中国  2015/05/07（木曜日）
ローソン、上海に「バービー」とのタイアップ店［商業］

ローソンは６日、世界中で親しまれている着せ替え人形「バービー」をテーマとしたコンビニを上海市徐匯区でオープンした。米玩具メーカーのマテルと提携して行うもので、コンビニエンスストアとバービーがタイアップするのは世界で初めて。

店舗はバービーのイメージカラーであるピンク色に統一し、カラフルでポップな店内に模様替えした。目玉となる商品は今年２月から中国のローソンで試験的に販売を開始したミニサイズのバービー人形。同商品が買えるのは世界でも中国のローソンだけで、タイアップ店のオープンを契機に本格的に販売を始める。６月１日の児童節（こどもの日）からは上海市の全店舗で取り扱う。

ローソンの上海法人、上海華聯羅森の張晟総経理は「ローソンが今後住宅エリアでの出店に重点を置く上で、若年層になじみのあるバービー人形は魅力的な商品になる」と意気込んだ。タイアップ店舗は７月31日まで約３カ月間。

ローソンの中国での店舗数は４月末時点で515店舗で、進出先は北京市、上海市、重慶市など。中国では「楽しく、珍しい」店舗づくりを目指し、将来的には中国で１万店舗を出店する目標を掲げている。ローソンの中国事業統括会社、羅森（中国）投資の三宅示修総裁は「フランチャイズでのビジネスモデルが確立してきた」と話し、より多くの都市への進出に意欲を示した。＜上海＞