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せいゆう丸釣行記
餌のマダイ釣り専門船の 「あさぎり」 が、昨日は久々に好漁したようだ。
一昨日は潮が全く動かずほぼ完全坊主だったらしいけど、潮が動くとマダイやイシダイやハタも釣れるみたいだね。
お正月になるとマダイが欲しくなるのは日本人の性だろうかねえ。(笑)
昨日のはたはた君は一人で同じ場所で粘り倒して、アジをかなり釣っておりました。
もともと沖磯の釣りを専門にされてるのでアジ釣りは苦手らしいけど、これで少しは自信がついたかもね。
昨日のせいゆう丸は、はたはた君に完敗でありました。
多分イカリを15回以上打ち替えたのではなかったろうか、終いにはウインチ専用のでかいバッテリーを使い果たしてしもた。
南風と潮流でイカリが外れるわ、居るにはいるけどお魚が口を使ってくれないわ、瞬く間に居なくなるわで、記録的な撃沈状態で終わってしまいました。
昨日の出港時間は7時30分ジャスト。
一番近いポイントにボワリとした魚影を発見したので、イカリをドボンして仕掛けを入れるとすぐに竿先がピクピクでした。
「今日は10時で帰られるかな?」 なんて思ったのが大間違いで、数匹づつアジを確保してたら20分で終わってしまいました。
イカリを上げて探索するとすでにその辺はもぬけの殻状態になってまして、あっという間にお魚が散ってしまったようです。
「まあ始まったばかりだからねえ。」 と余裕かまして南下したけど、あちこちでお魚の群れが出るのですが喰って来るのはサバばかりで、肝心のアジがなかなか喰って来ませんでした。
南限近くまで行ったもののあまりに芳しくないのでチョイと沖のアジのポイントに行ってみると、上りの早い潮が来てて悪いことにその頃から南風が強くなってイカリが外れだし、何度打ち替えても外れてしまうので泣く泣く断念して潟に移動して最後の挑戦を試みたものの、軽く40cmを超えるデカチンアジを追加しただけで終わってしまい、記録的大貧漁に終わってしまいました。
普段体力的にはあまり疲れを感じない自分でありますが、昨日はさすがに港に戻って陸に上がると 「疲れたなあ!」 と感じましたがね。
さあて昨日の夜から北風がビュンビュン吹いていたと思われるので、夜明けに堀切峠から観察して今日の沖行きを決めますが、昨日のイカリ打ち換えを考えると無理はしたくありませんねえ。
出港して間もなく 「ドンドン」 とドアを叩く音がしたので後ろを振り返ると、同窓の浜ちゃんが何か一生懸命身振り手振りで訴えていたのでスロットルを緩め船を停止してスライドドアを開けてデッキに出てみると、どうやら 「いつも釣れなくて当たり前のミスターD」 さんが竿の穂先を海に落としたらしいことが判明し、Uターンして探してみたけど沈んだみたいで発見できませんでした。
普通継ぎ竿の場合、道糸を通してそれぞれの竿を継ぐものですが、 「ミスターD」 さんはどうした訳か道糸を通す前に継いでしもて穂先の継ぎかたが緩かったみたいで、海の中にポチャリと落ちてしまったらしい。
出港後、僅か1分も経たないうちに戦意喪失してグダグダ状態になった 「ミスターD」 さんでありました。
自分の竿を使ってもらうことで問題は解決したものの 「ミスターD」 さんのその後の行動を拝見してると、見る度に仕掛けがもつれたりのトラブル続出してまして、 「こりゃ釣れなくて当たり前だわ!」 と思った次第でありました。(笑)
昨日の潮は軽い上りが来てましたが下の潮があまり動いてないみたいで、アジの群れが居るには居たけどすぐに散る傾向があって、5箇所ほどに群れを見つけてはイカリをドボンして仕掛けを投入したものの、しばらくすると釣れなくなり移動することの繰り返しでありました。
