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2014-07-20 23:14:00

中国  2014/07/18(金曜日)
中国社員に「大気汚染手当」、米コカ・コーラ[労働]

米飲料大手コカ・コーラが、中国拠点の従業員に対して「大気汚染手当」を支給するもようだ。手当は基本賃金の15%に上るという。16日付参考消息網が外電を引用して伝えた。

外国籍従業員の中で大気汚染を理由に中国勤務を拒否する傾向が強まっており、福利厚生を手厚くし、優秀な人材を確保するのが狙いとみられれる。コカ・コーラは中国事業を拡大している。先月は、黒竜江省ハルビン市で新ボトリング工場を着工。2016年の生産開始を目指し、総額1億米ドル(約106億円)を投じる予定だ。

中国で深刻化する大気汚染に関連し、手当や空気清浄機の支給などで福利厚生の充実を行う外資系企業が少しずつ出てきている。欧州商会の調査によると、会員企業の間で大気汚染問題が中国拠点の安定的な経営にとっても障害になりつつあるとの認識が広がっているという。<全国>