何故か異常に執着する、せいゆう丸の船長であります。
私事ですが、というか、ここでは私事しか書かないので当たり前のことですが、今日は2番目の孫の100日祭であります。
この子も男の子でありまして、長男よりなんか成長が早いような気がする。
おっぱいばかり飲んでいるため体つきがカチンカチンしていて、半分ミルク育ちの長男より頑丈そうな体つきをしているみたい。
暇さえあればお母ちゃんのおっぱいを飲んでおりまして、寝ているか飲んでいるかなのであります。
お母ちゃんも2番目の子となりますと勝手が分かるようになりまして、少しぐずりだすと 「ハイハイ」 とおっぱい出して飲ませるものだから、子も仕方なく何となく飲まざるを得ないようで、たいそう微笑ましい。
自分の子供の時をあまり憶えていないのでありますが、不思議なことに孫となると良く観察できるものでして、1日一日の成長をしっかり把握できますねえ。
早いものでその孫も生後100日を迎え、本日そのお祝いをいたします。
息子からお祝いの鯛を釣ってくるよう頼まれていたのですが、台風の関係で漁に出られなかったため、仕方なく先日最後に釣れたカワハギで我慢してもらうことにしております。
カワハギ君にしてみれば、「鯛じゃなくて悪かったな!」 と言われそうですが、ウスバハギという立派なお魚でありまして、たくさん身が取れる高級魚だから、鯛の代役としては十分であります。
ところで昨日はカローラの車検準備作業をしておりました。
半年ばかり前にワイパーのリンケージが取れて不動になっていましたが、テキトーな性格の自分は修理することをせず、ワイパー外したまま撥水剤のグラコで済ませておりました。
几帳面な方からすると信じられんかもしれないが、朝出立するときに雨で視界が悪い時は助手席に置いている外したワイパーを掴み、手で 「シュー シュー」 とワイパーしてやるのであります。
その現場は多分誰にも見られてないと思うが、自分の性格はだいたいそんなものであります。
そんなことでは車検通らないのでリンケージを加工して取り付け、時間かかったが無事取り付け終了したのでありますが、やっぱりワイパーは便利ですなあ。
早よやっとけば良かった。
足回りのブーツ類やタイロッドエンドも損傷ないので、時間見つけて陸運に持って行って車検受けてきます。
自分で車検受けた経験のある方だったらわかるけど、陸運の車検って基本自己責任でありまして、書類に車両点検簿を添えますけど、それに問題ない上で車検受けることになっておりますから、検査そのものはコツさえ掴めば割と簡単であります。
もう10年以上車検を車屋に依頼してないので最近の状況は分かりませんが、いつ誰が始めたのかしらないけど足回りや床下のブラック塗装や、ワイパーに筋が入ってるので車検に通りませんよとか、とにかく余計なことをして車検代が高く付くように仕向ける。
実際陸運や軽自動車協会での車検では、検査場の手前で検査官がライトや方向指示器やクラクションが機能しているか確認するだけで、ワイパーなんぞ動いて水が出れば 「はいオッケー」 なのであります。
ワイパーの筋なんぞ確認するような暇な検査官はいないのであります。
ただしあくまで自己責任でありますので、足回りを分解して修理できるくらいの知識と技術がないと持ち込み車検はお勧めできませんがね。
ところで昨日半額ハンターの自分は、例によってマックスバリューの柳丸店に早朝5時頃訪れました。
嬉しいことに何と!オーストラリアのサーロインステーキ肉が4枚半額になっているではないか。
肩ロースと称する部位のステーキはたまに半額を見かけるが、サーロインは滅多に出ないのですかさず買い物かごの中にホイ。
夕んべ、かあちゃんが自分で植えて育てたニンニクの初物とステーキを食べたが、最高でしたな。
サシなる脂身はほとんどないが、その赤身がとにかく美味い。
お肉って本来こんな物なんですよね。
いつあんなに脂身が入った牛がモテはやらされるようになったんか分からんが、肉はやっぱり筋肉の赤身であります。
旨みがまるで違う。少し硬いかもしれないがとにかく旨い。
半額だとそれが100g150円で買えるんですよ。一枚250円くらいですね。
安いものに異常なまでに執着する自分は、昨夜至福の時間をかあちゃんと過ごしたのはいうまでもありません。
台風が通り過ぎて次第に波が収まりますので明日から漁に出ます。
多少雨模様の日もあるようですが、波さえなければカッパ着て漁をしたいと思います。
今日は暇こいていたもので、海鳥に関して色々と勉強しておりました。
と言うのも、最近カー助が全く姿を見せず寂しい思いをしていたのですが、春だから恋の季節でせいゆう丸の船長どころではないのだろうと勝手に思っていたのですが、とにかくあんなにせいゆう丸にべったりのカー助がいなくなったどころかか、カモメさんを港で1羽も見かけなくなったので、これはおかしいとカモメの繁殖時期についてネットで調べておりました。
