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コンビニでも日本は周回遅れに。中国の最新「無人コンビニ」レポ
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コンビニ業界の知られざる裏側を、内情に詳しいライターの日比谷新太さんが詳細にレポートする当シリーズ。前回の「最新技術を活用した新たな取り組み」に続いて、今回ご紹介するのは中国全土で増えているという「無人コンビニ」の現地レポート。人手不足の問題を抜本的に解決する手段として注目を集めている無人コンビニですが、実際にはまだまだ問題点が多いものの、そこには明るい未来が開けていると日比谷さんは語ります。
中国全土に増殖する無人コンビニ
コンビニ経営の大きなリスクの一つである「人手不足」と「人件費高騰」。これらの問題を解消すべく、前回の記事でも取り上げたローソンの「レジロボ」や「深夜時間帯の無人化」など、各社様々な取り組みを行っています。
そんな日本のコンビニがチャレンジしている「無人化・省力化」ですが、その先端は中国に存在しており、すでに「無人コンビニ」が稼働しています。今回は実際に訪れたという方に、その時のお話を聞くことができました。
その方が訪れたのは、上海にあるという無人コンビニの実店舗『Auchan欧尚 minute』。コンテナBOXを改良した、約6坪程度の狭い店舗です。当チェーンではこのような無人コンビニを、2017年中に750店舗を目標に建てているとのことでした。
実際に利用して分かった問題点とは
入店する前には、専用の会員アプリを手持ちのスマホにダウンロードする必要があります。そのアプリ画面を店舗の入口にある読み取り機にかざすと、店内に入ることができます。
同店舗の前身「Bingo Box」の紹介動画
店内の品揃えは、菓子・カップラーメン・ペットボトル飲料・酒類・日用雑貨類などが中心で、それらも必要最低限に絞り込んで陳列されていたとのこと。正直なところ、品揃えには魅力はあまり感じられません。
利用者は店内で商品を選び、無人のレジで決済をします。実はこの店舗がリリースされた当初は、複数のICタグを一気に読み込めるRFID方式を用いたレジ決済だったそうですが、現在は商品一点一点をスキャナに通すセルフレジに変更されていたとのことでした。
購入する商品をスキャンした後は、中国の電子マネーである「ウィーチャットペイ」「アリペイ」で代金を支払います。なお、現金は全く使用できません。ちなみにセルフレジの防犯対策は特にされてないようで、商品スキャン数を減らしてもアラートは鳴らなかったとのこと。レジ横にある重量機も稼働していなかったそうです。
店外に出る場合は、出口横に設置されている読み取り機にアプリの会員画面をスキャン。すると、出入り口の鍵が開けられるようになっています。