インフォメーション

2017-09-14 15:46:00

 

 

 

2017.9.13

中国人はなぜ回転寿司屋でサーモンばかりを頼むのか

       
       
       
      • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 

中国で大人気の寿司ネタといえば、サーモン。日本の回転寿司屋に来てもサーモンばかりを注文する中国人は少なくない。一方、日本では、寿司ネタや刺身向けに生食用のサーモンが普及したのは、割と最近のことである。なぜ、中国人はサーモンが大好きなのか。中国に在住し、外食などのサービス業コンサルティングを行っている筆者が分析してみた。(ゼロイチ・フード・ラボCEO 藤岡久士)

日本でも人気のサーモンだが
生食用で普及したのはつい最近

 ここ数年、日本でもサーモンの存在感が増している。

 刺身や寿司など、生モノが大好きな日本人だが、意外なことにも日本では、近年まで寄生虫(アニサキス)の問題から、サーモンを生食することはなかった。

 今でも一部の高級寿司店で、サーモンを取り扱っていない店舗があるのはその名残と言える。サーモンが寿司ネタとして食べられるようになったのは、1980年代半ば以降のことである。ノルウェー、カナダといった海外から、養殖技術によって寄生虫の問題を解決した「アトランティックサーモン」の輸入が開始されてからだ。その後、バブル経済下「カリフォルニロール」等、逆輸入「日本食」の普及と共に、広く食されるようになっていった。

 円高トレンドの中、脂ののりがよく、コストパフォーマンスの高い輸入サーモンは、回転寿司を中心にファンを徐々に増やし、現在ではその人気はマグロと肩を並べるまでに至っている。

中国ではサーモンは大人気
日本料理の普及が要因

 世界的に人気のサーモンだが、特に中国での人気は圧倒的だ。

http://diamond.jp/articles/-/141981?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor

 


2017-09-09 22:04:00

長時間労働など労働環境の改善が大きな課題となっている飲食業界。業界全体に“ブラック”のイメージもあり、人手不足が深刻化している。では、そんな飲食業界で”ホワイト”な企業とは?――就職・転職口コミサイトのVorkersが8月29日に発表した調査結果によると、1位はレストラン「びっくりドンキー」を運営するアレフだった。

ブラックなイメージもある飲食業界で、「ホワイト」な会社とは?

 残業時間、有給休暇消化率、待遇の満足度を100点満点化し、「ホワイト度」を算出した。アレフの平均残業時間は18.3時間、有休消化率は61.0%、待遇満足度は3.4点で、業界平均(残業時間48時間、有休消化率26.7%、待遇満足度2.7点)と比べて“ホワイト”な結果になっている。社員の口コミでは、「近年は法令順守意識が高い」「福利厚生がしっかりしている」「女性が働きやすい環境」といった声が寄せられている。

ホワイト企業ランキング(クリックでトップ25)

 2位はコーヒーチェーンのスターバックスコーヒー、3位はJR東日本系列で「いろり庵 きらく」「そばいち」などを運営する日本レストランエンタプライズがランクインした。

 待遇の満足度が3点以上となったのは、1位のアレフ、7位のシャノアール(「カフェ ベローチェ」運営)、11位の鳥貴族だった。

 2015年以降に転職口コミサイト「Vorkers」に投稿された飲食業界のレポート3200件のうち、回答者数が10人以上の企業を対象にデータをまとめた。集計期間は15年1月~17年7月。

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

 

 


2017-09-02 17:31:00

“中国で最も有名なラーメン”が日本に! 連日大行列

「蘭州ラーメン」の店が続々オープン

2017年08月30日

 中国を起源としながら、日本で独自の進化を続けているラーメン。だがこの夏、“中国で最も有名なラーメン”といわれている「蘭州(らんしゅう)ラーメン」の新店が相次いでオープンし、話題を集めている。蘭州ラーメンとは、中国北西部にある甘粛省(かんしゅくしょう)の省都・蘭州で古くから食べられているラーメン。牛骨や牛肉を10種類以上のスパイスと一緒に長時間煮込んで作ったスープ、小麦粉の生地を手で延ばして手打ちする麺、パクチーやラー油、煮込んだ大根などのトッピングが特徴だ。

