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2014-11-28 23:31:00

タイ  2014/11/25(火曜日)
オイシ、日本の小売大手と食品供給で交渉[食品]

飲食店チェーン運営、食品・飲料生産のオイシ・グループは、食品供給について日本の小売大手と交渉している。2019年までに海外売上高を30億バーツ(約108億円)に引き上げる計画の一環として、日本向けに食品を供給する考え。日本の小売大手の名称は明らかにしていないが、スーパーマーケットを展開している企業という。

24日付バンコクポストによると、パイサーン副社長は、日本の小売大手から中国産の代わりとして、食品供給を打診されたと明らかにした。オイシは現在、食品のサンプル発送を準備中。日本向けでは、ギョーザが有力な商品になるとみている。日本の小売大手は、オイシの食品工場の視察などを行い、向こう3~6カ月で最終決定する方針だという。

オイシは、日本のほかにも、台湾、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ、中国の企業から半加工食品の供給について打診を受けているもようだ。

 

■セントラルキッチンを増設

オイシは、タイ国内では8億バーツを投じて、東部チョンブリ県に新たなセントラルキッチン(集中調理施設)を建設する計画だ。敷地面積は43ライ(6.88ヘクタール)で、将来の拡張のために152ライの土地も確保している。

新たに設置するセントラルキッチンには、調理済み食品生産と生鮮食材生産の2ゾーンを設ける。生鮮食材は、コンビニエンスストア「セブン─イレブン」や大手スーパーマーケットなどに供給するスープ、サンドイッチの食材を生産する計画だ。

既存のセントラルキッチンは現在、設備稼働率が30%。1カ月当たりの生産量はギョーザが1,400万個、サンドイッチやケーキなどが200万個、スープとソースが1,579トン。

飲食店は、毎年6億~7億バーツを投じて50店を新たに開設していく計画だ。現在は全国212店で、年内に225店に増える見通し。