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2012-03-24 16:46:00

ドイツ人が食べずに捨てる食料品の量は1人当たり年間81.6キログラムに上ることが、
シュツットガルト大学の調査で明らかになった。アイグナー連邦食糧・農業・消費者保
護相は、2025年までにこうした無駄を半減させたいとしている。

それによると、ドイツでは年間1,100万トン以上の食べ物が捨てられている。うち家庭ご
みが61%を占めるほか、20%はスーパーなど流通過程で、さらに17%は飲食店から廃棄
されているという。

今回の調査では、家庭から捨てられる食料品のうち、まだ食べられるものが半分以上を
占めていることも分かった。アイグナー大臣は「社会に物が溢れ、捨てることが当たり
前になっている」と指摘。世界の一部地域でいまだ深刻な飢餓が続く中、ドイツ国民の
多くは問題の存在にさえ気付いていないとして、食べ物ごみの減量キャンペーンを進め
る考えを示した。