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2014-11-22 22:27:00

USDAの最新予測では、2014年の米国の牛肉輸入量は26億8400万ポンドで前年を19%上回る見通し。2015年も輸入品への需要は強く、輸入量は27億ポンドとわずかながら増加すると予想される。米国への牛肉輸出国の多くで生産が低下傾向にあるが、米国の牛肉価格の高値に加えて、米ドル高が輸入増加の要因となるだろう。

2014年1~8月の輸入量は18億7300万ポンドで、前年比19%増。豪州からの輸入がほぼ50%を占め、全体の伸びをけん引している。米国内での生産が少ないことから、ニュージーランド、カナダ、メキシコからの輸入も増加している。1月から9月27日までに連邦政府の検査を受けた経産牛と雄牛のと畜頭数は、前年同期比で13%も減少している。対照的に、豪州の牛肉生産は干ばつの影響で1~8月で10%増加。このほとんどが米国に輸出され、豪州の輸出量は17%増となっている。もともと米国への輸出が多いカナダでも、米国の高値と為替レートの有利さから対米輸出が増加している。

 

※2014年11月3日 CATTL BUYERS WEEKLY