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2013-09-13 22:30:00

フィリピン  2013年9月10日(火曜日)
地場水産5社、日本の見本市で1.9億ペソ契約[農水]

地場水産加工会社5社が、先月に東京で開催された水産品関連のイベントで日本企業と総額1億9,300万ペソ(約4億3,000万円)相当の供給契約を結んだことが、このほど分かった。GMAなどが9日に伝えた。

農業省のサラカップ次官が、声明で明らかにした。東京ビッグサイト(東京都江東区)で先月21~23日に開催された「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」には、フィリピンから農業省、同省傘下の水産資源局(BFAR)のほか、◇ブルーフィン・シーフード・エクスポート◇D&Lシーフーズ◇FRIシーフード・トレーディング◇ヌエボ・フレスコ・マリーン・トレーディング・コーポレーション◇フィルフレッシュ・コーポレーション――などが参加。同イベントにフィリピンの政府機関や民間企業が参加したのは初めてという。

このうち、ミンダナオ地方ジェネラルサントス市に拠点を置くフィルフレッシュは、日本企業と冷凍マグロの供給契約を締結した。同社によると、契約期間は1年で、月間10トンの冷凍マグロを供給。売上高は、1億1,900万ペソに上ると見込んでいる。

タコやイカなどの加工・販売を手掛けるブルーフィンは、日本企業5社と計100トンのタコ加工品の供給契約を締結。売上高は、総額2,600万ペソに達する見通しという。D&L、FRI、ヌエボの3社はそれぞれ、生鮮マグロの供給契約を結んだ。

今回で15回目を迎えたジャパン・インターナショナル・シーフードショーには、日本のほか、世界各国の政府機関や水産関連会社が出展。来場者は、前年比15%増の3万89人に上った。