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2015-07-02 17:41:00

台湾  2015/07/01(水曜日)
《日系進出》ホクレン、1日付で台湾に拠点設立[農水]

ホクレン農業協同組合連合会(札幌市)はきょう1日付で台湾とシンガポールに輸出拠点を設置し、現地の市場調査を進める。ホクレンが輸出販売に関わる拠点を海外に設けるのは初めて。

台湾拠点は台北市内の日本企業のオフィス内に設け、事業所課長クラスの役員室調査役の職員1名が赴任する。ホクレンはかねて東南アジアにおける北海道産農産品の輸出拡大を目指し、香港、台湾、シンガポール、タイ、インドネシアを重点国・地域に位置付けて調査や宣伝、テスト販売などを行ってきた。このほど台湾とシンガポールの2カ国・地域で日本企業の協力を得ることができたため、それぞれの当該企業内に拠点を設置する。

当面は現地の情報収集を業務の主軸に据える。同社管理本部役員室広報宣伝課の担当者はNNAに対し、「台湾での農産品販売は現在、長芋など一部にとどまっているが、今後は台湾当局の輸入規制や検疫などの状況を見守りながら、コメや肉類、野菜などへ範囲を拡大したい」と話した。