インフォメーション

2015-08-25 10:18:00

豚肉は2011年以来、米国のフードサービス産業において最も成長の高い食肉であり続けている。テクノミック社の「2015年フードサービスにおける豚肉の需要量調査」によれば、フードサービス市場を通して販売された豚肉は、前回調査(2013年)から5億3300万ポンド増加し、98億ポンドに達した。これは、2011年から2013年にかけての成長(4億6200万ポンド)を上回る。

豚肉の成長率2.6%増は、総タンパク質供給の0.7%増やフードサービス産業全体の1.2%増を上回っている。NPB(全米豚肉委員会)のデリック・スリーザー氏は、「フードサービスで豚肉需要が右肩上がりなのは嬉しいことだ。記録的な高値で、供給が少ない期間でも、豚肉はフードサービス産業で最も高い成長率を維持しており、豚肉人気の強さを証明している」という。

2013年以降、豚肉加工品は年間平均2.8%増加し、全体需要量の78%を占めた。生鮮豚肉の増加率は2.0%増。豚肉の成長を牽引した4大カテゴリーはベーコン、ハム、朝食用ソーセージ、リブ。これらの製品は枝肉重量の65%に相当する。

未調理と調理済みの成長率はそれぞれ3.4%、3.2%で、過去2年間では未調理の成長がわずかに高い。この調査では28カテゴリーの豚肉製品が調査対象となっているが、うち19のカテゴリーで成長が証明された。

特にカニータミート(メキシコ料理)とプルドポークは年間の伸び率がそれぞれ13.2%、13.1%と急成長した。いずれも2013年の需要量のおよそ2倍。またベーコンとハムの使用量は2013年から2015年にかけてそれぞれ1億9500万ポンド、9300万ポンド増加した。

 

※2015年8月12日 NPB Newsほか