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2012-03-24 17:09:00

マクドナルドやケンタッキーをはじめとしたファストフードは、中国の地方都市でも珍しいものではなくなり、「オラが街の第1号店に長蛇の列」というニュースも聞かなくなった。中国全土的に普及したファストフードの最新事情を紹介しよう。

食後にゆっくりできるレストラン?

 ファストフードは、中国語で「快餐(クワィツァン)」と言う。マクドナルド(麦当労。マイダンラオ)やケンタッキーフライドチキン(肯德基。カンダッジー)だけでなく、日本の和食チェーン店のような中華料理のチェーン店や、チャーハンや麺類を出す個人経営の店まで、とにかくスピーディーに料理を提供するレストラン全体をそう呼ぶ。

 中国によく行く人なら誰もが思いつきそうな定番の店としては、前述のマクドナルドやケンタッキーのほか、日系では吉野家、台湾系では德克士(dicos)が挙げられるだろう。それらは商品を載せたトレーをレジで受け取るタイプの店である。加えてサイゼリヤや香港資本の味千ラーメン、台湾資本のモスバーガー、アイスクリームのDairy Queen、スターバックス(星巴克)やピザハットも外国のファストフードとして「洋快餐(ヤンクワィツァン)」という言葉でくくられている。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20120314/1040056/