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せいゆう丸釣行記
突然ですが、再エネ賦課金ってご存知ですよね。
再生可能エネルギーのコストを国民が負担する「賦課金」のことだそうで、他の発電よりコストがかかるからその分の差額を国民が払うシステムなんだそうな。
2015年度の単価は電力1kWhあたり1.58円に決まり、2014年度の0.75円から2倍以上に拡大したらしい。
しかも毎年太陽光発電が増えてくるので、ますますその単価が上がるのは必至らしい。
昨日九州電力から届いた電気料金請求書を見て驚いた。
600円を超えていたのであります。倍以上の負担増だ。おい、ちょっと待てよ。冗談じゃないぞ。
どう考えて納得できない・・・。
そこで暇なものでちょっと調べてみた。
再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)というのがあるそうで、よくは知らないが再エネで発電された電気は販売される金額よりはるかに高い値段で、一切合切電力会社が買い取らねばならないそうだ。
大まかだが1kwあたり40円で買い取って、23円で売っている。
その差額の17円を国民が負担しなきゃいかんそうだ。
このままの条件でソーラーが増え続けると、ひょとすると使用電気料金より賦課金のほうが高くなるかもと試算するサイトもあった。
冗談じゃないよ。再エネに投資できる方々は濡れ手に粟状態なんだろうか。
ところが知り合いにその辺を聞いてみると、世の中うまいことで来ているそうで、いろいろな名目の税金等で利益を持っていかれて、当初考えていたより結構厳しいそうな。
しかし借金せずに設備をできるようなVIPの方々はかなり利潤を上げているとも聞いた。
この制度の下では競争も需給バランスも何も存在しないようでして、そういえば山の奥の空き地や農地がソーラーパネルで風景が一変している地域もある。
請求書の600円がそのような方々に貢がせられていると思うと、何となく気が重くなりますなあ。
買取制度の見直しが進められているらしいが、経産省あたりでCO2排出のことや原子力神話のことも含めて将来を見据えた長期ビジョンで検討しているものと信じたいが、どう考えてもそれら濡れ手に粟の方々に加担されることはごめん被りたいのだ。
我々一般庶民に解決できる方法はただ一つ、電気を使わんければいい。非現実的だが。
自分宅のように冷凍庫や冷蔵庫が5台も座っていると電気使わずにはおられんけど、そのうち自家発電して高い電気を買わんで済むように精一杯頭を使うつもりであります。
電気を作って売るんじゃなく、電気を自分で作って自分で使う。自給自足・地産地消が自分の理想なのであります。
実は自分には秘策がありまして、田舎に引っ込んだ時には早速トライするつもりであります。
安いことに何故か異常に執着する、せいゆう丸の船長であります。