そういえばカモメに変わって最近ミズナギドリをよく見かけるようになりまして、海面スレスレにアクロバット的に飛ぶ姿はまっこと凄いものがありますね。
この写真見てよ。羽の先が海面に付くか付かないかのギリギリで飛ぶ続けるんだよ。
風の捉え方が巧みでありまして、かなりの高速で上昇・反転・下降を繰り返しておられる。
羽を動かさずに飛び続けるものだからいつお休みするのか心配していましたが、何のことない疲れると海面に降り立ち、浮かんだままお休みされておりました。
さてカモメのカー助ですが、突如として姿を見せなくなってひと月経ちますが、ついこの前まで夕方にタンク前の波状岩で羽を休めてたむろってたカモメ達が一羽も姿を見せなくなったのであります。
不思議ですなあ。
ウィキペディアあたりで調べておりましたら、カモメの画像がどうもカー助とチト違う気がして詳細に調べたたところ、カー助は何とウミネコであることが判明したのでありました。
上がカモメで下がウミネコであります。
親分子分の契りを結んだ時に 「僕ウミネコだよ」 と、名乗ってくれれば問題なかったのに、黙っておられたので今まで全く気が付かなんだ。
「漁師とカモメの友情物語」 を 「漁師とウミネコの友情物語」 に変更しなきゃならんがどうも語呂が良くない。
知らんかったことにして、やっぱりカモメのカー助のままにしておきます。
でもテレビ局からドラマ化するお話はやっぱりありませんねえ。
残念!
もう何十年も船で遊んでいると自然がどんなものか少しはわかってくるのでありますが、それでも台風ってやつはどうにもならない。
なんせ影響受ける時間が長すぎる。
はるか南海上にあってもうねりだけはいち早くお越しになるし、通り過ぎても海の中がかき混ぜられてしまって、もとの状態にもどるのに数日かかる。
やっと元に戻ったかなと思ったら次の台風がお出でになる。
去年もおよそ一ヶ月漁に出られなかった期間がありましたなあ。
限られたお休みの時間を利用して船遊びを楽しみにしておられる方も沢山いらっしゃる訳で、そんな時にわざわざ台風なんぞが邪魔しないで欲しいのだが、こればっかりはどうにもならん。
そういえばどうにもならんことの中に潮の満ち引きがありまして、あれって人様がコントロールできる術を発見できたらノーベル賞ものでしょうね。
太陽と月の引力とのバランスで起こる現象らしいが、とにかく待つしかないのであります。
便利な社会生活をしておりますと 「待つ」って事を忘れがちになりますよね。
まあ、お江戸あたりに行きますと 「行列のできる・・・」 で立って順番待ちをなさってる光景を目にしますが、普段宮崎あたりの田舎では時を待つことはあまりありません。
しかし潮だけはとにかく待たんといかんのでありまして、それが小さなボートであろうが何十万トンの大型船であろうが一緒なのであります。
内海港みたいに比較的水深が浅い港は特に待つ船が多いのでありまして、入港待ちをしている小型タンカーや貨物船をよく見かけますよ。
ドックに船を揚げる時なんぞは特に潮が大事でありまして、満潮近くにならないと台船に船を乗っけることができないのであります。
お魚釣りも 「時合を待つ」って言葉があるとおり、お魚がお食事する時間まで待たんといかんのでして、これまたどうにもならん事の一つでありましょうなあ。
食欲増進の手立てがあると良いのだが、こればっかりはホントどうにもならんのでして、例えばもし海中に音楽を流して魚が入れ食い状態になった事例でもありましたら、是非お教えいただきたいものですな。
こうやって考えますとお魚を捕まえる漁業というお仕事は 「待つ」 ことが多すぎて、欲しいモノがなんでも今すぐ手に入る現代人にはひょっとして理解不能な職業に思えるかもしれませんが、やってみると意外に新鮮な感動があるものですよ。
待った末にに手に入れた獲物の価値は格別のものがありまして、いつでもどこでもパッと手に入る品物とは全然違うものですよ。
だから船遊びや魚釣りは非日常で面白いのかもしれませんね。
仕事に疲れたり面白くないことがあったりしたら船遊びでもして、そしたら少しの時間だけど嫌なことを忘れることができるかも。
そうです、そうです。17日(日)と19日(火)に車検のため休漁するところでありましたが、台風が来てる間に受けることにしましたので、カレンダーを変更しましたので良かったら参考に。
ところで写真は先日試しにサンクマール前の潟で上がったキロ近いイサキと1.5kgくらいのメジナであります。
潟では数は出ないけど、沖の瀬では見かけないデカいイサキが出没するのでありまして、上り潮が沿岸を洗い始める今から初夏まで釣れますよ。
これまたその時期まで待たんといかんけどね。