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2014-01-18 14:41:00

鹿児島県と上海の日本領事館は13日、上海市の総領事公邸で鹿児島県の焼酎・食のPRイベントを開催した。鹿児島県の蔵元7社と食品メーカー1社が参加し、中国での販売拡大に向け、来場した小売・飲食店関係者に鹿児島県産の焼酎・食品を振る舞った。

薩摩酒造(鹿児島県枕崎市)は薩摩焼酎の「赤薩摩」など3点を紹介した。薩摩酒造の現地法人、薩摩酒造(上海)商貿(上海市長寧区)の月野木哲也副董事長は「2~3年前に比べ焼酎に興味を持った中国人消費者が増えていることを実感。中国人消費者が持つ『焼酎は強いお酒』というイメージを払拭(ふっしょく)し、焼酎の飲みやすさをアピールしていきたい」と話し、2014年度(1~12月)の中国での売上高を前年比で50%増にする目標を掲げた。

大口酒造(鹿児島伊佐市)は「黒伊佐錦」と「甕伊佐錦」の焼酎2点を出展した。大口酒造は10年から上海市を中心に中国での販売を始め、今年は遼寧省瀋陽市や吉林省など販売地域を増やす計画。大口酒造の向原英作社長は「今後は日本人の少ない地域での販売を強化し、毎年の売上高を前年比で20%増にしていきたい」と意気込んだ。

イベントではこのほか、鹿児島県産のさつま揚げや紫芋そうめんが出展されたほか、鹿児島県出水市出身の詩人、岡田哲也さんが鹿児島の焼酎と食に関するセミナーを行った。