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2013-10-18 23:37:00

「大阪の食文化をヨーロッパにも広めたい」と、日本人オーナーが2012年7月、ロンドンにお好み焼きをキッシュに見立てたユニークなファストフードを提供する店「yaki」をオープンさせた。ロンドンではビジネスマンのランチとして人気を集めているという。

 その逆輸入版となる日本1号店「yaki 原宿店」(東京都渋谷区)が、2013年7月26日にオープン。ロンドン店ではキッシュタイプだったが、原宿店では、店長の野原千紘さんが考案したバーガータイプのお好み焼きを提供している。「オープン以来、来客数はじわじわと増えてきていて、昼過ぎで売り切れる日もある」(野原さん)といい、1日100人以上の来店者を記録した日もあるとのこと。

 人気No.1は、豚玉のお好み焼きで目玉焼きやトマトを挟んだもので、店名が冠された「ヤキバーガー」。ほかに卵でとじた焼きそばと野菜を挟んだ「ヤキソバーガー」など、バーガータイプは6種類。お好み焼きにオクラやトマトをトッピングしたタイプ(3種類)もある。客層は、カップルとファミリーが中心で若干、女性が多め。「いつも見慣れているお好み焼きが、歩きながら食べられるバーガーになっているという点が新鮮で、受けているようだ」(野原さん)。

 店舗1階はテイクアウト&イートイン(6席)、2階は夕方から営業するバー(12席)。英国のパブをイメージしたバーも人気で、ワインを楽しみながらyakiを食べる人も多い。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20131009/1052818/?ml

 

(文/桑原 恵美子