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今回は、「生活者」が利用動機の「意思決定」について説明しよう。
市場調査の意義と方法⑤ |
[4]意思決定
生活者が商品を購買したり、レストランに行ったり、「接客サ-ビス」を求める動機はさまざまであるが、一般的に「意思決定」するプロセスは、次のようなパタ-ンである。
ニ-ズとウォンツの認知 |
↓
情 報 の 探 索 |
↓
代 替 案 の 評 価 |
↓
意 思 決 定 |
↓
評 価 |
(1)ニ-ズとウォンツ
生活者の購買行動は、自分自身の「ニ-ズ」や「ウォンツ」認知することから始まる。認知というのは、自分自身から起った「ニ-ズ」や「ウォンツ」もあるし、外部からの刺激によることもある。これらは、生活者の文化的要因、社会的要因、個人的要因、心理的要因などの影響を受け、さらに自分自身の情報的要因、経済的要因によって、次の行動へと移っていく。
(2)情報と探索
生活者の「ニ-ズ」や「ウォンツ」が高まってくると、次の行動としては、「意思決定」するための情報の探察を行う。この場合、自分自身に蓄積されている情報に、新たに外部の情報を探索して、新しい情報として構築する。情報としては、ホ-ムペ-ジ、広告、テレビ、雑誌、ダイレクトメ-ル、タウンペ-ジや友人の情報などがある。
(3)代替案の評価
情報を探索した後は、これらを基にして、具体的な店舗の商品やサ-ビスの「評価」を行う。しかし、この「評価」には自分自身の店舗イメ-ジ的要因、心理的要因、動機的要因、経済的要因と比較し、不可能な場合は、第2案、第3案の検討を行う。
(4)意思決定
代替案の評価で考慮した店舗の商品に関する評価によって、「意思決定」をするが、意図した店舗の商品やサ-ビスを受けられない場合も出てくると、さらに代替案を検討しなければならない。
(5)評価
利用した店舗の商品やサ-ビスに対しては、「良かったか」、または「まあまあか」、さらに「だめであったかか」を評価する。「良かったか」の場合は、そのレベルは「満足したか」「感激をしたか」「感動をしたか」の評価を行う。サ-ビスに関しては「グッド・サ-ビスか」「ベタ-・サービスか」「ベスト・サ-ビスか」「エクセレント・サ-ビスか」の評価を行う。