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2022-09-01 11:14:00

人生最高のファストフード? タコベルが開発した、植物由来の代替肉を使った最新メニューを食べてみた

タコベル

 

Mary Meisenzahl/Insider

  • タコベルは、植物由来の代替肉を使った新たなメニューをアラバマ州の一部店舗で試験販売している。
  • 筆者はカリフォルニア州アーバインにあるタコベル本社で、新しい「クリスピー・メルト・タコス」を試食してきた。
  • 使われている代替肉はややスパイシーで、食感も申し分なかった。

2022年8月、筆者はタコベルのカリフォルニア本社を訪れ、植物由来の代替肉を使った新しい「クリスピー・メルト・タコス」を試食する機会を得た。

タコベル

 

Mary Meisenzahl/Insider


クリスピー・メルト・タコスを購入する際は、通常の牛肉または植物由来の代替肉のどちらかを選べる。今回はその違いが分かるかどうか、タコベルは筆者に両方試食させてくれた。

クリスピー・メルト・タコス

 

Mary Meisenzahl/Insider


どちらのタコスにも、揚げたホワイトコーン・トルティーヤ、3種類のシュレッドチーズ、ナチョチーズソース、レタス、トマト、サワークリームが使われている。

タコス

 

Mary Meisenzahl/Insider


違いは分かったけれど、植物由来の代替肉を使ったタコスが劣っているわけではない。

タコス

 

Mary Meisenzahl/Insider


タコベルのグローバル・ニュートリション&サステナビリティ担当の責任者ミッシー・シャーフォック(Missy Schaaphok)氏によると、このタコスに使われている植物由来の代替肉は、同社の看板メニューに使われている牛肉と見分けがつかないように作られているわけではなく、「同じように食べたくなる」ものを目指しているという。

タコス

 

Mary Meisenzahl/Insider


大豆とエンドウ豆をブレンドして作られたこの代替肉は、タコベルの通常の牛肉よりもややスパイシーだった。

タコス

 

Mary Meisenzahl/Insider


この代替肉を使ったクリスピー・メルト・タコスは、アメリカ・ベジタリアン協会(American Vegetarian Association)のビーガン認定を受けている。ただ、筆者はビーガン(完全菜食主義)ではないので、チーズとサワークリームと一緒に食べた。

タコス

 

Taco Bell


筆者はタコベルでこの新しい植物由来の代替肉を「ナチョス・ベルグランデ」でも試食させてもらった —— クラシックなナチョスに代替肉が心地良いアクセントを加えていた。

ナチョス

 

Mary Meisenzahl/Insider


この代替肉はどのメニューでも代用できるので、筆者の好きな「クランチラップ・スプリーム」でも試させてもらった。

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クランチラップ・スプリーム

 

Mary Meisenzahl/Insider


しっとりとした食感と味の重なりは、通常の牛肉とチョリソーの中間のような印象だ。

クランチラップ・スプリーム

 

Mary Meisenzahl/Insider


代替肉を使ったこれらの料理に、筆者は本当に感心した。タコベルによると、これは2021年に試験販売したエンドウ豆とヒヨコ豆を原料とする代替肉「クラベタリアン(Cravetarian)」に続く最新の技術革新だという。

試食

 

Mary Meisenzahl/Insider

Source: Insider


Insiderのブリタニー・チャン記者は当時、「クラベタリアン」にあまり良い印象を持たなかったようだが、タコベルはこの1年、植物由来の代替肉を使ったレシピ開発に力を入れてきたようだ。

クランチー・タコ・スプリーム

「クラベタリアン」の入ったクランチー・タコ・スプリーム。

Brittany Chang/Insider


タコベルはこの新たな"フレーバー"のさまざまな使い道を考えているようで、メニューにはまだない、新しい代替肉を使ったスパイシー・ポテト・タコスの試食も提案してきた。

タコス

 

Mary Meisenzahl/Insider


これはタコベルの味に新たな一面を加えるものだと筆者は感じた。ブラックビーンズなど、他の素材と組み合わせても良いかもしれない。

ナチョス

 

Mary Meisenzahl/Insider


揚げたホワイトコーン・トルティーヤも絶品だった。このシェルでタコベルの他のメニューもぜひ試してみたい。

タコベル

 

Taco Bell


タコベルでは植物由来の代替肉をさまざまな方面から追求していて、ビヨンド・ミートとのコラボレーションも年内に予定されている。

タコベル

 

Taco Bell


ファストフード業界では植物由来の代替肉などを使ったメニューが次々と登場していて、その反応は良いこともあれば、いまいちなこともある。

インポッシブル・ワッパー

バーガーキングの「インポッシブル・ワッパー」。

Michael Thomas/Getty Images


「インポッシブル・ワッパー」は、バーガーキングの売り上げを伸ばしたと報じられている一方で、マクドナルドがアメリカで試験販売した「マックプラント」は、全国展開の具体的な計画に結びつかないままに販売を終了した。

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マックプラント

マクドナルドがアメリカで試験販売した「マックプラント」。

McDonald's

Source: InsiderCNBC


ケンタッキーフライドチキン(KFC)、デルタコ(Del Taco)、スターバックスといった大手チェーンは、主にインポッシブル・フーズやビヨンド・ミートと提携して、植物由来の代替肉を使ったメニューを発売してきた。

代替肉

 

Ni'Kesia Pannell


一方、タコベルは肉の代わりに豆やポテトを選べるので、長い間、ビーガンやベジタリアン向けのファストフードとして知られてきた。

タコベル

 

Taco Bell


タコベル北米事業のプレジデント、ジュリー・フェルス・マシノ(Julie Felss Masino)氏は2019年、タコベルは新たな植物由来の代替肉を作るのではなく、既存のベジタリアン・メニューを信じると話していた。

チージー・フィエスタ・ポテト

タコベルの「チージー・フィエスタ・ポテト」。

Diana G./Yelp

Source: CNBC


タコベルの考え方は、明らかに変わった。今回の試食を終えて、筆者はタコベルが今後、どのような植物由来の代替肉を使ったメニューを出してくるのか楽しみになったし、また注文したいと思っている。

タコベル

 

Taco Bell


今回の西海岸の旅で、人生最高のファストフードが食べられるとは!

タコベル

 

Taco Bell


「クリスピー・メルト・タコス」と新しい植物由来の代替肉は現在、アラバマ州バーミンガムの一部店舗でのみ試験販売されている。

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タコベル

 

Taco Bell

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