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2015-04-11 22:41:00

中国  2015/04/07(火曜日)
《日系進出》キユーピーが南通に新工場、食酢生産[食品]

キユーピーは、中国で3カ所目となる生産拠点を江蘇省南通市に設ける。主力製品であるマヨネーズの原料となる食酢を中国で初めて生産する。

新会社の南通丘比食品を今年6月に設立し、工場の建設に乗り出す。南通丘比食品の資本金は約1億8,000万元(約34億7,500万円)。敷地面積は約4万平方メートルで、2017年前半をめどに製造と販売を開始する。食酢以外にベーカリーや外食チェーンで需要が拡大する卵加工品も生産するほか、将来的にはサラダや総菜などの展開も視野に入れる。

キユーピーは1993年に北京市、02年に浙江省杭州市にそれぞれ進出し、マヨネーズやドレッシングなどの調味料とジャムを中心に生産。食酢はこれまで日本から中国に輸入する形で賄っていた。

中国では徐々に需要の取り込みに成功しており、14年度の中国事業の売上高は11年比約2.2倍の110億円と大きく伸長。15年度は少なくとも前年比30%の成長を見込む。<江蘇>