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2012-03-24 17:18:00

米国食肉協会(AMI)とフードマーケティング協会(FMI)が共同で実施した第7回Power of Meat 調査(回答者1,340名)は、食肉購入にまつわる消費行動を分析している。主な調査結果は以下の通り:

■購入につながる販促ツール

  • 買い物客は来店してから購入を決定する傾向がますます高まり、売り場には購入へと誘引するチャンスがある。
  • 購入決定に抜群の効果があるのは店内で表示される販促活動で、それにより実に44%が「購入する食肉の種類とカット」、39%が「購入する量」を決めたと回答している。

■販促物の影響度

■購入決定要因は価格

  • 近年の牛肉高値を反映して、消費者の食肉購入はますます価格主導、製品比較の傾向が高まっているが、価格を理由に別の食肉に切り替えるという大きな動きは見られなかった。
  • 購入決定理由の1位はポンド当たりの価格、2位がパッケージ当たりの価格、3位が製品の外見だった。食肉全体で売上額は2.5%増加したが、インフレのため販売量は5.3%減少した。
  • 来店前の情報チェック、キャンペーンに合わせた献立づくりや、とりわけ売り場で価格を比較する消費者が増えた。そのためPOPの重要性は一層高まり、価格訴求プロモーションは特定の食肉に誘導するには特に効果的だが、購入量への効果は少ない。

■PB、オーガニック

  • PBは相変わらず人気で、特に価格理由によるブランドスイッチが増える一方、昨年見られた増量キャンペーンへの関心の低さが続いている。
  • 不況でもオーガニック製品の購入者は19%から24%に増加し、来年の購入量について90%が「変わらない」、20%が「増える」と回答した。

■生 vs 調理済み製品

  • 生製品の購入がはるかに多いが、利便性を求める消費者の間では調理済み製品の購入が増加している。またマリネ製品も伸びており、「自分でマリネードを作る」、「食肉と一緒にマリネード・スパイスミックスを購入」が増えた。
  • 過去5年で「炒める、揚げる」は22%減少、「オーブン、電気釜/スロークッカー利用」は12%増加した。

■パッケージ

  • ムダを減らすモレ防止タイプなど新しいパッケージ方法は、その分価格増がなければ歓迎する。
※2012年 2月21、22日 Meatingplace.com & 2012年 2月27日Cattle Buyers Weekly