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2011-11-19 22:14:00

回転ずし「寿司(すし)めいじん」をチェーン展開するめいじん(本社・大分市)は来春、中国に出店する。海外進出は初めて。人口減で国内の外食市場が縮小していく中、経済発展を続けるアジアの巨大市場を開拓することで、さらなる成長を目指す。

 出店先は上海、天津といった大都市にあるショッピングモールの飲食店街に絞り込んでいる。ターゲットは中国人の大衆層。100円均一で支持されている国内店舗のノウハウを生かしながら、現地の需要に合わせた価格設定やメニュー構成、店舗レイアウトにする。
 屋号は「寿司めいじん」を中国語読みしたものになる。年内に現地法人を設立して、複数の店舗を来春以降にオープンさせる計画。
 一方、国内への出店も積極的に継続する。中国の店舗で得る新たなノウハウを逆輸入して、競争が激しい日本国内の店舗の活性化にもつなげたい考え。
 回転ずし業界では、全国展開する大手チェーンが12月に韓国・ソウルに初出店を予定するなど、海外進出の動きが活発化しつつある。
 木須信浩社長は「商習慣も違う中国市場の厳しさは理解している。進出した企業の成功・失敗例を詳細に分析し、現地の人に受け入れられる店、商品を提供していく」と話している。

<ポイント>めいじん
 寿司めいじんは県内12店舗をはじめ、福岡、佐賀、山口などに計27店舗がある。焼き鳥専門店「鳥ざんまい」なども展開し、2009年度の売上高は50億円。

http://www.oita-press.co.jp/localNews/2011_132131924925.html