インフォメーション
2018/02/16(金)
しゃぶしゃぶ温野菜、トンローにタイ1号店
外食大手コロワイドは15日、タイの首都バンコクにしゃぶしゃぶチェーン店「しゃぶしゃぶ温野菜」のタイ1号店を出店したと発表した。既に同国で出店済みの焼肉チェーン店「牛角」も好調で、向こう5年で30店舗体制の構築を目指す。
子会社のレインズインターナショナル(横浜市)が、9日にトンローのスクンビット・ソイ55で店舗を開店した。店舗面積は234平方メートルで、座席数は96席。客単価の目標はランチが867円、ディナーが2,776円で、月商700万円を目指す。
コロワイドグループはタイで、2012年に牛角を出店。現在は5店舗を運営している。海外では「牛角・温野菜」ブランドを主軸に、米国、カナダ、東南アジア諸国連合(ASEAN)、中華圏へと出店を加速する計画だ。
2018/02/14(水)
微信支付が香港攻勢、中小店舗取り込みへ
中国本土のインターネットサービス大手、騰訊(テンセント)は、自社のモバイル決済サービス「微信支付(ウィーチャットペイ)」の香港での普及に向けたプログラムを始動させた。プログラムを通じて決済用の二次元バーコードを取得でき、中小店舗での普及を目指す。13日付香港経済日報などが伝えた。
プログラムの名称は「ウィーチャットペイ・チェックアウト」で、微信支付の機能の一つ。店舗側は同アプリのアカウントを開設すれば、微信支付の二次元バーコード決済システムを導入できる。アカウント開設には商業登記証など店舗側の基本情報や管理者の連絡先などが必要で、問題がなければ数日で手続きが完了する。
店舗が支払う手数料は決済額の1%とし、アカウント開設から最初の6カ月は無料とした。取引履歴などもスマートフォンで閲覧できる。
テンセント国際業務部の譚楽文ゼネラルマネジャーは、ウィーチャットペイ・チェックアウトの導入店舗数について「目標に上限はなく、多ければ多いほど良い」とコメント。微信支付に関して昨年は大型店舗にプロモーションをかけており、「中小店舗にソリューションを提供するのは自然な流れだ」と述べた。
微信支付は約2年前に香港に進出。これまでにタクシーやチェーン店、街市(公営市場)などで導入されている。
2018.2.14
中国の外食市場でシェアわずか2%の日本料理に可能性はあるか
中国の外食市場は巨大であり、かつ成長している。しかし、現在の中国の外食市場では、日本料理で勝負している日系企業の大半が苦戦しているのが実情だ。なかなか普及しない理由は何か。果たして、日本料理に活路はあるのか。中国在住でサービス業のコンサルを行っている筆者の経験を踏まえて解説する。(ゼロイチ・フード・ラボCEO 藤岡久士)
先日、中国割烹協会より「2017年度美食消費報告」が発表された。
2017年度、中国の外食市場規模は3兆9000億元(約68兆2500億円)になる見通しで、前年比10.7%と高い伸びを示した。昨年度の、同国の経済成長率が6.9%なので、現在、外食市場は中国経済を牽引する役割を果していることが見て取れる。3兆9000億元(約68兆2500億円)という中国の外食市場規模は、日本のそれと比べても膨大である。
日系企業が、この魅力的な市場を切り開く秘策はあるのか。考えてみたいと思う。
中国は68兆の巨大市場でも
日本料理の比率はわずか2%
中国外食市場は、1997年の29兆円を境にシュリンクを続ける日本の外食市場をよそに、拡大を続けている。その規模は、既に日本を遥かに凌ぐ68兆円を超える巨大なものへと成長したのだが、その内訳を見ていくと、中国に進出した日系企業が苦戦を強いられてきた理由の一端が見えてくる。
中国外食市場は日本と異なり、圧倒的な「ハレ食市場」であると同時に、圧倒的な「中華料理市場」なのである。
http://diamond.jp/articles/-/159614?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor
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