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2013-06-02 00:32:00

シンガポールの人たちに四国4県の食の魅力を紹介する「四国フェア」が、シンガポール伊勢丹・スコッツ店で開かれている。四国の24社・ 団体が参加し、海産物や青果、化粧品などさまざまな特産品をPRしている。6月2日まで。

昨年に続いて出展した四万十うなぎ(高知県四万十町)は、うなぎのかば焼きや弁当を販売。大前達也社長は「昨年は1日5食程度しか売れなかったが、今年は初日から100食も販売できて驚いている」と手応えを語った。試食した40代の夫妻は「中国や台湾産に比べ臭みがない」と気に入った様子だった。

初の出展となった井上誠耕園(香川県小豆島町)は、小豆島特産のオリーブオイルを使った化粧品などを紹介した。肌に優しく、赤ちゃんにも使えるのが売りだという。普段から日本の製品を愛用しているという40代の女性は「日本製だから信頼できる」と話した。

伯方塩業(愛媛県松山市)は、主力商品の「伯方の塩」などを売り込んだ。既に20カ国・地域に輸出しているが、海外のイベントに出展したのは初めて。 石丸一三取締役営業部長は「地元の塩と価格が1桁違うために敬遠されるのではないかと考えていたが、日本製に安心、安全というイメージをもたれていることを肌で感じた」と今後も海外展開を進めていく考えだ。

四国フェアは2009年から毎年開催しており今年で5回目。期間中に、40万Sドル(約3,200万円)の売り上げを目指す。