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2014-07-21 14:16:00

台湾  2014/07/21(月曜日)
スイーツのピネード、台湾1号店を開業[商業]

 



洋菓子などの製造・販売を手掛けるピネード(三重県津市)は台湾に出店、19日に台北市内に1号店を開業した。同社の海外進出は初めてで、主力商品のチーズケーキを中心に台湾のスイーツ市場で固定客の獲得を狙う。

台北MRT(台北捷運)忠孝復興駅近くの忠孝東路沿いに「台北忠孝店」を構えた。同社の松林久雄社長によると、海外進出を検討する中でハワイやシンガポールも候補に挙がったが、仲介企業の紹介もあり台湾への出店を決めたという。販売する商品は、「ベイクドチーズケーキ1974」が300台湾元(約1,010円)、「フルーツショートケーキ」680元、「ラズベリームース」120元など約30品目。生クリームは日本から輸入し、果物など他の材料を台湾で調達する。当面は本社のスタッフがスイーツ作りや接客サービスを指導し、店の運営に当たる。初年度の売り上げ目標は8,000万円、1号店が軌道に乗れば台湾で4~5店の出店を予定している。松林社長は「台湾に出店した以上、日本の売上高を超えたい。現地の人に親しまれる店作りに注力したい」と述べた。

ピネードは、三重県内と名古屋市内に現在9店舗を展開するほか、結婚式の引き菓子の卸売りも行う。昨年の売上高は約6億円だった。