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2017-07-26 22:53:00

フランス農業・農産加工業・林業省は、今年のワイン生産量が推定376万2,800キロリットルとなり、前年比17%減少するとの見通しを発表した。今春に厳しい霜やひょうに見舞われた影響で、過去5年平均と比べても16%減少する見込み。同じく霜が原因で不作だった1991年よりも低水準になる恐れがあり、2017年は記録的不作の年となりそうだ。
霜による影響を最も受けた地域は、ボルドーや西部シャラント(Charente)、北東部のアルザス(Alsace)やジュラ(Jura)など。一方、ひょう被害はブルゴーニュやボジョレー、南部ラングドック(Languedoc)に及ぶ。
種類別に見ると、ブランデー「オー・ド・ヴィ」は53万6,700キロリットルと、1年前から31%落ち込む見込み。原産地呼称保護ワイン(AOP)は12%減の184万5,400キロリットル、地理的保護表示ワイン(IGP)は15%減の108万9,000キロリットルと、いずれも2桁の下落が予想されている。
なお今回の試算は速報値で、通常8~10月を予定する収穫までの天候状況により、修正される可能性がある。[環境ニュース]