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2014-07-01 22:46:00

台湾  2014/07/01(火曜日)
揚げパンにソフト、コルネットが台湾進出へ[食品]

 



油で揚げたパンにソフトクリームを乗せたスイーツを販売するコルネット(浜松市)はこのほど、台湾に進出する計画を明らかにした。現地企業とフランチャイズ契約を結び、来年中に1号店を開業する考え。

同社の主力商品「アイスコルネット」は、向井紫社長が考案したスイーツ。子供用の菓子として揚げパンにアイスクリームを乗せて食べたところ、これまでにない食感があることに気づき、商品化した。油で揚げたコルネ状のパンの上にソフトクリームを乗せ、チョコやバニラなど4種類を1個420円で販売している。現在、浜松市内や東京都港区など6店舗が営業しているほか、車による移動販売も行っている。昨年の売上高は約8,000万円。

台湾を進出先に選んだ理由について、向井社長はNNAに対し「ソフトクリームの人気が高い台湾で、当社の商品も受け入れられるのではないかと考えた」と話した。台湾企業からアイスコルネットの販売を持ちかけられたという。台湾企業から出店の時期や販売額など事業計画の提出を受けた上で詳細を協議し、フランチャイズ契約を締結する見通し。同社は売り上げに応じてロイヤルティーを受け取る。

向井社長は、原料の調達について「パンは日本から輸出し、ソフトクリームは現地で生産できないか検討中」と述べた。日本企業では、成分無調整牛乳を使った「生アイス」を販売する白一が2月に台北市内に店舗をオープンしており、日本製のスイーツに対する関心がさらに高まっている。