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2013-10-12 19:47:00

シンガポール  2013年10月11日(金曜日)
《日系進出》食肉会社スターゼン、現地法人を設立[食品]

大手食肉会社のスターゼン(東京都港区)は10日、シンガポールに現地法人を設立したと発表した。アジア地域に拠点を開設するのは初めて。

今月1日に新会社スターゼンシンガポールを設立した。資本金は50万Sドル(約3,900万円)。スターゼンの広報担当者はNNAに対して「新会社は日本本社の100%子会社となる。食肉輸入・卸売業や食肉加工品の製造販売事業の展開を見据えて、現地調査やパートナー企業探しなどを行っている」と話した。畜産肥育事業や海産物など食肉以外の食品の販売なども視野に入れている。シンガポールは治安が良いほか、国民の生活レベルが高く情報インフラも整備されていることから進出先に選んだ。当面はシンガポールを管轄範囲とするが、中長期的には東アジア地域への展開を見据えている。

スターゼンはこれまでに海外では米国や欧州、オーストラリアに拠点を開設している。アジア地域ではシンガポールや香港、マカオ、タイへ和牛を輸出していた。食肉需要が拡大しているアジアに現法を設立することで市場開拓を進め、海外収益源を確保する。