 2017年8月10日には、蘭州ラーメンを看板料理にした「蘭州拉麺店 火焔山(以下「火焔山」)が池袋にオープン。8月22日には中国で100年以上も続く老舗で、数ある蘭州ラーメン店(一説には約2000軒以上とも)の中でも唯一、中国政府から「中華老字号(中華老舗ブランド)」に認定されている蘭州ラーメン店「馬子禄 牛肉面(マーズルー ぎゅうにくめん/以下「マーズルー」)」の、日本1号店が神保町にオープンした。

 特に注目されているのが、「マーズルー」。中国では蘭州ラーメンを食べさせる店は等級付けされており、「一級」「二級」といったプレートが店内に飾られているが、マーズルーは「特級」とされているそうだ。いったいどんな味のラーメンなのか。オープン初日の同店に足を運んだ。

2017年8月10日にオープンした「蘭州拉麺店 火焔山」(東京都豊島区池袋2-47-7)。池袋駅北口から徒歩数分。営業時間は11~15時、17~23時。無休。スタッフは全員中国出身、お客もほぼ中国人で、店内では中国語しか聞こえてこない
[画像のクリックで拡大表示]
蘭州拉麺店 火焔山の「漢方入り蘭州ラーメン」(税込み980円、以下同)。注文後に麺を伸ばし始めるので、麺の太さを「細麺」「並」「平麺」から選ぶことができる。写真は平麺
[画像のクリックで拡大表示]
2017年8月22日にオープンした「馬子禄 牛肉面(マーズルー ぎゅうにくめん)」(千代田区神田神保町1-3-18)。営業時間は11~14時半、17~21時。無休。中国国内には数軒のチェーン店があり、神保町店が海外初出店となる
[画像のクリックで拡大表示]
マーズルーの「蘭州ラーメン」(880円)。牛肉、大根、手作りラー油にパクチーと葉ニンニクが散らされている。パクチーとラー油は多め、少なめを選ぶことができるが、麺は細麺、平麺、三角麺から選べる(写真は細麺)
 

2017-09-02 17:26:00

世界で戦う「商品ラベル」を作る老舗の正体

ラベル1枚に印刷技術の粋が詰まっていた!

商品をアピールする縁の下の力持ち、ラベル・シールを作るシモクニ。創業から96年、常に技術革新をし続け、世界からの評価も高い(写真:シモクニ提供)

「ぶっかけ特盛りそば」「天然活〆」「表示価格より30円引き」――。

お店に行くと、目に飛び込んでくる色とりどりの商品ラベル・シール。“無言のセールスマン”とも言われ、商品の内容・品質・商標などを表示するとともに、その魅力を引き出して消費者に伝達する役割を担う。決して目立つ存在ではないが、なくてはならない存在だ。

創業96年目、ラベル・シールの老舗「シモクニ」

この連載の一覧はこちら

日本におけるラベル・シールの歴史は古く、大正元年にまでさかのぼる。その草創期である1921年(大正10年)に創業したシモクニ(北海道・札幌市)だ。創業社長が開拓した、シール印刷を主体とした特殊印刷を3代にわたり継承。伝統にあぐらをかくことなく、現在もなお新しい技術を追求している。

シモクニの作るラベル・シールは、国内外から高い評価を受けている。全日本シール印刷協同組合連合会の「シールラベルコンテスト」ではこれまで複数回の受賞を重ね、2015年には、コーヒー豆の袋に貼るラベル・シールで同コンテストの最高賞、経済産業大臣賞を受賞した。さらに、世界ラベルコンテストにおいても、2000年、2012年(2部門)、2014年と4作品が部門別グランプリを受賞している。

ラベルコンテストで最高賞を受賞したコーヒー豆のラベル(筆者撮影)

いったい、何がすごいのか。たとえば経済産業大臣賞を受賞したコーヒー豆のシールを例に挙げてみよう。

同シールには、原価を引き上げる箔やホログラム原紙を使用せずに、高級感を出すための工夫が詰めこまれている。コーヒーカップの図柄の上にデザインされた花、椰子の木、ロゴの部分は、光の当たり方によって反射の仕方が微妙に変化し、ホログラムのようだが、実際には使われていない。これは、同社が現在特許出願中の「疑似ホログラム印刷」により表現されているものだ。シモクニは、こうしたオリジナルのアイデア製品を多数展開している。

http://toyokeizai.net/articles/-/185534?utm_source=morning-mail&utm_medium=email&utm_campaign=2017-08-30
 

1 2 3