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2012-04-14 11:41:00

ドイツで大衆的な居酒屋「クナイペ(Kneipe)」の数が急速に減っている。2010年まで
の10年間に、全国平均で4店に1店が閉店した。連邦統計庁の調査を基にウェルト紙が
報じた。

それによると、2001~10年に全国のクナイペの数は約4万8,000店から3万6,000店に減
少。中でも北部ハンブルク市と北西ニーダーザクセン州はそれぞれ48%、41%減ってお
り、減少傾向が際立っている。また南部バイエルン州では、約2,200ある市町村のうちほ
ぼ500の地域でクナイペが姿を消したという。10年間に増加したのはバーデン・ビュルテ
ンベルク州(15.3%増)とベルリン市(96%増)のみだった。

研究者は、地方の人口減少に加え、自動車通勤の増加により公共交通機関の駅周辺にあ
る飲食店の利用が減ったことや、余暇の過ごし方の変化などが、クナイペの減少に繋
がっていると指摘している。