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2015-05-29 23:06:00

マレーシア  2015/05/28(木曜日)
《日系進出》丸亀製麺、2店舗同時に今日オープン[食品]

外食チェーン経営のトリドール(神戸市)は27日、マレーシアに主力業態であるセルフサービス方式の讃岐うどん専門店「丸亀製麺」2店舗を28日に同時グランドオープンすると発表した。

新店舗はスランゴール州シャアラムのセティア・シティー・モールと、クアラルンプール市中心部のサンウエー・プトラ・モールの2カ所に展開する。主なメニューと価格(税込み)は「かけうどん」が9.8リンギ(約323円)、「釜揚げうどん」が10.8リンギ、「明太釜玉うどん」が13.8リンギなど。トリドールの広報担当者によると、日本で提供しているメニューに加え、「鶏白湯うどん」(12.8リンギ)など既に進出しているアジアの他店舗で人気がある、現地向け商品も販売する。想定する客単価は明らかにしていないが、「メニューの価格帯は、日本での客単価である約500円に準じて設定している」と述べ、高級和食でなく、気軽に食べられる和食として現地ファーストフード店と同等の位置付けであると語った。

トリドールでは、マレーシアがイスラム教徒が大半を占めている市場であるとの認識から、マレーシアのハラル(イスラム教の戒律で許されたもの)認証を得た食材のみを使用することを目指している。まずは2016年中にマレーシア・イスラム開発局(JAKIM)の認証取得を目標としている。

マレーシアでの運営会社は、スリボガ・マルガメ・マレーシア。同社は、インドネシアの製粉大手スリボガ・ラトゥラヤとトリドールが同国で合弁したスリボガ・マルガメ・インドネシアのマレーシア法人になる。今後は2020年までにマレーシア国内で10店舗の展開を目指す。