インフォメーション

2018-04-06 16:52:00

(CNN) 頻繁な外食は糖分や脂肪分取りすぎの原因になるだけでなく、有害性が指摘される化学物質「フタル酸」の摂取も大幅に増えるという研究結果が、このほど報告された。

フタル酸は香水やヘアスプレーなどのほか、食品の加工や包装に使われるプラスチックにも含まれ、先天性疾患や行動問題、肥満などとの関係が指摘されている。

28日の学術誌に発表された研究結果によると、レストランやカフェ、ファストフード店で前日に食事した人は、食品店で買った食品を食べたという人に比べて、フタル酸の値が35%も高いことが分かった。

論文を執筆したジョージワシントン大学のエイミー・ゾタ准教授によると、外食をした人は、包装用プラスチックと接触していた食品を通じてフタル酸を摂取したとみられる。

フタル酸の中でも、プラスチックを柔らかくするために添加される可塑剤は最も懸念が大きいという。可塑剤は食品の包装や、食品を扱う手袋などに使われている。

研究チームは、米疾病対策センターが2年ごとに実施している栄養摂取に関する調査で、2005~2014年にかけて収集した1万253人のデータを分析した。

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2018-04-06 16:48:00

中国・大連
大連で回転ずしがブーム


回転ずし店「争鮮」(ジェトロ撮影)

台湾ブランドの回転ずし店「争鮮」は、大連市内の主要なショッピングモールに5店舗出店し、いずれも行列の絶えない人気店だ。回転ずしブームの火付け役となった同店の成功の秘訣(ひけつ)はコストパフォーマンスにある。一皿6元(約102円、1元=約17円)の均一価格は誰でも気軽に食べられる値段であるのに加え、刺し身の鮮度や米の味も評判が良く、多くの若者や家族連れで賑(にぎ)わっている。

大連市内にある商業施設の平均賃料は8~20元/平米(1日あたり)だが、入り口近辺などの優良物件は約30元/平米(1日あたり)にはね上がる場合があり、入居交渉で迅速な決断が求められることもあるが、インターネット通販の影響で実店舗の売り上げが伸び悩む中、大連市内の商業施設は集客力の高い店舗、とりわけ飲食業の入居を歓迎している。また、親日的な大連市では日本料理の人気が高いものの、意外にも商業施設には「本場」の日本料理店が少ない。飲食業を営む日系企業にとり大連はビジネスチャンスが広がっており、「争鮮」の戦略はヒントになるのではないか。

執筆者紹介
ジェトロ・大連事務所 呉 冬梅(ゴ トウバイ)
2006年よりジェトロ・大連事務所にて勤務。調査及びヘルスケア事業を担当。

2018-04-06 16:43:00

食市場情報サービス『CREST®*1 』を提供するエヌピーディー・ジャパン株式会社(東京都港区、トーマス・リンチ代表)は、中国22都市の外食・中食市場2017年第4四半期(10-12月)の動向分析レポートを2018年3月26日に公表します。また、中国の外食・中食市場の動向を分析・解説する無料セミナーを2018年4月11日(水)に開催します。

本分析レポートでは、大きく以下のことが分かります。中国(22都市)の外食・中食市場全体は第4四半期において、金額市場規模で昨年同期比+5%増加し、客数で+3%増加しました。成長をけん引しているのは、Tier2(T2)都市、中国式ファストフード、テイクアウト、30-39歳、午後の間食でした。

 


 

中国外食・中食市場の市場規模は5%増、客数は3%増

酷暑の夏の後、中国(22都市)の外食・中食市場全体は第4四半期において、金額市場規模で昨年同期比+5%増加し、客数で+3%増加しました。Tier2(T2)都市が増加のけん引役であり、前年同期比+4%の客数の増加に貢献し、それはTier1(T1)都市の増加率の2倍に相当しています。平均支払金額は依然としてTier1(T1)都市のグループより5人民元の差がありますが、Tier2(T2)都市の増加速度は比較的速く、その差は現在縮小しています。西洋式ファストフードは+6%客数が増加し、第4四半期の市場をけん引しています。が、金額市場規模においては、中国式ファストフードは平均支払金額が前年同期比+5%高いため、第4四半期は金額市場規模が+9%と大幅に増加し、飛躍的な成果を上げています。

 

 

中国式ファストフードの市場規模が+9%増

2017年第4四半期に、フルサービスレストランの金額市場規模が前年同期比+2%増加しており、外食・中食全体における金額市場規模シェアは51%であり、継続して市場を牽引していく位置にあります。ファストフード店は金額市場規模シェアが1ポイント減少し、30%となりました。ファストフード店の金額市場規模実数値は+9%成長しましたが、主としてそれは中国式ファストフードが牽引しています。

客数でみると、ファストフード店のシェアは46%で、客数実数値で+5%成長しました。客数増加は西洋式ファストフード店がけん引しており、前年同期比+6%と大幅に増加しました。この大幅増の要因としては、第4四半期に、次から次へと各種の新商品を発売したことと、大型チェーン店がTier1(T1)Tier2(T2)都市で700店以上の新店舗をこの1年で投入したことが挙げられます。コーヒーショップ/ベーカリーは市場の第2の成長の担い手であり、第4四半期において、前年同期比+7%の金額市場規模増加と+3%の客数増加を表しています。比較的高い客単価とよりハイエンドな食事提供することで、他業態とは差別化した“外食”体験を提供していることが成長の裏にあります。

 

