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2012-03-24 17:39:00

米コーヒーチェーン大手スターバックスは、80億ドル(約6700億円)規模のエナジードリンク市場への参入計画の概要を示した。フルーツジュースと焙煎されていないコーヒー豆から抽出したエキスを混ぜ合わせた「スターバックス・リフレッシャーズ」という新商品を投入し、米国内のスーパーマーケットで販売する。

Bloomberg News

 

 シアトルで21日に開催されたスターバックスの年次株主総会で今回の計画の概要が示された。

 スターバックスの中国とアジア太平洋事業部門責任者、ジョン・カルバー氏はまた、2014年までには中国が同社にとって米国以外での第2の市場となる見通しだとし、15年までには中国の店舗数は1500店を上回る見通しだと明らかにした。

 同氏はまた、来年、日本で1000店目を開店するほか、韓国での店舗数は16年までには700店超と2倍以上に増加する見込みだと語った。スターバックスはさらにインドネシアやタイでも事業拡大の加速に焦点を絞っている。

 米国内では、ジョージア州で5カ所目となる工場およびサウスカロライナ州での事業拡大に1億8000万ドル近い投資を行う。この投資は以前に公表されている設備投資目標に含まれていた。ジョージア州の新工場にかかる費用は1億7200万ドルとなる見通しで14年序盤に開設の見通し。建設は今春から着手される予定。サウスカロライナ州の焙煎工場の拡張には年末までに700万ドルがつぎ込まれる計画。

 スターバックスは今年は差し引き300店舗を新設するとともに、1700店について改装を予定している。

 さらに、スターバックスと提携先の米コーヒー豆販売大手グリーン・マウンテン・コーヒー・ロースターズは21日、急成長市場である1杯ずつ抽出するコーヒーの分野で戦略的関係の拡大で合意したと明らかにした。これにより、グリーン・マウンテンが最近導入した1杯用のコーヒーマシン、キューリグ用としてスターバックスのコーヒーが使用できるようになる。