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2014-07-09 17:16:00

香港  2014/07/07(月曜日)
鳥取産スイカ、香港に本格輸出[農水]

鳥取県とJA全農とっとり、アジアで青果物を製造、販売するドールは、県産スイカの香港向け輸出に本腰を入れている。

昨年、スイカ計280箱を香港向けに試験輸出したところ、わずか2~3日で完売するなど好調だったことから、今年から本格輸出に踏み切った。先月26日と今月3日の2回に分けて、計1,100箱を出荷。イオンストアーズ香港と香港そごうの計6店舗で、5日から約2週間にわたる販促を行う。

県産スイカの特徴は11%を超える高い糖度。価格は大玉が1玉約280HKドル(約3,690円)、小玉が約160HKドルで、マレーシア産の約4倍、韓国産の約1.5~2倍と割高だが、甘さを理解してもらうよう試食販売を行い消費者を囲い込む。

販促のため香港を訪れたJA全農とっとりの福山巌・運営委員会長は「香港で成功させて、東南アジアにも事業を展開したい」と意気込んだ。

鳥取県のスイカ生産量は全国4位。今年の生産量は昨年実績とほぼ同水準の1万4,500トンを目指す。

3者は今年3月、県産農産物の輸出促進パートナー協定を締結しており、9月には県産なし「二十世紀梨」も香港に輸出する計画だ。

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