テイクアウト市場が急成長

テイクアウト市場が急成長しており、第4四半期において前年同期比+44%の客数の増加を実現しています。テイクアウト市場においては、昼食が最も重要な時間で、全食機会の33%を占めています。客数の増加は午後間食から生じており、+79%の客数増加を実現しています。業態別にみると、ファストフード店はテイクアウト市場において54%の食機会数シェアを占めています。そのうちおよそ2/3は中国式ファストフードが占めています。
一方で、コーヒーショップ/パン屋のテイクアウト市場全体に占める割合11%に過ぎませんが、前年同期比+66%と急増しています。しかしながら、テイクアウトでは先に述べたすばらしい“外食”体験を提供できておらず、平均支払金額がファストフード店より6%低くなっています。
地域別にみると、第4四半期のテイクアウト市場で、Tier1(T1)都市は金額市場規模+70%と大幅に増加しました。客数が49%増加したこと、平均支払金額が21元から24元に増加したことが市場規模増加要因です。テイクアウト市場の競争はますます激しくなっています。

 

30-39才の外食・中食利用が増大

消費者からみると、前四半期と同様に、金額市場規模における最大の年齢グループは30-39才であり、金額市場規模シェアで32%を占めており、さらに第4四半期に前年同期比+10%金額市場規模が増加しています。2017年計でみると、年齢グループ50-54才が客数+14%、金額市場規模+17%と大きく増加しています。

 

午後間食が急成長

食機会構成比では、昼食がやはり最もシェアが大きく38%(客数ベース)を占めています。前年同期比は横ばいです。午後間食が飛躍的に増加し、客数前年同期比+19%増加、金額市場規模前年同期比31%増加を実現しています。しかし、2017年計でみると、午後間食は前年と同水準です。平均支払金額が最も高いのは夕食で、47元(2017年計)で、昼食の1.6倍にあたります。

 

中国国家統計局が公開したデータによると、中国経済の成長は元来の水準を保っており、GDPの増加指数は106.8にとどまっており、累計増加指数はやはり106.9を維持して不変です。消費者物価指数CPIは第4四半期の月間、前年同期比指数が101.7から101.9の間を保持しています。中国経済は健全に安定して発展していますことが分かります。このような経済状況において、外食・中食市場の増加は強固な基盤となっています。


本分析の詳細をもっと知りたい方へ
「中国外食・中食マーケットトレンドセミナー」4月11日開催決定

NPDグループより、中国フードサービスエキスパートであるDanny Wangが来日し、中国の外食・中食市場の最新トレンドの分析をご紹介します。

詳細・申込は、以下のウェブページをご覧ください。http://www.npdjapan.com/information/info_seminar_china2018/


*1   CREST®

外食・中食市場において 「いつ、誰が、どこで、何を、どのように食べ、どの程度満足したか」など消費者のあらゆる喫食動態データを、1年365日、直接消費者から収集し、年間13万を超えるサンプル数を元に調査分析できる情報サービスです。外食市場規模、中食市場規模、客数を業態、セグメント別に把握可能です。
詳細URL: http://www.npdjapan.com/service/food.html

*2  対象地域

Tier1(T1)都市:北京、上海、広州、

Tier2(T2)都市:済南、武漢、長沙、成都、瀋陽、深セン、天津、合肥、重慶市、福州、アモイ、ハルビン、鄭州、南京、大連、青島アモイ、昆明、杭州

 


 

 

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2018-04-01 12:29:00

米国で急成長を遂げている高級ハンバーガー店「Shake Shack」の成功の秘密を探ります。飲食業としては利益率が非常に高く、成長率も高い事業を展開しています。(『決算が読めるようになるノート』シバタナオキ)

※本記事は有料メルマガ『決算が読めるようになるノート』2018年3月27日号の抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:シバタ ナオキ
SearchMan共同創業者。東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 博士課程修了(工学博士)。元・楽天株式会社執行役員(当時最年少)、元・東京大学工学系研究科助教、元・スタンフォード大学客員研究員。

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日本でも店舗拡大中。利益を最大化するユニークな経営指標とは?

ニューヨーク発の高級ハンバーガー店

今回は、アメリカで急成長を遂げている高級ハンバーガー店「Shake Shack」を取り上げたいと思います。

最近日本にも進出したので、聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。Shake Shackというのは文字通り高級ハンバーガー店です。

180329ShakeShack_1

ビジネスモデルとしてはいわゆる飲食業になりますが、利益率が非常に高く、成長率も高い事業を展開しています。

YoY+32%とハイペースで成長

2017年10月~12月期の決算を詳しく見てみましょう。

180329ShakeShack_2

売上は四半期当たり$96M(約96億円)で、YoY+32%という非常に早いペースで成長しています。

Shack-Level Operating Profitというのはいわゆる「本社コスト」を除外した店舗部分だけでの利益になりますが、こちらは四半期で$24M(約24億円)となっています。

営業利益$6M(約6億円)で黒字化されているビジネスです。

店舗展開

アメリカ国内とグローバルでのそれぞれ店舗展開の様子を簡単におさらいしておきます。

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アメリカ国内においては2017年末時点で90店舗が直営店として展開されています。元々はニューヨークが発祥の地でしたが、現在ではニューヨークに17店舗、ニューヨーク以外のアメリカで73店舗という具合に、全米に展開しています。

180329ShakeShack_4

こちらはいわゆるフランチャイズでの店舗数です。2017年末時点で69店舗がフランチャイズ店舗として展開されています。

アメリカ国内にも10店舗ほどフランチャイズがありますが、フランチャイズのほとんどはアメリカ国外に出ています。

中でも、中東・トルコ・ロシアといった国にフランチャイズが既に多くなっており、2017年には韓国・日本にも進出し、2018年には香港・マカオ・上海などにも展開していく計画になっています。

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今後の計画としては、直営店を2020年までに200店舗以上、フランチャイズを120店舗以上という具合に、非常に早いペースで出店を加速させていくことになっています。

http://www.mag2.com/p/money/415663?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000115_sat&utm_campaign=mag_9999_0331&l=fuu0438480

 

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