北風が強くなって白波が立ち始めたのでお昼で早上がりしましたが、ひと晩のお刺身が楽しめる程度には釣れてくれたものの、年末の時期ともあって赤い色しためでたいお魚を皆さん釣りたかったみたいで、数では不利とは分かってても天秤仕掛けでマダイを狙っておられる方達ばかりだったにもかかわらず、アジがこれだけ釣れてくれたので多分合格だったかもね。
そんな中、穂先を海に投げ捨て出足をくじかれたうえ、仕掛けをもつらかして釣りにならなかった 「釣れなくて当たり前のミスターD」 さんは最後までサビキ仕掛けで通されて、結局他の皆さんに追いついたことは特筆すべき出来事でありました。
最近割りと潟付近にアジが居ついてる日が多いので沖のアジの巣床に行ってませんが、そこはチダイも出るから風が吹かなきゃ行ってみたい気がするけど、昨日のように突然風が吹くと怖いのでやめときますわ。
冬は風が出たらすぐに帰れる近場が良いですわね。
昨日は冷たい雨がずっと降ってましたなあ。
お泊りしてた親宅から一旦帰宅してこのブログに書き込みし、半額ハンティングしながら内海に向かいましたが、思ったほど波は出てはいなかったが、沖には1隻の船の姿を見ることができませんでした。
冷たい雨の中、ぐっしょりと濡れながら挨拶に来てくれた野良猫のノラに豚肉のソテーを与えて、自分はもやしたっぷりの手作りチャンポンをズルズル食べてキャビンのベッド中で毛布にくるまり、ゆったりした時間を楽しんでおりました。
自分にとってあの空間はとても大事でありまして、ラジオも無いから鳥の鳴き声しか聞こえない静寂な環境の中であれこれ考えることが出来るの海に浮かぶ書斎って感じかな。(笑)
お魚のこと、生活のこと、子や孫のこと、親のこと、修理や整備のこと、そして最近騒々しくなった自治会での問題などをじっくり考えることが出来るので、いつまでも大事に大切に維持保管したいものだと思いますねえ。
そんでもって昨日の整備は雨が降ってたのでたいしたことは出来ませんでしたが、最近再び燃料エレメントから燃料が少し滲みはじめたので取り外して持ち帰り、ハンズマンで購入した金属ボンドでガチガチに底部を固めたので、もう大丈夫でしょう。
ついでにエンジンストップのロッドの不具合も調整出来たので、すんなりとエンジン停止することができることでしょうなあ。
こんなことを書いていると、ま新しいお船で特に何のトラブルも起きない船に乗ってるお方は 「そんなオンボロ船で大丈夫かいな?」 とお思いになるでしょうがこれがまた大丈夫なのでありまして、オンボロにはオンボロなりの対処をしてやれば結構働いてくれるものなのですねえ。
海水がどこからか浸入していれば汲み出してやれば良いし、オイルや冷却水が減っていれば足してやれば良いし、穴が空いたら塞げば良いしで、要は不具合をいちいち気にすることなく適切に対処してやれば問題なく動かせるものでして、そこには 「知ってる・経験している・出来る」 を使う側が持ち合わせていれば何の問題もないのであります。
時には想定してないトラブルが発生して肝を冷やすこともありますが、それは新たな経験として蓄積されるからかえって技術の引き出しが多くなることになるのですわ。
古いお船に乗ってて修理関係をボートショップに全部依頼すると、そりゃボーナスがいっぺんに飛んでしまうくらいの修理代が発生することも希ではなく、それで泣く泣く船を手放したお話はいくらでもありますわな。
経済的に相当恵まれていれば新しい船を乗り継ぐことが一番なんでしょうが、多分桁違いの収入があるお方でないとそんな芸当は出来ないでしょうし、釣ったお魚1尾がウン万円につくことを覚悟のうえになりますね。
と言うことで、日露戦争時代?に作られたらしい、老齢なせいゆう丸をあと20年稼働させるために何が必要かをじっくり考えたいと思います。
昨日の低気圧の通過でどれだけ波が出たか分かりませんので、夜明けの堀切からの観察で沖に出るか出ないかを判断いたします。