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2015-04-18 10:53:00
2015 年 4 月 16 日 10:51 JST

 

駐在員にとりわけ人気なのは、すしとラーメン(写真:都内のすし店) Bloomberg News

 海外生活では慣れなくてはならないことが多い。新しい通貨を使ってこれまでは必要としなかったモノを、これまで話したことのない言語を用いる人から買うことに慣れるまでの間、日常生活の分かりやすくて単純な喜びがかつてないほど貴重なものになる。食べ物もその一つだ。

 英大手金融機関HSBCが毎年実施している海外駐在員調査で、食べ物に関する質問に数千もの回答が寄せられた。それによると、中国やインド、メキシコ、台湾の香辛料の効いた料理が世界有数のおいしい食事に数えられる一方、慣れるのが最も難しい味であることも分かった。台湾の伝統的料理である角煮割包もファンが多く、当地で生活する駐在員の85%が地元の食べ物を好むと答えた。

 

中国やインドなどの香辛料の効いた料理は世界有数のおいしい食事に数えられる一方、慣れるのが最も難しい味。写真はタイのトムヤムクン PHOTO: iStock

 ただ、スパイスは料理を選択する際の唯一の基準ではない。料理に「純粋な喜び」を感じるかどうかを質問した項目では、イタリアの駐在員の87%がこれにチェックを入れた。次にこの割合が高かったのはスペインの駐在員で79%だ。また、トルコの駐在員の84%がヘルシーな地元の食材を簡単に見つけられると回答した。続いてイタリアとフランスの駐在員の77%、さらにスペインの駐在員の76%がヘルシーな食事ができると回答した。

 日本の得点は特に素晴らしかった。とりわけ人気なのは、すしとラーメンで、日本の駐在員の93%が地元の料理が好きだと回答した。また68%が日本で暮らして食事内容が改善されたと回答した。

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