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2015-07-09 13:35:00

「ラーメン錦」米サンディエゴ進出 秋田こだわりのメニューも提供

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米国で提供する「シーフードラーメン」。とんこつスープにタラやエビのソテーをのせた
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今月下旬にオープンする「NISHIKI RAMEN」=米国・サンディエゴ(ニシキダイナー提供)

 「ラーメン錦」などを展開するニシキダイナー(秋田県大館市)は米国に進出する。カリフォルニア州サンディエゴに海外1号店を27日オープンさせる。米国で「日本のラーメン」人気が高まる中、同店が守り続ける自信の味をそのまま提供する。遠藤隆史社長(45)は「自家製麺で添加物を一切使っていない自分のラーメンで勝負したい。今後は秋田の食材にこだわったメニューも提供し、秋田を売り込んでいきたい」と話している。

 きっかけは昨年、遠藤社長が受講した香川県の製麺機メーカーが主催する「麺学校」。受講者の半数近くが外国人だったことから、海外市場を強く意識したという。市場調査を進める中、日本のラーメン店が相次ぎ進出し、ブームとなっている米国に着目。「ニシキの味」を出すことで、他店との差別化が図れると判断し、サンディエゴに現地法人を立ち上げた。

 店舗は大型スーパーやコーヒーチェーン店「スターバックスコーヒー」、サンドイッチチェーン店「サブウェイ」などが立地するショッピングモール内。米国では、客の店での滞在時間が日本に比べて長いことを考慮し、広めのテーブル席も多く設けた。席数は県内店舗よりやや多めの58席。また、つるつるした喉越しを味わってもらおうと、北海道産小麦「春よ恋」を使い現地で製麺も行う。