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2015-04-18 14:54:00
 
 

 

 

 
 
2015 年 2 月 27 日 12:41 JST

 

 

イリノイ州ピオリアのタコベル店舗(2日) Bloomberg News

 【東京】日本にはハンバーガーからピザに至るまで、さまざまな米国スタイルのファストフード店があふれているが、メニューにブリトーやケサディーヤは見当たらない。これが変わろうとしている。カリフォルニア州アーバインに本拠を置く「タコベル」が、すしと刺し身の国である日本での店舗開設を計画している。

 レストランチェーン運営のアスラポート・ダイニング(東京都港区)は26日、ヤム・ブランズの完全子会社とフランチャイズ契約を締結し、タコベルの店舗を開設することで合意したことを明らかにした。開設の時期やその店舗数は公表しなかった。

 日本で運営されているタコベルの店舗は現在、米軍基地にしかない。

 日本で焼き肉レストランを運営するアスラポートは、この動きが自社のブランド拡充に役立つとの見方を示した。また日本の市場に新たなカテゴリーのファストフードを紹介することになり、旺盛な需要が見込まれると述べた。

 マクドナルド、クリスピー・クリーム、それにサブウェイといった外国系の飲食チェーンは既に日本に根付いており、日本への参入を望む企業も多い。

 ニューヨークに本拠を置く「ファストカジュアル」チェーンのシェイク・シャックは今月、日本に数店舗を開設する計画を発表した。シェイク・シャックはハンバーガーと「クリンクルカット」のポテトで知られる。

 バーガーキングとウェンディーズはいったん日本から撤退したが、最近になって再進出を果たしている。

 タコベルは1960年代にグレン・ベル氏がカリフォルニア州ダウニーで創業した。創業当時、提供したタコスは、顧客から「tay-kohs(テイコース)」と呼ばれた。現在は世界に6000を超える店舗を持つ。