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2015-02-21 16:30:00

シンガポール  2015/02/16(月曜日)
富山県南砺市、特産品PRイベントを初開催[経済]

 



富山県南砺市は12日、市の観光、食品、物産などを紹介するイベント「南砺ナイト」をシンガポールで初めて開催した。現地の旅行、飲食、インテリア関係のバイヤーなどに南砺の食材を使用した料理を提供しながら、田中幹夫市長が魅力をPRした。東南アジアからの観光客の誘致や地場産品の売り込みが目的だ。

合掌造り集落がある世界遺産五箇山の名産、五箇山豆腐や、富山湾でしか獲れない白えびを使った料理などが振る舞われた。市の観光資源を紹介するプロモーションビデオの上映、南砺市城端の絹を使った伝統工芸品の展示会などが行われたほか、日本最古の民謡といわれる五箇山民謡「こきりこ」に合わせた伝統的な踊りも披露された。イベントに参加したシンガポール人の女性は、「料理は口に合う。合掌造り集落は、シンガポールにはない文化なので、機会があれば訪れたい」と話した。

南砺市を含む日本の7つの自治体は2013年、シンガポールに「日本自治体等連合シンガポール事務所」を開設している。田中市長は、「東南アジア諸国でのPR活動は、13年のシンガポール事務所設立を機に積極的に推進している。シンガポールからの観光客は着実に増加しており、昨年の同国からのツアー数は3本で、今年はすでに3本を予定している」と語った。さらに今後の展望について、「イベントを通して、シンガポール人の反応を見ることができた。工芸品では、好みの色合いの感覚が違う。今回の経験を生かし、シンガポール人の新しいアイディアも取り入れた作品を作るなど連携を強化していきたい」と述べた。