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2013-09-18 14:52:00

レストランチェーン経営のフジオフードシステム(大阪市)は13日、子会社フジオフードシステム・シンガポールを通じ、バンコク都心の商業施設「MBKセンター」を運営するMBKの子会社と、合弁会社を設立すると発表した。フジオフードが日本で展開する「まいどおおきに食堂」をタイで展開する。

フジオフードは、「マーブンクロン」ブランドでコメの加工販売も手掛けるパトゥム・ライスミル&グラナリー(PRG)と月内に、バンコクに合弁会社「MBKフードシステム」を設立。資本金は6,000万バーツ(約1億8,000万円)で、フジオフーズ側が40%、残りをPRGが出資する。

「まいどおおきに食堂」などのタイ国内におけるマスターフランチャイズ(FC)契約を交わし、MBKが保有・出資する多数の商業施設を含め、タイ全土に展開していく計画。まずは「まいどおおきに食堂」と「つるまる」をバンコクを中心に出店する。1号店は1月の出店を予定する。

MBKは「MBKセンター」運営を中核とするコングロマリットで、ホテルやゴルフ場を経営するほか、MBKセンターの近隣の商業施設「サイアム・センター」「サイアム・ディスカバリー」「サイアム・パラゴン」の資産を保有するサイアム・ピワットの大株主でもある。

フジオフードシステムは2007年、日本料理店運営・緑茶飲料製造・販売のオイシ・グループ(OISHI)とFC契約を交わし、一時はバンコクに3店舗を出店したが、オイシが11年、売上不振を理由に閉鎖した。MBKとの提携で、再進出を果たすことになる。