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2012-02-23 00:02:00
不況で低迷する米国飲食業界の中で、唯一「ファースト・カジュアル」と呼ばれる業態が快調だ。市場調査会社「テクノミック」によると、ファースト・カジュアルがファーストフード市場に占める割合は10年前の5%から現在は14%(270億ドル)に達し、今後5年間は年率8%の伸びを予測している。
ファースト・カジュアルはファーストフードと同様の限定サービスで、平均客単価は9ドル未満、テイクアウトが多い店舗システムだが、まだ進化を続けており、全タイプの飲食店に大きな影響を与えている。業態としてはファーストフード(限定サービス)に分類されるが、いくつかの側面でフルサービス・レストランと激しく競合する。
フルサービスもファーストフードも、顧客ニーズ対応に成功したファースト・カジュアルに習ってコンセプトの見直しをしている。消費者からすればレストラン分類が不明瞭になるため、業界内では競争が激化するだろう。
【ファースト・カジュアルのアピールポイント/10項目の「F」】
- Food quality・・・・・・・・・食品の品質
- Fine ingredients・・・・・・・上質な食材
- "Fitter," wholesome food・・・健康に良いメニュー
- Fresh・・・・・・・・・・・・・新鮮
- First-rate decor・・・・・・・・一流の内装
- Fair price・・・・・・・・・・・公正な価格
- Fast service・・・・・・・・・ファーストサービス
- Friendly employees・・・・・・フレンドリーな従業員
- Flexible offerings・・・・・・・フレキシブルなメニュー
- Full-view preparation・・・・・オープンキッチン
※2012年1月27日 Meatingplace.com