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2013-10-18 23:27:00

米国と日本は9月26日、2014年1月1日付で両国間のオーガニック農産物の相互認証による貿易を開始すると発表した。これにより、米国のオーガニック生産者や輸出企業は、拡大する日本の有機食品市場へのアプローチと手続きを合理化することができ、オーガニック産業の雇用創出とビジネスの成長を世界規模で進展できるようになる。

USDAのビルザック農務長官は「この協力によって、米国のオーガニック農業関係者や関連企業のアジア最大のオーガニック市場への参入が容易になるだけでなく、アジアにおけるオーガニック農産物の貿易協定の基盤となる。米国のオーガニック産業全体にとって非常に有益だ」とコメントしている。

USTR(通商代表部)によると、日米のオーガニック市場規模は年々拡大し、すでに360億ドルを超えている。これまでオーガニック製品を輸出する場合は、それぞれの国のオーガニック・スタンダード(日本は有機JAS制度)の認証を取得する必要があった。

今回の協定は相互の認証制度の平等性を認めるもので、先に合意した米国とカナダ/EU間の取り決めと類似している。米国のオーガニック生産者や輸出企業にとっては、対日輸出のための認証取得、検査、証明書などの煩雑な手続きが簡素化できることになり、同時に米国の消費者には年間を通して多種多様なオーガニック製品の提供が増えることに繋がる。

 

※2013年9月26日 USDAreport/meatingplace.com